稽古後打ち合わせに向かう(奇しくも身長同じの)麻邑楽の人とSAIの人。
おにいがギターケース持ってるもんだから、どっちがギタリストやねん、な風景。

麻邑楽として出演するSAIの稽古場にお邪魔した。
俳優としてでなくSAIの稽古場にいるのは、不思議な感覚。
倉垣おにいが「こもださんのいない稽古場ってなんか不思議だねって、弥生ちゃんと話してたんです」と言う。

このあと、俳優として出演するからこそ5月は麻邑楽の人として振る舞おうと、特殊な居方を選んだ。
俳優モードでは思いついたことをフィルターなしで口に出すので(SAIは全員でつくる共同演出の方針なので、そうしている)、共演経験のある俳優仲間は変な感じがするかも。声をほぼ発さないけど不満があるわけじゃないです。でもこの決意は習慣によって容易に揺らぐので、ゲスト用に出していただいた座布団にスカートで!正座で!座ることで、自分を律していた。
その日の稽古が細かいところを詰めていたからか、おにいが「正座させてしまう雰囲気ですよね」と申し訳なさそうに言ってきたけど、そうじゃないんだ!!ごめん!(笑)


稽古後は、実質的な打ち合わせとともに、「なんで麻邑楽を初日ゲストに指名したの?」と聞いてみたり。おにいは、5月と11月のライブを見てくれてて、麻邑楽が今回の作品に合う、と直感したらしい。だから作品に寄せるとかではなく、麻邑楽であればあるほどいいという結論で、なんかすっきりした。とはいえ影響はお互い勝手に出てくるだろう。他者の力というものを受けるのが、生きるということだ。

昼の部は一曲入魂。
夜の部は昼ver.+ミニライブで、夜は昼より数曲多く歌います。
道具も揃ってきて、初日に向けてぎゅっと集中していく時期だと思う。
彼らにとっては(5/4のゲストの八木さんと南ジュンは2日めの5/10も出演するし)何度かあるツアー公演のスタートにすぎないかもしれない。
だけど、麻邑楽の出演は、この日だけ。
大事な幕開きに、麻邑楽を信用してご指名いただいたことにしっかり応えたい。


「BORDERS」は「幻視」でわたしが考えていたことに繋がる部分があって、「幻視」は麻▼楽(麻宮チヒロ(TETRA。)と麻邑楽)とでやった演目だから、わたしはなんか勝手にしっくり来てて、行けるって踏んでいた。先週は卓哲さんのライブが立て続けにあったので、ひとりで見学に行った。砂々良からの帰り道におにいとLINEで会話してたら、ふたりともが一旦否定してた部分になぜか火がついて、思わぬ攻めの選択に。でも今考えるとこれしかないと思う。(その後、夜道を自転車漕ぎながら考え続けてて、さらなる思いつきに「あーッ!」って大声出して、工事現場の誘導のおじさまに「…気をつけて帰ってね」と優しく言われた。)でも時間がない。何ができる? そしたら朝方にターボ状態来て、…


…とか書いてたら、来たよさらなる新展開!
これも棚ぼたかなあ(笑) 地震による棚ぼた。今回の地震はSAI。
外圧と内圧のバランスで強度は生まれる。
どうか、楽しみにしていてください。

5/4のご予約はこちらにて。
https://okepi.net/torioki/booking_form.aspx?paid=74c2e0dc-f2b5-4ccf-a3a2-dff274c9c09b