2/7の即興サントラ朗読 たくとまりと拓斗吉宏の「春と月」CMができました。(もう今週末!)
昭和っぽい作りになってます(昔のテレビとか、カラオケの画面みたい)。
主題歌「黒い鞄に乗せて」は、解散レコードの”略してスワンソン”のラブソング「黒髪ショートベイベー」が原曲です。どりいむさんこと花村時雨さんがボーカル(音源ではコーラスもどりいむさん)のこの曲が社長から候補として送られてきて、気に入って使わせてもらうことにしました。 本番でも歌います。フルコーラス。ぜひ会場に聞きにいらしてくださいませ。
「見世物地獄」とはだいぶ遠いところにある歌で、CM聞いた方に「どうしたのこのこもださん(笑)」みたいな言われようですが、今週はこの、白まり全開で突き進みます!

勢いで宅録してCM作ると言ったら、社長がコーラスしてくれました。CMは2分が限界だと思うので短くしていますが、二番までちゃんと歌詞はあります。

I love youとかbabyて歌うの初めてじゃないかな(笑)、もうね、甘い気分に浸かって楽しむしか。
たくとまりは実に恋のお話率が高いなあ。おにいと舞台ではそんな役やったことないのに(母息子とか、姉弟みたいな紅悦鞭棄とか、まあオトウサンオカアサンて役割はやったけども)。




『センセイの鞄』は30歳ほど年齢差があるセンセイとツキコさんのやりとりです。
日々のことを語るツキコさんの視点はたいせつな日々を記録する日記のようで、ちょうど記録とか手紙について考えていた時期のわたしは、書き残されたものは(書いた人の生死に関わらず)遺書の側面を持つのだなと思いました。
去年から遺書って言い出してるのでなんだか心配されているみたいなのですが、大丈夫です、とっても元気に生きてます(笑)。
一昨年の冬に近い人が急逝したので、意識がカットアウトされる時のことを考えざるをえなかったというだけです。
かといって悲観的になっているのではなくて、ただ、たとえば。
こうして最近なんやら記録や手紙の枠が広がってきていて、(少し前まで考えもしなかったことですが)歌詞を書いたり脚本を書いたりしていると、それはひとつひとつ、遺書の意味合いを帯びてるんだなあと思うのです。

言葉は、誰かに向けて(神さまとか、自分に、も含みます)発されるものだから。

題材を選ぶ時に、自分が口にしてもいいと思える言葉を選択するので、
たとえ自分で書いたものでなくても、やはりわたしが音にするものはわたしの遺書のひとつだと思います。ああそうか。歌詞を書き換えたのと全く同じだ。
社長の「黒髪ショートベイベー」の歌詞を「黒い鞄に乗せて」=ツキコさんが伝えたいことに書き換えた作業は、「センセイの鞄」を「春と月」に書き換えた作業と同じですね。俳優ってつくづく、人の言葉で人生を生きるんだなあ。
そんなわけで本番は、もうすぐ。
朗読「春と月」、そして主題歌「黒い鞄に乗せて」。
リンリ.主催イベントが素敵な夜になりますように。

歌詞、CMになってるとこだけ書いておきます。


「黒い鞄に乗せて」(CM版)作詞:こもだまり
原曲:略してスワンソン「黒髪ショートベイベー」作詞+作曲:Fujimiya/編曲:Dream 

口に出せずに恋をなくして ひとりになった 心細さに気付かぬ振りで 大人になった

なんで(そういうこと)するの(揺さぶるの) 涙(こぼれたら)解散してしまう

黒い鞄のあとを おくれて歩いてく あたたかな気配 無邪気な子供に還る
肩の触れる近さで ともに泣き笑い 素直に笑い合えたのは 春の魔法だから 


※ツキコ台詞
「センセイおやすみなさい。風邪が治ったら飲みましょう。温かいものをつまみに」
何百メートルへだてた場所にいるセンセイに話しかけた。いつまでも、いつまでも。

umm baby...  春の月夜に  umm... I love you so mach baby...


たくとまりと吉宏の出番は18:05〜18:30。
吉祥寺曼荼羅にてお待ちしております。
詳細→http://komodamari.blog.jp/20150129.html