秘境…?

大荷物+フルメイクで電車に乗って、『水鏡譚』フライヤー用撮影に行ってきました。
今回はシロも同行することになった(のにイッキさんが急遽行かれなくなった)ので、荷物の飽和確定。
荷物を事前に預かってくれたり、途中の駅で歌鈴ちゃんが待っててくれて持参の大トランクに荷物を入れて一緒に運んでくれたり(帰りも家の近くまで付き合ってくれた)、みんなに助けられました。
西邑さんは安定の、撮影機材で大荷物。





(左上参照、これが2017年に卒塔婆を持ってロケに行った時の飽和状態。荷物の重さによる疲労で終盤は歌鈴りんが大荷物背負って眠りながら歩いてたっけ…)

そんな歌鈴さん、今回も美粧監修としてメイクと衣装のバランスを見てくれてます。
着物のコーデはわたしがするけど、「帯どっちかな?」とか「これだと色味かぶりすぎかな?」とか質問すると答えてくれるので安心。撮影中も鏡と櫛を持ってて、前髪の乱れを直してくれたり、みんなのきれいを作る係。







ひさつさんは、初めての共演で演じたのが敵国の王子と王女(ロミジュリ構造ですね)、出会い方が違えば分かり合えたかもしれない、という二人でした。
今思えば、脚本に具体的にそういう設定が書かれていたわけでもないのに、なぜ私たちはそう感じてそう演じたのかしらね。きっとひさつとだったからだね。
今回、青年・明役、いったい誰にお願いすべきなの…って悩んでたらある日偶然が重なってLINEで会話してる間に天啓。袴姿のひさつの姿が浮かんで「イケる!これイケるよ!」と自宅で叫んだのでした。引き受けてくれてよかった。撮影の待ち時間に『草迷宮』(寺山さん・理生さん共同執筆の映画版脚本とリオ版戯曲と)をずっと読んでいた。和装で本を読む青年、いいね。



ダンサーとしての出演となる岬花音菜ちゃん。前夜に衣装プランと役柄のイメージを伝えたら、「使えそうなもの持っていきます」ってたくさんの小道具や帯やヘアメイク案を持ってきてくれた。
さっそく少し、踊っている映像も撮らせてもらった。いいね!




昭和精吾事務所の撮影は、照明とカメラの設定含め西邑さんがしてくれる。西邑さんが被写体の時だけわたしが撮る。FOXPILL CULTと麻人楽映像を共同で撮影してた頃から交代で撮ってきたから自然にそういう役割分担になっている。
(下のはひさつさんがまりカメラ奮闘中に横から撮ってくれてた写真だと思う、ありがとう)


写真の端々でお気づきのかたもあるかもですが、去年の「七七火-なななぬか-」と通じる世界観なので、
去年出ていた着物や帯が再び採用されています。歌鈴とわたしは前回の衣装を一部引き継ぎ。西邑さんの衣装は同じ。髪が赤くなったから結果的に同じくらいマイナーチェンジされて丁度いいね。


せっかくビジュアル作ったので、映像もすこし撮ってきた。
西邑さんとわたしで撮影指示しながら「お!」とか「いいじゃないですかー」「いいね!」って言うもんだから、
「カメラマンってほんとに『いいね!』って言うんですね」と言われるくらい、いい感じの撮影でした。

あと、わたしのツイート内に写真があるんだけど今回、題字(タイトル)も筆文字で書いてもらいました!
フライヤーたのしみ。


水鏡譚まで、あと2ヶ月。

6/25-27 昭和精吾事務所「水鏡譚」こまばアゴラ劇場
http://bit.ly/skt_z