2017年10月18日

池の下・葵上/班女)稽古スタート



稽古初日。
このメンバー、4人の俳優と長野さんで三島の世界をお見せします。

光/吉雄役の平澤瑤さんだけが初対面でしたが、会ってみて納得。
池の下の前回公演である実加さんと平澤さんのふたり芝居「アガタ」はとても面白かった。


今日は本読みだけだったが、続けて音にしてみて、2作品を同時上演する意味があることがわかった。上演順は知らないが、ふたつの物語を続けて見ることで、もう一方の作品の解釈の助けにもなるというか、補完しあって、世界が広がると感じた。決して「これが正しい」と押し付けるのではなく、ああそうか、と、観客それぞれに気づきがあるような広がりかたを助けてくれそう。

そして、個人的には俳優に専念して物語に没頭できることにわくわくしている。
久しぶりな感覚。

方向が間違っていれば演出がちゃんとただしてくれる、共演者もちょっとやそっとでは困った顔しないだろう、と信じられる。
例えるなら、気にせず大声を出していいんだよ!と言われたみたいな感じ(笑)

誤解があるかもしれないから注釈しますが、
近年の作品の座組も演出家もちゃんと力があって、信用できる人たちです。
けど今回はちょっと特別。特別というのは技術の話ではなくて、相性とか感覚の話。

長野さんの作品を見て「ああそうだよね」とか「そこはそうするよ」と感じることがたくさんあった。
(先に書いた「アガタ」がまさにそうだったので、長い感想メールを送ったのを覚えている)
だから麻人楽をやるにあたって質問して、参考文献を教えて頂いたりもした。

実加りんとは、出会った頃から同じものを持っていたり、打ち合わせたみたいに同じ色の服を着てたり「前世からの因縁があるのかねえ」ってふざけて言うくらい奇妙なシンクロをすることがあった。
長野さんは、そういう符合を引き起こす人なのだと思う。
普段いない場所(しかも道を間違えたハプニングのせいでわたしはその時間そこにいた)でばったり長野さんに会ったこともある。
今日も長野さんの発言で、わたしと実加りんがついこないだ話したような内容が出てきた。

実加りんが「個人的に、いまがこの作品をやるのにベストタイミングだなと思う」と言ったように、わたしも個人的な理由で、なるほどいま「班女」が来たか、と感じていた。
初めて「班女」をやったのは8年前。あの時には知らなかった感情をこの数年に味わった。
平穏を装ってたけど振り返ればそこから数ヶ月は確実に精神の調子が普通じゃなかった、不覚にも骨折するくらいには(笑)。骨はくっついたけど、折れる前には戻らない。わたしも違うものになったでしょう。

自分が演出する場合は当然、演出の視点でいる時間は多い。
共同製作の感覚であれば、演出でなくてもそう。
俳優だけやればいい時でも当然バランスは取る。客観の視点や俯瞰で共演者を見ながら作る。普段の生活で空気を読むのと同じで、俳優も、その世界で生きるために空気を読む。

でも今回は「そんなに空気を読まなくていいよ」って、身を委ねていいんじゃないかって思っている。
作品自体、世間から隔絶された一室で起こる物語で、あの人たちに世間体とか関係ない。

結果は、2ヶ月ほど先の絵空箱で。
どうか、楽しみにしていてください。

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池の下 第25回公演「葵上/班女」

作:三島由紀夫(「近代能楽集」より)
演出/美術:長野和文

●日程:12月14日(木)〜17日(日)
14木 19:00
15金 19:00
16土 15:00/19:00
17日 15:00

●劇場:絵空箱(有楽町線「江戸川橋」駅 徒歩2分/東西線「神楽坂」駅 徒歩9分)


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2017年10月15日

告知)2017/12/14-17 池の下 第25回公演「葵上/班女」に出演します

青蛾館で2013年2月に寺山修司「犬神」、7月に岸田理生「吸血鬼」でご一緒したふたり、
池の下主宰で演出家の長野和文さん、そして9月の事務所公演にもご参加いただいた稲川実加さんと、
三島由紀夫作品に挑みます。


わたしは2009年に「班女」を朗読したことがあります。
池の下は過去に「IKENOSHITA MISHIMA PROJECT」と題して三島作品を連続上演しており、
「葵上」「班女」も何度か上演しています。

稲川実加さんは麻人楽で何度も、わたしの妹や母など、血族の役を演じていただいていますが、
それは2013年の 青蛾館「吸血鬼」の姉妹役あっての感覚なのです。そしてその演出が長野さんでした。
今年の夏はなぜかわたしの嫁役(「犬神抄_h」と舞台芸術創造機関SAI「無題」)が続きましたが(笑)、
9月には「吸血鬼」で姉妹に戻れたので、きっと「班女」もうまくいくでしょう。

三島由紀夫は大正14年生まれ。寺山さんより10歳年上だけれど、同時代に活躍した人です。
「班女」「卒塔婆小町」「綾の鼓」でしか体験していない三島ですが、長野さんの三島がどんなものか、楽しみです。


池の下 第25回公演「葵上/班女」





作:三島由紀夫(「近代能楽集」より)
演出/美術:長野和文

◆IKENOSHITA MISHIMA PROJECT
このシリーズは池の下が展開する三島由紀夫作品の上演プロジェクトです。
2008年よりスタートして、上海のアジア太平洋地域演劇祭、富山県利賀芸術公園SCOT Summer Seasonなどで上演されました。
今回はキャストを一新して近代能楽集より「葵上」と「班女」を新たな演出で2作品同時上演いたします。


●キャスト/スタッフ
出演:稲川実加、こもだまり(昭和精吾事務所)、平澤瑤、芹澤あい

照明:安達直美
音響:高沼薫
舞台協力:田中新一(東京メザマシ団)
制作協力:潮田 塁
宣伝美術(写真):原久路「バルテュス絵画の考察」より: A Study of "The Room" cHisaji Hara
企画制作:池の下

●劇場:絵空箱(有楽町線「江戸川橋」駅 徒歩2分/東西線「神楽坂」駅 徒歩9分)

●前売3,500円 当日4,000円(1ドリンク代含む)
※チケットは10月1日より販売中

●池の下 劇団チケット申込み
https://ssl.form-mailer.jp/fms/eab05c5971998

●カンフェティ チケット予約
web:http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=41582&
TEL:カンフェティチケットセンター 0120-240-540(受付時間 平日10:00〜18:00)
※セブンイレブンの発券手数料がかかります。

●イープラス http://eplus.jp

●日程:12月14日(木)〜17日(日)
14木 19:00
15金 19:00
16土 14:00/19:00
17日 14:00

●劇場:絵空箱(有楽町線「江戸川橋」駅 徒歩2分/東西線「神楽坂」駅 徒歩9分)続きを読む

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mari_air at 00:00|PermalinkComments(0)演劇・舞台 

2017年10月14日

昭和精吾事務所 2017新物販通販開始のお知らせ

9月公演会場で発売しました物販、
昭和精吾三回忌 小冊子「空は本」と、音源「われに五月を第二章」の通販が開始しました。

事務所サイトのGOODS枠にて承ります。


【お詫び】
昭和精吾舞台音源02「李庚順」が会期中に在庫切れとなってしまい、ご迷惑をおかけしました。
ただいま増刷中でございますので、いましばらくお待ち下さい。
ご愛顧誠にありがとうございます。




以下の二点、本日より通販受付開始です。


===================
S_06■三回忌 追悼小冊子『空は本』※ミニ映像付き
===================
1,000円/2017.9.29発売

昭和精吾三回忌にあわせ、2017年9月公演で発売した追悼小冊子。
2013年「くらま天狗」のDVD-R付。





《内容》※敬称略フルカラー8p(210×195mm)
・昭和精吾最後のコメント(再掲載)、過去写真
・ゆかりの方々による寄稿(追悼コメント)
・事務所メンバーのコメント






【コメント寄稿】
佐々木英明氏(寺山修司記念館館長・詩人)
蘭妖子氏(元 演劇実験室◉天井桟敷/女優)
高田恵篤氏(元 演劇実験室◉天井桟敷/演劇実験室◉万有引力 俳優・演出家)
未唯mie氏(歌手・女優)





===================
S_07■寺山修司作品 音源03「われに五月を 第二章」
===================
1,500円/2017.9.29発売

《内容》
詩/寺山修司 原曲/J・A・シーザー 演奏/西邑卓哲(FOXPILL CULT) 



「人力飛行機のための演説草案」語り:イッキ
「日本自殺考」語り:こもだまり
「われも母の子」作曲・歌:西邑卓哲(FOXPILL CULT)


新体制の初音源。すべて西邑の生伴奏による同時録音。
※CD−Rです。


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mari_air at 00:00|PermalinkComments(0)昭和精吾事務所 

2017年09月30日

われに2017)麻人楽11『血系譜』〜岸田理生「吸血鬼より」〜クレジット

昭和精吾事務所「われに五月を 第二章 -血系譜-」の中で上演した麻人楽音楽劇。
クレジットを記載します。



音楽劇『血系譜』
〜岸田理生「吸血鬼」より(22分ver.)

2017年9月29日(金)・30日(土)渋谷・サラヴァ東京
[構成・演出]こもだまり [音楽・映像]西邑卓哲(FOXPILL CULT)



[出演]
毒 子  : こもだまり
薬 子  : 稲川実加
避雷針売り: 麻宮チヒロ(舞台芸術創造機関SAI)
蛭 子  : 左右田歌鈴
デンキ  : 鋤柄拓也

[声の出演]
短 歌: イッキ(昭和精吾事務所/アクロス・エンタテインメント)
女村長: Kaya ※特別出演

[演奏]
西邑卓哲(FOXPILL CULT)

===
[使用楽曲]
すべて 曲/西邑卓哲(FOXPILL CULT)・歌/麻邑楽(こもだまり×西邑卓哲)
蕩揺 詞/こもだまり
※以下書き下ろし新曲
越境(inst.)
避雷針(inst.)
sort 詞/寺山修司
血系譜 詞/こもだまり


[スタッフ]
音響:飯塚ひとみ
衣装[「血系譜」毒子・薬子]・美粧監修:左右田歌鈴
記録映像撮影:大内晋次・沢辺雅也・島津健
協力:理生さんを偲ぶ会・宗方駿・雛涼子
短歌:寺山修司


(大内晋次さんの撮影してくれた初日の映像より、本番の様子を紹介)

















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『われに五月を 第二章 2017 -血系譜-』クレジット



今年も数々のご支援に支えられ、無事に本番を迎え、そして終えることができました。

当日の様子は改めてレポートを書きますが、ひとまずお礼を。
立ち会ってくださった皆様、応援してくださった皆様、
そしてお力を貸してくれた皆様、本当にありがとうございました。





昭和精吾 三回忌
2017/9/29・30「われに五月を 第二章 2017 -血系譜-」 渋谷・サラヴァ東京
[作]寺山修司 / 岸田理生「吸血鬼」 [音楽]J・A・シーザー
[構成・演出]こもだまり [音楽統括・映像]西邑卓哲(FOXPILL CULT)






[出演]
こもだまり(昭和精吾事務所)
イッキ(アクロス・エンタテインメント/昭和精吾事務所)
西邑卓哲(FOXPILL CULT)

麻宮チヒロ(舞台芸術創造機関SAI)
左右田歌鈴
稲川実加
鋤柄拓也

[特別出演]
Kaya  ※声の出演


【セットリスト】



0.短歌掛け合い -燃ゆる頬 森番 海の休暇 麻宮チヒロ×左右田歌鈴

[第一部]
1.くらま天狗 〜「邪宗門」より(2013映像)昭和精吾
2.短歌十首-暴に与ふる書 こもだまり
3.恐山和讃 イッキ
4.長編叙事詩・李庚順 イッキ・こもだまり



5.とびたいひとにはとびかたを教えます 左右田歌鈴
6.永山則夫への70行  麻宮チヒロ
7.日本自殺考 こもだまり×西邑卓哲(演奏)
8.銀幕哀吟 + 少年航空兵の背理 こもだまり(歌)×西邑卓哲×(演奏) + 鋤柄拓也×麻宮チヒロ
9.われも母の子 西邑卓哲(歌・演奏)
10.人力飛行機のための演説草案 イッキ×西邑卓哲(演奏)



[第二部]
11.麻人楽-matra-音楽劇『血系譜』 -岸田理生「吸血鬼」より ※別途詳細記載
12.アメリカよ イッキ



※「短歌掛け合い」構成:佐々木英明
※「銀幕哀吟」作曲:朝比奈尚行(時々自動)
※「血系譜」
 原作:岸田理生「吸血鬼」
 出演:こもだまり・稲川実加・麻宮チヒロ・左右田歌鈴
 声の出演:イッキ
 声の出演:Kaya ※「血系譜」特別出演
 
(「血系譜」については、別途、役名なども含めクレジットなど記事を書きます)


【予告篇】※直前に公開したCM


ーーー

[スタッフ]
音響:飯塚ひとみ
照明:サラヴァ東京
衣装[「血系譜」毒子・薬子] ・美粧監修:左右田歌鈴
運営協力:倉垣吉宏(舞台芸術創造機関 SAI)
受付:渋谷翼(舞台芸術創造機関 SAI)・常盤美妃(舞台芸術創造機関 SAI)
フライヤーデザイン・CM製作:西邑卓哲(FOXPILL CULT)
記録映像撮影:大内晋次・沢辺雅也・島津健
製作:昭和精吾事務所


[協力]
(株) テラヤマ・ワールド/寺山修司記念館/理生さんを偲ぶ会/演劇実験室◉万有引力
/犬神サアカス團/シアター POO /佐々木英明/宗方駿/朝比奈尚行(時々自動)
/舞台芸術創造機関 SAI / (株) アクロス・エンタテインメント/なめくじ劇場
/ FOXPILL CULT /麻邑楽

[感謝]
池の下/ユニット R /青蛾館/虚飾集団廻天百眼/劇団 3○○/月蝕歌劇団
高田恵篤/蘭妖子/未唯 mie /森崎偏陸/稲葉憲仁/藤田幸也/鎌田かほる



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2017年09月19日

われに2017)昭和精吾三回忌 追悼小冊子『空は本』コメント陣発表

2015年のお別れ会で出した追悼冊子『昭和の精神吾にあり』でコメントをいただきそびれた方々が
「書くよ」と言ってくださったので改めてお願いいたしました。
天井桟敷や寺山さん公演で共演したかたたち・・・昭和さんの人徳ですね。


と、一足先のお知らせで書きました件の発表です。

◉会場販売新物販 第一弾! 

S_06■ミニ映像付き小冊子『空は本』
1,000円/2017.9.29発売





《内容》フルカラー8p(210×195mm)
・昭和精吾三回忌 追悼企画の小冊子。
・昭和精吾の写真と、ゆかりの方々による寄稿。
・昭和精吾の舞台のワンシーン(一編の詩)のDVD-R付(初の映像販売)



【コメント寄稿】
佐々木英明氏(寺山修司記念館館長・詩人)
蘭妖子氏(元 演劇実験室◉天井桟敷/女優)
高田恵篤氏(元 演劇実験室◉天井桟敷/演劇実験室◉万有引力 俳優・演出家)
未唯mie氏(歌手・女優)





===================

既存の物販も会場にて販売いいたします。

☞詳細はこちらにて
http://www.osk.3web.ne.jp/~nanten/showa/s_goods.html

昭和精吾の映像は、いずれきちんとした形で販売したいと思っておりますので、
いましばらくお待ち下さい。

ほかにも少し、なにかするかもしれません。


ところで、これを作るために2015年に出した冊子の自分の文章を見たら、
編集中に文章を組み替えたせいでマジックが起きて、自然に年齢詐称しててびっくりしました(笑)

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mari_air at 22:00|PermalinkComments(0)昭和精吾事務所 

われに2017)掲載情報(9/19読売夕刊ほか)・物販情報など

最近のもろもろのお知らせまとめ。

===================

◉あけて本日、19日の読売新聞夕刊シティライフ枠(東京版)に公演情報掲載。

昭和さんと寺山さんの名前と公演タイトル等のみですが…新聞!
(出演者名は載せない決まりだそうで(笑)、新聞に名前載りそびれました。残念!)

===================

テラヤマワールド(寺山修司著作権管理)のサイトに公演情報掲載。


かねてよりお世話になっておりましたが、青森の市街劇では多大なる活躍の笹目浩之氏のテラヤマワールドのサイトに8月より掲載していただいております。いわば寺山修司関連情報の公式サイトです。ここに掲載していただいて以降、アクセスが増えました。ありがたきことです。


また、うちの情報と並んでいるこちら。
この冬公開予定の寺山修司ドキュメンタリー映画には、昭和の姿も写っているそうなので楽しみです。(初号試写が公演直前のため伺えませんが、チラシを配布していただけることになりました)

===================

◉会場・サラヴァ東京のマンスリースケジュール9月号の表紙を飾る。



 

===================

◉昭和精吾三回忌の追悼小冊子「空は本」ほか、会場にて新物販、発売決定。
豪華コメント陣を本日夜発表。




2015年のお別れ会で出した追悼冊子『昭和の精神吾にあり』でコメントをいただきそびれた方々が
「書くよ」と言ってくださったので改めてお願いいたしました。
天井桟敷や寺山さん公演で共演したかたたち・・・昭和さんの人徳ですね。


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mari_air at 12:00|PermalinkComments(0)昭和精吾事務所 

2017年09月14日

われに2017)麻人楽『血系譜』ロケ


早朝から日没までのロケでした。
ペットボトル紅茶はミルクティ派だったけど、最近午後の紅茶ストレートにはまっている。

前日、衣装相談。歌鈴が頼もしい。ちゃんと提案もし、作業の具体的なことを言うので安心。
(スケジュールとか予算とか含め)



わたしの絵コンテ(上の写真)付き解説をみて、西邑さんが撮影プランを描いてくれる。
西邑さんは当日、監督と現場監督とカメラマンと力持ちと照明と・・・とにかくなんでもかんでもやることになる。行楽におけるお父さんくらいの大変である。
歌鈴はカメラ回る前に粉叩いてくれたり(メイクなおし)、前髪直してくれたりする。まるでおかあさんである。
頼り甲斐のあるメンバーである。


当日、朝「起きました」などとLINEにて続々報告が。みな優秀!
ホームで「卒塔婆持ってる人ほかにいないと思ったんで」とチヒロに発見される。
池袋で西邑さんと合流。電車の中で打ち合わせしたら、西邑氏は仮眠に入る。
思いのはいつものことだが長物の運搬が困難である。
車内から向かいのホームに見える人たちが、むっちゃみてくる。そりゃそうですよね。

このあと現地でも「なんの撮影?」「イベントあるの?」などむっちゃ話しかけれられるのだった。

皆、早起きが過ぎて、ハイテンション。中でも(ほぼ寝ずに衣装のいろいろをしてくれたらしき)歌鈴の様子がおかしく「こもださん!おはようございます!みかさん!おはようございまーす!」と最寄りのコンビニに着くまで歩きながらずっと高らかに挨拶していた(笑)


歌鈴が自分くらいの大きさの袋(!)を持って登場して全員集合。
ひとり増え、またひとり増え・・・ついに5人の仲間が集まった(イメージ図)。


鬼退治に行くんだろうか。旗印が「新・生パスタ」なのが気になるが。

朝食&軽食を買い、腹ごしらえをしていざ!


天気がすこぶる良く、暑くてまぶしくて過酷な撮影だったが、「楽しいー!」とみんなが言ってたのが救い。わたしと西邑さんは去年もここで撮影してるんだけどその日は雨だったから、かなりイメージが違う。
でも「撮影場所がきれいな場所だと、仕事だけどバカンス気分も味わえていいな…」とそのときと同じことをまた思った。

通りすがりの三人のおばさまがたと「月末に寺山修司の公演があって」「あのかたもう亡くなったわよね」「30年以上前です」としばしお話ししてたらチラシを所望されてお渡ししたり。

絵コンテ・字コンテはあるが、その場に合わせて考えていくので、
撮り忘れたり、予定以外のいいのが撮れたり。

(撮影中の西邑氏とチヒロ氏と飛行機)

「幻視」シリーズ(双子なのでおもに「幻夢」)に繋がるイメージで撮影となる。
西邑さんがひとりロケハンしてくれてる間の荷物番の時間には、台詞合わせ千本ノック。
これは思いの外よかった。稽古場と違う環境で台詞を言うことで発見が多く、撮影にもいい影響があったと思う。

それにしても虫除けしたのにたくさん蚊にくわれた。撮影中はしばらく動けない時があるので、いい生贄である。(吸血鬼の話なのに…たくさん血をあげてしまった)
しかもついこのあいだ、『足の裏を殺菌すれば蚊に食われない』って情報を聞いたばかりなのに忘れてた!



あんまり出しちゃうとお楽しみが減ってしまうかもなので撮影の一部ちらりと。
大荷物(笑)




みかりんはすっと役に入るので、映像取る時にいてくれると重宝する。
(相手役として入りやすい)
チヒロも歌鈴もスタッフ的な動きを率先してしてくれて、痒いところに手が届くというか、
撮影時には衣装着用なことと、撮ってるものに集中するからか
演出のわたしの物事に対する処理速度の落ちてる。
痒いとこまで手が伸ばせなかったり、なんなら痒いのに気づかなかったりしてる。
そんなわたしをたくさん助けてくれた。

この日は西邑さんはスタッフモードなのでとにかくなんでもかんでもいろいろしてくれて、
ものすごく日焼けしていた・・・半袖の・・・



楽しみにしていてください。

麻人楽『血系譜』〜岸田理生『吸血鬼』より〜は
昭和精吾事務所『われに五月を』第二章 -血系譜-にて上演。

詳細はこちら。
9/29〜30 渋谷・サラヴァ東京にて
http://bit.ly/201709z





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2017年09月13日

われに2017)撮影準備中

麻人楽の新作『血系譜』のための、明後日の撮影に向けて準備中。

麻人楽でもう何度も撮影をしているのに、初めての岸田理生作品で勝手が違うのか、なんだか時折、とてつもなく頭がショートする。

そんななか、歌鈴ちゃんは衣装面でいろいろアイデアと資材を出してくれて、
実加さんは作品解釈のヒントをくれた。
すっきーも、実加さんと同様、青蛾館の『吸血鬼』で共演しているから「前はこうだったけど今回はこうですね」みたいな感想が発見につながってありがたいし、
西邑さんは撮影の段取りを考えてくれている。
イッキさんは録音で出演してくれるし、
チヒロさんは倉垣さんから小道具を借りてきてくれた。
などなど、皆に助けられながら進んでおります。

わたしの好む理生さんの作品群は、宗方さんによると中期の作品だそうだ。強く、自分で歩む女性が描かれていることが大きな魅力のひとつ。その、本能や情念が前面に現れた、極めて女性的な物語に密かに、でも確実に潜む理性。それが岸田理生なのだと思う。
そんなわけで、『吸血鬼』に描かれている通り、熱い血と冷たい体で立ち向かいたいと思います。

そうか。
寺山さん作品と、理生さん作品を同時にやっているから頭がショートするのか!!納得!



絵コンテ集。

公演詳細はこちら
9/29金・30土 渋谷・サラヴァ東京にて
http://bit.ly/201709z


麻人楽 音楽劇11『血系譜』ー岸田理生「吸血鬼」よりー

構成・演出:こもだまり(昭和精吾事務所)
音楽・映像:西邑卓哲(FOXPILL CULT)




出演:こもだまり・稲川実加・麻宮チヒロ(舞台芸術創造機関SAI)・左右田歌鈴・鋤柄拓也
音声出演:イッキ(昭和精吾事務所/アクロスエンタテインメント)

協力:理生さんを偲ぶ会・宗方駿・雛涼子


公演CM


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2017年09月01日

8/29情報まとめ)昭和精吾事務所 われに五月を第二章 2017-血系譜-

昭和精吾事務所 次回公演
「われに五月を」第ニ章 2017 - 血系譜 -

作:寺山修司 / 岸田理生「吸血鬼」
音楽:J・A・シーザー

2017.9.29(金)30(土)
渋谷・サラヴァ東京




CM(2017.8.29公開)



寺山修司の詩や短歌、戯曲、批評とさまざまな言語を声にし、語り/叫び続けてきた演劇実験室◎天井桟敷 伝説のアジテーター・昭和精吾。
深い声と叫びを混在させる語りは[ファナティック]と形容された。2015年秋、没。

昭和精吾事務所は、昭和と20年近く共に活動し、魂を継ぐ俳優=こもだまり・イッキの二人を中心とした新体制で2016年活動再開。師のレパートリー継承のほか、映像音楽劇「麻人楽」形式で音楽家・西邑卓哲の楽曲による新しい『仮面劇・犬神』の製作など新たな方向性も提示。寺山作品のほか、岸田理生戯曲の上演も決定。平成生まれを含む次世代と共に送る『われに五月を』第二章!


構成・演出:こもだまり(昭和精吾事務所)
音楽統括:西邑卓哲(FOXPILL CULT)






●タイムテーブル
9/29金 19:30
9/30土 15:00/19:30 以上3ステージ

受付開始:開演45分前 開場:開演30分前

●チケット
8/12 AM10:00前売開始!

チケット取扱:昭和精吾事務所・e+・サラヴァ東京

☞チケット総合案内ページ
http://bit.ly/201709ts

(1人1drink別途)
前売 一般3,500円+1D
当日 一般4,000円+1D

事務所前売扱いのみ
★ペア券 6,000円+2D(@500円割引)
★U-23券 2,500円+1D(観劇時23歳以下の方対象/要年齢確認証提示)
※年齢が確認できない場合、差額を頂戴いたします。

※ご入場順は「事務所前売」→「プレイガイド前売」→「ご予約」→「当日券」となります。


[出演]

こもだまり(昭和精吾事務所)


イッキ(昭和精吾事務所/アクロス エンタテインメント)


[演奏・歌]西邑卓哲(FOXPILL CULT)



麻宮チヒロ(舞台芸術創造機関SAI) 


左右田歌鈴



稲川実加


鋤柄拓也


[スタッフ]
音響:飯塚ひとみ
衣装美粧監修:左右田歌鈴
運営協力:倉垣吉宏(舞台芸術創造機関SAI)
広告デザイン:西邑卓哲(FOXPILL CULT)
記録映像撮影:大内晋次、沢辺雅也、島津健
製作:昭和精吾事務所



協力:(株)テラヤマワールド/寺山修司記念館/理生さんを偲ぶ会/犬神サアカス團/舞台芸術創造機関SAI/ユニットR/(株)アクロスエンタテインメント/FOXPILL CULT/麻邑楽×麻人楽/なめくじ劇場/池の下/朝比奈尚行(時々自動)
感謝:演劇実験室◎万有引力/青蛾館/虚飾集団廻天百眼/idenshi195/佐々木英明/森崎偏陸/稲葉憲仁/藤田幸也/鎌田かほる


[劇場]
サラヴァ東京


〒150-0046
東京都渋谷区松濤1丁目29-1 クロスロードビル B1
TEL. 03-6427-8886
MAIL. contact@saravah.jp




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