2022年2月の出演作は、キャラメルボックスの20年前以上前の作品「あなたが地球にいた頃」。

今、アングラ劇団の代表をしている私からは想像できないかもしれませんが、演劇を始めた高校時代はキャラメルボックスの作品をたくさん見て、上演もしていました。
全国大会出場の作品は別役実作品でしたが、卒業公演は『不思議なクリスマスのつくりかた』。


去年末、実家の片付けをしていて、昔の手紙束の中から成井さんにいただいたお手紙が見つかりました。




すっかり忘れていたけれど、このタイミングで見つかるって偶然にしては出来すぎてる!と嬉しくなりました。プロデューサーの箕輪さんも喜んでくれたし。


高校で演劇にはまった私は、大学でも演劇サークルに入ります。
知らずに入ったんですが、その「てあとろ50(フィフティー)」は、キャラメルボックスやラッパ屋を輩出したサークルでした。こりっちの手塚宏ニさんが創設者で、風姿花伝の那須佐代子さん、小説家の角田光代さんもOBです。(2013年の秋に一度、同窓会がありました)

部室には、『不思議なクリスマスのつくりかた』初演時の『キャラメル・ばらーど』のポスターもありました。(劇団名の由来なんでしょうね)。だから現役時代は客入れのお手伝いに行って公演を見せていただいたりもしていました。

そんなご縁のキャラメルボックスの温かい作品。
10代の頃のやわらかな心を思い出します。
傷つかないように鎧をまとったり、思ったことをそのまま口に出すことをやめたり、生きていくためにそうやって大人になるけど、封印したものは、きっと奥底に残ってるんですよね。
等身大の人物、日常を描く作品だからこそ、自分がどう考え、どう選択してどう生きてきたか、それが掘り出されて剥き出しになる感覚。

成井さんの作品は、登場人物全員にちゃんと物語がある。
それぞれみんな主人公だという、成井さんのエールを感じます。
お客様もこの作品に触れて、揺さぶられて、ほぐして、あったかくなって帰って欲しいです。

なーんて。
あんまりこんなこと言わないですけど、
何も言わなくても、支えようとして見守ってくれてる人がいるんだなとか、
「あの時あなたはこんなこと考えてたのか」、ってことを知ったりとか。
そんな、自分に余裕がないと見えなくなる、周りの人が差し伸べてくれてる手に、気づくことができるかもしれません。

公演は24日〜28日。私の出る桜チームは25日が初日です。

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