2006年10月

2006年10月29日

新生・第十三号雑居房ライブ vol.9(年内最後)

2006/10/29(日)第十三号雑居房 第13戒ライブ/神楽坂 ディメンジョン

『IMBRUE / IMBUE』
061029足下
W/死神、ルービーズ、クリトリス・ガールス、キュベレイ 

曲目

1.第十三号雑居房
2.少女地獄
3.夜叉ヶ池の龍
4.星の智慧教団の秘密

二度目のディメンジョン。前回の死神さん企画を見て、ライブハウスから出演のお誘いをいただいたのでした。ありがたいことです。
死神さん、クリトリス・ガールズさんは前回に引き続きの対バン。続きを読む

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2006年10月11日

新生・第十三号雑居房ライブ vol.8

2006/10/11(水)第十三号雑居房 第12戒ライブ/池袋・音処手刀

『しびれる日』

W/爪の垢、じゃぷちんなーき、水樂、スウィング☆パァル

061011オープニング曲目

1.露出狂の詩
2.自殺街一丁目
3.懺悔録
4.本当にあった怖い話(新曲・舞踏あり)
5.星の智慧教団の秘密


今日はサポートのまいさんに白塗りを手ほどきする関係上、洋服での会場入り。
まいさんは着物の下に(はだけてもいいように)さらしを巻くという。楽屋でぐるぐる回りながら巻いた(合ってるのか?)。そのあと一緒にメイクして、ふたりで着替え。わたしの衣装は初お目見えの、赤と黒のグラデーションの袷。女の子がいたことなかったからなんだか新鮮、というか、劇団の楽屋を思い出す。
まいさんは背が高いので、黒の留袖を対丈で着て、腰に赤いしごきを結んだ。色男風で、男装の麗人な色っぽさ。続きを読む

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2006年10月08日

幸田文『きもの』

幸田文の小説『きもの』を読んだ。
大変なお気に入りになった。
きものの好き嫌いを軸にして、事物の捉え方を決めて行く主人公の「るつ子」と、一緒に行きているような、見守っているような気持ちになる。もしかしたら語り手は「るつ子」なのだけど、私の視点は「おばあさん」と「るつ子」を行ったり来たりしていたのかもしれない。

成長の過程で性格や考え方の相違から気持ちの齟齬なんかを持ちつつも、家族に対する愛情は決して失う事がない。家族のうち最年少の「るつ子」と最年長の「おばあさん」のふたりが、家族を束ねているのが心地よい。無条件の愛情。理由は家族である、というだけの。もちろん、他の、父や母や、兄、姉二人それぞれがそれぞれの役割を果たしているからこそなのだけれど。

読み進みながら、「るつ子」が獲得していく <目> を、一緒に与えられているような感覚で読み進んだ。
自伝的小説と言われており、家族構成などは違えど、「るつ子」はほぼ著者自身と見られている。
ものすごくよく見て、感じている。家族の一挙手一投足や、布の手触りや、空気。
世界にはこんなにも受動できるものが存在するのかと、自分の鈍さを思い知る。
全感覚を開いていることは、それだけ傷つく機会も増えるということで、とても危険なのに、るつ子はいつも、惜しまず全開なのだ。


さて、前置きが長くなってしまったが、なんということはないシーンなのに、読むうちにぽろぽろ涙が出て、これは絶対に抜き書きしておかなければならない、と思った箇所を転載する。
それは上の姉の結婚式の日のことだ。留守番を自ら引き受けて、家で必要な様々な用事に忙しく立ち働いているるつ子が、姉の支度をみたあと、完璧な着付と化粧でありながらも「どこか姉らしくない」「もっと美しくていい筈だ」と考えて、おしろいが白すぎて老けて冷たく見えるのでは、と思い至り、慌てて平服(どころか家事をしている格好)で式場に駆けつけ、姉のお色直しの控室に行く、そんなシーン。

(以下、本文より引用です)続きを読む

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mari_air at 20:20|PermalinkComments(0)TrackBack(1)読書 | 着物

2006年10月01日

最近の読書

『我輩は猫である』を読んだのはそのパロディであると帯にあった本がおもしろそうだったから。目白図書館で見かけたんだけど、タイトルも作者も思い出せない。『猫』のパロディはもの凄い数の作品があるようだ。
昨日図書館の開いてる時間にはいけなかったので読む本が切れた。それでも寝付けなかったので『綿の国星』(大島弓子)を再読。何度も「もう古本屋さんに出そうかなあ」と最後のつもりで読んでは残す、そんな作品。無意識に選んだけれど、猫つながりだったのかな?

書店では手に入らないとご本人からも言われたのでネットで探して買い求めた、梅原稜子さんの作品。梅原さんは砂々良マスターの同級生。先日砂々良で同級会のお運びさんをしたときにお会いして、マスターに「この子はあんたの後輩だよ」と紹介してもらったので、文学談義(笑)をしてきたのだった。「どんな作品を読んでいますか?」と訊かれたので「大江さん(今考えたら大江さん、という言い方はおかしいな、フルネームで言うべき場面だなあ)が好きです」と言うと「最近はなにがよかったですか?」と訊かれて「『燃え上がる緑の木』が好きです。ギー兄さんが出てくる作品群が好きです」というと「『懐かしい年への手紙』もいいですね」などと、大江さん話もできて、楽しかったのでした。若い頃の作品はモノクロのイメージがあります、と言うと、「ええ、そうですね。わたしは昔の作品も、同時代という感じで読んできましたから・・・」とおっしゃった。なんだかうらやましい。
本の作者紹介を写しておく。

梅原稜子(うめはら・りょうこ)
1942年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部卒。中央公論社に編集者として勤めたあと、執筆活動に入る。1984年『双身 四国山』で平林たい子文学賞、1997年『海の回廊』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。血縁や夫婦の情愛をテーマに格調高い文章で小説を書き続けている。故郷の四国を舞台にした小説も多い。

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mari_air at 23:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)読書