開場直前のFOXPILL CULTのお三方。
「おにい(倉垣)が、今日は来られないけど巨人族によろしくって申しておりました」
「ご丁寧にありがとうございます。SAIもうすぐだもんね?」

この日はProxyonレコ発ライブでCosmo-ShikiとFOXPILL CULTの3マン。
KEVINさんは珍しく上下白。プエルさんは冬らしくニット帽にカーデガン(だけどインナーは子猫2匹のノースリーブで裸足に下駄)、モッチーもいつもとメイクが違う。
モッチーが「こもださんの声が入る頃にはむっちゃ気合い入るから」と言う。最近のライブ冒頭にかかる邪宗門の1曲目「鎖国した一寸法師」にはわたしの声が使われているのだ。そう言われると(実際は楽しく見ているだけなのに)お手伝いしてるみたいで嬉しいな。その頃舞台上ではシンバルが炎上している。「そっか、燃えてるしね(笑)」「そう、燃えてるね(笑)」

いつも応援してくれてるお客様が最前列で楽しそうに踊ったりしている。愛されてるなあ。
3マンで40分のロングセット。
この日の発見は、モッチーがコーラスするときにちょっと可愛い顔になること(笑)。音色(おんしょく)が対バンさんに合わせて打ち込み多めだからか、バスドラの音がいつもよりはっきり聞けた。そしてKEVINさんがギターを置いてハンドマイクで歌う曲もあって新鮮。
自由になりすぎてプエルさんに頭突きしに走った時、何か倒してた気がする、大丈夫だったろうか。ここの人みんな大型車なのに、車幅を把握できてないで暴れるからね。それが見ていて楽しいのも事実だけれど。

そして終演後はプエルさんのTシャツは女子に大人気で、KEVINさんは「ちゃんと寝てますか?」「モンスター(エナジードリンク)飲み過ぎですよ」と何人もに案じられていた。
Cosmo-ShikiもProxyonも初めてだったけど、楽しかった。
声のエフェクトの感じとか重ねかたとか、朗読に還元してすっごい頭が回った。
特にProxyonの後半でやったWボーカルの曲が好き。ふたりが掛け合いみたいに同じような言葉を歌うのが感じよくて、朗読の台本でもそうやって少しずらしをしたことを思い出して、ちょっと迷っていた企画の展開が見えた。そしてドラムのかたのお誕生日が翌日だそうで、レコ発とともに客席から祝われていた。めでたい。MCはそれ以外のメインボーカルの赤い髪の男子とベースの女子が務めているのだけど、絶妙な会話で微笑ましたかった。主に女の子がしゃべっていたのだけれど。
「あんたがしゃべらんから、ひとりでしゃべっとるみたいになるやろ?」(関西のバンドです)
「あ、はい」
というやりとりを見て
「髪の赤い人はあんまりMCしないって法則でもあるのでしょうか」と言うとKEVINさんは澄ました顔をした。否定はしないのか。卓哲さん(KEVINさん)といい藤宮さんといい…!

全編にわたり、少しも飽きることないライブ。見にいってよかった。
見たり聞いたりすことで元気をもらえる。ありがとうございました。

あ、FOXPILL CULT新譜『邪宗門』は、来年1月より全国流通が決まったので、一旦ライブ会場での取り扱いを中止するそうです。それ以前の音源は変らず販売中とのことです!