駅からの道にすっぽんが居たから記念写真。
写真からは伝わらないけどかなりの強風。



2018.04.11(wed) 'tenderize’
会場:大宮 ヒソミネ

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リンリ.(Rekai・大島朋恵・こもだまり)

リンリ.公式 : rinnri.wix.com/rinnri


朝からものすごい風の日。大島さんより「強風で高崎線に遅れが出ています」速報が入る。
もしかして大島さんとこないだ「一曲め、強めの風が前方から吹いてる感じしませんか?」「します!」なんて話したせいかな?

会場でリハ。PAさん(190cmなので、舞台下にいても舞台上のRekaiさんより大きい)がすごくきちんと挨拶してくださったり、心地よい会場。床が絨毯なのが裸足の足にやさしい。
のち近所のファミレスで準備とごはん。おあつらえ向けの豆パスタ!


メイクし終えたらRekaiさんが「テンションあがる…わたしこもださんのメイクしたお顔好きです」と言ってくれたのでこちらもテンションあがる(ありがとうございます)。
爪は指定があったので、自然めな色。昔お誕生日に綾野アリスちゃんがくれたアナスイ。



20180411 リンリ.@大宮ヒソミネ セットリスト

light snow
huy(フユ)
きえる
黒色サロス
お別れの歌
新世界(※新曲)
マルイヨル










とにかく素敵な夜だった。
稽古の時間からそれはスペシャルなものだった。

初めてのお稽古の日、第一印象を大事にしようと(『神の雫』でいう所の「俺はいまこのワインを飲むことはできない。」の場面)歌詞は敢えて読まずに行った。もちろん前から知ってる大好きな曲も入ってるので、完全なまっさらじゃないけど、おねえちゃん(大島さん)とRekaiさんといる「その場で感じること」に重きを置きたくて、なるべく先入観を持たないでおきたかった。
楽屋がないので、と、冒頭の登場だけ段取って、あとはいきなり曲でやってみましょう、となった。
曲と声を聞きながら身を任せて踊っていて大島さんを見ると、なんにも打ち合わせてないのに、同じ感じになっている。それがなんども。共感ていうのかな、物語や感情を共有できている感じがした。

わたしが用事があったので二回通してその日は終わりで、あとでLINEで軽くすり合わせの作業をしましょう、と話してみたら、驚くほどにおねえちゃんとわたしの考えていたこと(音楽から想像していた世界)が合致している。帰り道にLINEのノートをみて手が震えた。
びっくりして返事がかなりの長文になってしまった。でもこの驚きは当事者の三人にしか伝わらないのかもしれない。
Rekaiさんの音楽が伝えてくるものが明瞭なのか、おねえちゃんの他者の気持ちに感応する力が強いのか、音や言葉に対する私たちの感覚が近いのか、ふたりがシンクロしやすい波長の持主なのか、理由はわからない。でも、まったく同じ言語で思考してる場面すらあったことがわかった。そこでやっと歌詞を読んで、改めて作戦を練る。聞くとはなしに聞いていた言葉がちゃんと影響していることがわかる。具体的な動きを決めるんじゃなく、仕掛けだけ相談した。

そんなわけで、本番が楽しみでしかたなかった。
みてくれたお客様からも「ふたりのシンクロに鳥肌がたった」という感想をいただき、伝わるんだなあと思う。

Rekaiさんのお客様が、ジャン・ジャンがあった頃にわたしを見たことがあると話しかけてくれたり、
SAIの横浜公演でおねえちゃんと共演した女優さんが来ていて、たくさん感想を教えてくれたり、
本番をみた方に「ふたりにダンサーの依頼することがあるかもしれません」と言われたり、出会いのある日だった。


衣装の白服。
 

私服は黒服。
 


こんなに形も違うのに双子みたいな感応を味わえた大島朋恵さん。
出会いが『鬼姫』の蘭と紅葉(母娘のような、同じ血を生きるものという関係でした)だったから、どうしても特別な人ではあるんだけど、またあたらしい大島さんの面を知ることができたし、違う次元で会話ができた気がする。



Rekaiさんの音楽と声は、はいりやすくて、安心して身を任せられる。
つらい感情を歌うものもあるから悲しくなったりするんだけれど、感情が激しく揺さぶられるのは、いい。

そして久しぶりにまったく声を使わない表現だったというのもあって、ひさしく使っていなかった回路がまた繋がったみたい。こころから、参加して、呼んでもらってよかった。
あの場を作ったすべてのものに、ありがとう。