Air*Log

語り歌う女優、こもだまりの製作日誌(2005〜)。 演劇・語り・ライブ等の上演情報や、稽古や、思索。 昭和精吾事務所 二代目代表。脚本・演出家。麻邑楽×麻人楽。 ヒューマンアカデミー演技講師。

2006年09月

頭が活性化

この講座に行くと、頭がむちゃくちゃ活性化される。
とき緒さんに紹介されて一緒に行っている日仏演劇協会レクチャー「ベルナール・マリ・コルテスの世界」。(語り手:佐伯隆幸氏  聞き手:佐藤康氏)

今、ダンスがお休みで、とき緒さんともひと月に一度くらいの頻度でしか会わないので、「今度会う時にこれを見せよう」とためてあった資料やら本やら、話したいことやら、ただでさえ当日はテンション上がってるのに、加えて講座がエキサイティングなので、普段の3倍くらい、頭が回転速度を増している気がする(普段もっと使え?)。
本を読んでいる時にそういう現象が起こることもある。それにしてもこの講座は・・・
壇上のふたりが講演するという形式にも関わらず、基本的にまとまりなく(褒めている)、というかまとまろうとせず、話が核爆発的にあちこちに飛んで行く。連想する事柄を、連想されたというだけで(最終目的地を決めずに)語っている風なのだ。「特別講義」であって、単位や修学を目的とする、学校制度内での授業と違うからこそできることかもしれないが、わたしには大変心地よい。制御されてない感が。
わたしも、相手によってはそういう話し方を選ぶ(同じなのは形式であって、できてる/できてないは別ね)。
そうだわ、とき緒さんと話しているときは、そういう話し方をする。
話したいことがあり、あらかじめ独りで辿り着いている結論に導こうとしているのではない話し方、だと私は思う。

で、触発された結果、こんな日誌を書かされてしまうわけですが。続きを読む

読書のリンクについて

ここひと月、偶然か第六感の発達なのかわからないけど、妙なタイミングで符合が訪れる。
例えば読書。

会社で借りた東野圭吾『秘密』の解説が、澤村田之助が題材だというので興味を持った『花闇』の作者・皆川博子だったり(まだ皆川さんが何者かもしらない時点)。

さっき読んだ「よい眠りに関するコラム」に出ていたことが、『我輩は猫である』に出て来たり。
(口で呼吸するのは人間ばかりで、動物は音を発するときしか口から息を吐かない、のだそうだ)
『あれから、ずーっと、かい?』(横田創の書いた、KMRレーベルの朗読CDのテキスト、通称・ロバ戯曲)に出てくる『不動智神妙録』も『猫』にばんばん出てくる。「電光鋭利斬春風」なんか何度も。
友達の幼なじみを紹介されたら、別ルートで既に知り合いだった、みたいな感覚。
推理小説かってくらい、わたしの生活の筈なのに伏線が張られてるみたい。

雨が多くて電車が続いたので、読書ペースが早まっています。
ところで『我輩は猫である』の有名な冒頭部分、第一話の中でもう一度出てくるって知って(もしくは覚えて)た?
車屋の飼い猫・黒に「おめえはだれだ」と訊かれて猫が「我輩は猫である。名前はまだない」と応えるシーンがあって、私は笑ってしまいました。
漱石は(『こころ』の最後の赤、赤、赤、の畳み掛けが大変かっこよくて、印象は悪くないのだが)突然演説が始まっちゃったり、独白が長かったりで、固っくるしいイメージがあったのだけれど、結構お茶目な人なんだな、と認識を新たにしました。ハイカラというか。なのに猫は「我輩は・・・」口調な所がおもしろい。といっても、やっぱり知識だだ漏らし(笑)で、教師っぽい作品ですが。

ところで皆川博子さん、高校(府立第三高女・現在の都立駒場)の先輩でした。

2006夏きもの(まとめ)

夏に着物・・・着付けしてる間に汗だくになるね、どうしても。
暑いのか、頭使うからなのか、わからないんだけど。

集計してみます。続きを読む
次☞9/25 昭和精吾事務所BAR■ご依頼☞showaseigo14@gmail.com■昭和精吾事務所代表。語り歌う女優。脚本・演出。寺山修司・岸田理生作品上演。実写妖怪モデル。麻人楽。ヒューマンアカデミー演技講師■客演☞廻天百眼、SAI、青蛾館、田園に死す三沢篇■協力☞FOXPILL CULT
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