Air*Log

語り歌う女優、こもだまりの製作日誌(2005〜)。 演劇・語り・ライブ等の上演情報や、稽古や、思索。 昭和精吾事務所 二代目代表。脚本・演出家。麻邑楽×麻人楽。 ヒューマンアカデミー演技講師。

2005年04月

下北沢 Japan store

会社のあと、2000円均一という下北沢の古着物屋さんを見に行く。大阪公演で読む『日本自殺考』という寺山さんの詩のト書きには「和服姿の女性」と書いてあるし、できそうならしてもいいなという思いもありつつ。

しかし今日は暑い、まだ4月だと言うのに、とても袷なんか着られない湿度と気温だと思う。
iPodで音楽を聞きながら下北の街を歩くのは楽しかった。
間口3m×奥行8m程の狭い店ながら、着物と帯が大量に、でも整然と並んでいて、お店の第一印象はよい。店員さんも前髪がみじかくておしゃれなお姉さんだった。

気軽で合わせやすそうな柄の小紋が欲しいなと思ったのだけど、どれも身丈が短い。
そしてあんまり暑いので、今日はひとつも持っていない単の着物を買っていこうと決意。続きを読む

4/29 昭和稽古

朝8畤の電車に乗って、8畤36分のバスに乗る予定だったのに、起きたら稽古は既に始まっていた!起きて時計を見て、夢じゃないかと思って、もう一回みて、汗がどーーーーっと吹きだしてきたのなんて、学生の時以来じゃないかしら。

稽古中の筈なのでイッキさんにメールを送る。今から出ても今日は昼から会社に行くことになっていて、ちょっとの時間しかいられない。どうしよう?と言ったら、「ぷぷぷ。ちょっとでもいいから来ればって昭和さん言ってるよ」とのことなので、急いで行く。
いくら照明は、今日の稽古場でできることは打ちあわせだけで、現場に入らないとほとんどの作業はできないとはいえ・・・続きを読む

4/28 ダンス 大谷口

今日はうちの会社が仲介した(同じビルの1階に入った)叙々苑の開店祝いに6畤からお招ばれ。7畤にはあがるつもりだったけど残業でスタートが押したりごあいさつしたりで8畤になってしまった。
稽古場についたら今日はずいぶんじっくりフロアをやってるようで、4つ目くらいのメニューを熱心にやっていた。熱心さに影響され準備運動もそこそこに参加。exercise6の前腿の使い方について何度もゆっくり実演しつつ話したのでそのあとのメニューでは足がぶるぶる言っていた。帰りにはもう筋肉痛が始まっていたほどに。
続きを読む

4/25 ダンス 大谷口

参加者=坂戸、保、まり

ボレロパンフ朝出掛けようとしたら雨が降ってきたので洗濯ものを取り込んで、傘を持って電車で会社へ。ちょっと目が変だし、きっと「こういう日はバイク乗らないほうがいい」ってお報せなんだわ。目が変と言っても悪いのではなく、『見えすぎる』。これまで見えた記憶のない遠くの文字が読める。今ごろになってマジカルアイの効果が出てきたか?最近めっきりやってなかったのに。

今日も忙しく仕事を済ませ、られず、予定より30分残業して、無理矢理切り上げて稽古へ。池袋西口バス停では古本市開催中、見たかったけど遅刻ぎみなので断念。バスから5000円札はくずせないと運転手さんに断られ、切羽つまって5000円札を握りしめ「参ったなっ」と声に出して走り出すサラリーマン。ちょっと可哀想で210円あげればよかったかと思う(たまたま小銭大臣だったので)。バス停でやってた古本市に突っ込むが買いたいものがなかったのか本を買う発想がないのか、おそらく両替を頼んで断られて別のところに走り出した。
バスからふたりに「7畤少し回りそうなので噂話でもしていてください」とメールする。坂戸より「したいけどまだ一人なの(笑)」と返事。お兄さんは結局戻ってこなかった・・・。続きを読む

骨董市

着物に興味を持ってwebを彷徨っているとよく出てくるのが「骨董市」。
聞いたことはあってもなんの興味もなかった単語だが、どうやら古着物なんかも出品されているとか。
親切にも一覧が出ているページを作っているかたがいて、おかげさまで今日は花園神社と東郷神社の骨董市へ初出陣。
ページによれば「日の出から日の入りまで」が開催時刻で、だいたい5畤〜16畤、とある。
いろいろしてたらもう3畤だったので、そのまま眠らずに行くことにする。
地図を用意してバイクで出発、天気予報は快晴なので薄着にしたらバイクで30分走ったら寒いのなんの。着物が出ているという靖国通り沿いに花園神社前にバイクを停め、中へ入る、が、人影はちらほら。お目当ての着物屋さんはいない。境内近くで車から荷物を出している人々が2組ほど。4月で早朝は早すぎたか(笑)。とりあえず今日の買い物がうまくいくようお参り。ここで待つには芯まで冷えてしまったので、一旦どこかでお茶でもと駅方面に向かうが、考えたらこんな早朝、ファーストフードも開店前。浅草と迷って一路、原宿へ。電車に乗ってる間に向こうも開店するだろう。続きを読む

散策の収穫

24f5f9e9.jpg会社帰りに保さんがよく衣装を調達に行くという、駒込のカツロ(上野にも店舗があるらしい)に行ってきた。セール中だったからか、この箱の中どれでも100円、みたいのは見当たらず、レディースも少なかった。300円のジャケットにはびっくりしたけど(笑)。紳士服(スーツ)が本業らしく、激安なのでサラリーマン芝居をやる人が衣装の調達に使うらしい。
そんなわけで残念ながら買い物せず、すぐ帰途につく。時間が余ったので、別の日に行こうと思っていた目白のお店に向かう。携帯カメラに入れた地図を頼りに駅から歩くが、一向に辿り着かない。駅から一本道だし近いと思って番地も控えていない、万策尽きて池袋へ向かう。ちょっと疲れてきて高いお買い物をする元気がでないので、携帯で検索した池袋の古着屋へ。これもiタウンページで調べた地図の通りに行くのだが、どうもこれも見つからない。
今日は変な日だな、会社でも今日はスムーズに進んでると思ったら二度手間で銀行に行く羽目になったし、こういう日なんだな、と思う。続きを読む

4/21 『walking in the air』撮影(保限定)

参加者=森下保、坂戸真紀子、大原とき緒、こもだまり

050421保モノクロ今日は保さんの室内撮影日。
坂戸が肩があがらないのは心配だけど、原因はよくわからないらしい。
月曜の肩への集中研究が原因か?
「次の日から店で働くときに肩を意識した」のが原因なのか? 
あと、月曜組は水曜から筋肉痛になったという。翌日でないのが非常に残念だが、それだけ集中してフロアしたってことと思って、よしとしよう。

月曜、四角で向かい合ってやったのがよかったので、坂戸が今日もそうしようと言う。
そして月曜にやった、contractionで肩を狭めないことと、足の裏くっつけてのフロアで、膝をさげることなど確認。肩については、意識してやると背中がより広がる感じがする。今日は腕の感じがいい。「肩を狭めない=腕が身体の中心から生えてると思う」ではないかという話になった。

050421保跳躍
8畤にフロア終了して、準備へ。保さんはProducer兼dancer(しかも今日はひとりだけ踊る)なので大忙し。カメラのセッティングしてたら着替えもメイクも間にあわないので、「あとは任せた」と着替えに行く。女3人で寄ってたかってメイク・ヘアメイク。おかげでみんなの手がラメラメになる。手を洗いに行って、撮影スタート。
音響をとき緒さん、私が据置カメラ、坂戸がフリーカメラ。
カメラ2台。緊張気味のリハ2回、本番4回。
後半2回は「エンジン掛かってきたから寄りでいいよ」と保さん。
私も魚眼レンズを外して、追っかけた。続きを読む

4/18 ダンス 大谷口

b9bf4766.jpg参加者=坂戸真紀子 森下保、諏訪友紀、こもだまり

忙しい一日だったけれど、18畤過ぎには落ち着いていて会社からスムーズに退社でき、稽古場に18:30ごろ入る。坂戸と保さんが身体をほぐしていて、なんだか穏やかなムード。稽古場の予定など、連絡事項を話しつつ、私も着替えてきて身体をほぐす。私より早く会社を出たスワちゃんは、電車+バスなので、18:45ごろ到着。最近集合時間がままならない日が続いたけど、珍しくみんな稽古開始予定時刻(19:00)より前に身体をほぐすことができた。
こういう日はなんだかいい稽古になりそうな気がする。

(画像は先月に新調したばかりの赤いレオタードがまぶしい坂戸の背中。後出。)
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CDの反響アリ

”ほんと〜うに僕はロバでよかったと思う”というタイトルのメールが届いた。
naotoさんは『あれから、ずーっと、かい?』CDに協力していただいて、完成品を贈呈したかたの一人(CD盤面=CD本体の上側 に使っている写真はnaotoさんがご自分のサイトに載せているロバ写真なのだ!)。

無断なので転載はしないで内容を伝えると、
お家の、5枚CDをセットできるプレイヤーに入ってる一枚は『あれから、ずーっと、かい?』であると。

「好きなフレーズというか響きがあって」何度も聞いてくれていて、その気に入ったフレーズというのが、

”ほんと〜うに僕はロバでよかったと思う”
”君ら知ってた?”

なのだと。

「それだけ言いたくってメールしました。」

で締めてある、シンプルな短いメールでしたが、とっても嬉しかった。
naotoさんは「とっても好きな写真なのでよろしければぜひCDのデザインに使わせてほしい」と言った私に快く承諾のお返事をくれて、そのメールには「HPを作って、良かったって思える時が、人にちょっと気に入ってもらえたとき。」と書いてあったことを思い出す。

私は俳優は再生装置であり、自分自身が楽器である演奏家と捉えているので、自分たちが気に入って再生してる音・言葉を聞いて「いいね」と言ってもらえることは喜び。それは演奏家と、楽器と、テキストと、そういう不可分な、総ての絡み合ったところを指していると思うから。
ずっと昔にパフィーが「もう私たちのことをかわいいとおもっていただかなくていいんですよ、私達の歌を聴いて、(民生さんの曲を)いい曲だな、いい歌だなっていってもらえばいいんですよ」と言っていたのが思い出される。

今年になってから語ったり歌ったりするバンドの稽古をしているけれど、歌、とか語り、とかってやっぱり分けるの難しいんじゃないかな。踊ることと歩くことを分けるのが難しいように。

4/14 室内撮影の件

参加者=坂戸、保、とき緒、まり

5月のGW休み前にリベンジ撮影をしてしまおうという勢いで話は進んでいたが、とき緒・諏訪組が週1ペースで不安を残すらしいのと、とき緒さんはフロアを最近まともにしてないので身体がぐちゃぐちゃなんです、と訴えるので、話しあう。

この気持が冷めない内に撮ってしまいたいという気持でGW前に撮って一旦完了としたいと思っていたのだが、気持が乗らないのに撮ってもつまらないことになる。
どうせ撮るなら「踊れる」って気持(気持が大事)の時にやったほうがいい。
私は野外撮影に向けて気持を盛り上げていったので、このままひと月撮影を伸ばすとなると、精神的に難しいと思った。室内でも撮ろうって最初から言ってたんだから、ちょっと計画性が足りなかったな。先に室内の日まで決めちゃえばよかったんだ。
野外撮影前は前で、衣装プランやら撮影プランの話で踊り込む時間は少なかった。フロアも(私は残業で稽古場入りが遅かったから見てないけど)あんまりしてなかったらしい。

普通なら撮影が終ると一区切り、という感じで、次の稽古から気分を一新して「じっくりフロアやりたいね」とか「この曲をやりたいね」という話になるのだが(実際そういう話は温泉のあとにしているのだが)、やり残しが発見されてしまったので今はなんだが無重力地帯にいるみたい。なにをすればいいんだ?そして今後どういう予定にすれば?続きを読む
次☞9/25 昭和精吾事務所BAR■ご依頼☞showaseigo14@gmail.com■昭和精吾事務所代表。語り歌う女優。脚本・演出。寺山修司・岸田理生作品上演。実写妖怪モデル。麻人楽。ヒューマンアカデミー演技講師■客演☞廻天百眼、SAI、青蛾館、田園に死す三沢篇■協力☞FOXPILL CULT
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