Air*Log

語り歌う女優、こもだまりの製作日誌(2005〜)。 演劇・語り・ライブ等の上演情報や、稽古や、思索。 昭和精吾事務所 二代目代表。脚本・演出家。麻邑楽×麻人楽。 ヒューマンアカデミー演技講師。

2008年01月

wingファン倶楽部 砂々良へ

wing新年会でナオさんが飲みに行こう!といい、その企画に乗ったお嬢さん方が集合して、砂々良へ。
勝手に「wingファン倶楽部」と呼んでおくよ。

みなさん着物なのかなーと思ったので、わたしも年末に着なかった、ママの椿の着物で、頭は片はぐツノ(「ハチクロ」のはぐちゃんがしてた、耳上の髪で角をふたっつ作ってるヘアスタイルの、かたほう版。勝手に命名)。


6時頃外まで見に行くと、ちょうど横断歩道を着物集団が渡って来るではありませんか。
朋さんとシャケちゃんは今日は洋服。朋さんの洋服姿初めて見るから、最初朋さんだってわからなかったくらい。シャケちゃんは磯村さんと東武池袋の催事に出品してる翼さんとこに行ってお買い物してきたのだそうだ。

砂々良は普段おじさまがたが多いので、なんか今日は華やか(笑)続きを読む

白狐守 その後

年末に予告した通り、Sさんにもらった白狐守を追加して、わたしの携帯にはいま、赤い熊と白い狐がついている。


時間がギリギリになのでバイクで行こうかと思ったけど、ここんとこブレーキの調子がいまいちなので、修理するまでは乗るの我慢しよう、ってことで、新宿経由で砂々良へ向かう。

大江戸線のりかえで、いつも通る京王改札じゃなく、大江戸線側の改札を入った所で、逆に改札を出ようとする着物姿の男のかた。なんとなく目で追ったところ・・・
「Sさん!」
あちらもびっくりして振り向く。そりゃそうだ、わたしだってまさかと思ったもん。しかもわたし時間ないからまだノーメイクだし、普通なら声掛けないかもだけど、あんまりなタイミングだからつい呼びかけちゃったよ。あちらは今日六本木あたりに用事があっての帰り道だそう。
わたしも普段ならここを通らないのに、なんとなく今日はこっちに来たんだよね。
お借りしたアレも狐がらみのお仕事でだし、やっぱり白狐さんがなんかしてるのか?
19の時に初めてやった写真モデルも「お稲荷さんの狐が女の子に化けておしゃれして原宿の街を歩く」という設定で、狐にはどうも縁があるのだ。続きを読む

町田の「初孫」

とあるものをお借りしに、町田のS氏行きつけの呑み屋さん初孫へ。
二階のお座敷で風呂敷をひらいて、一通り説明を受ける。
あたりまえだけど見たことないものばかりで、いちいちむむむ・・・となる。
そしてそんな物を二つ返事で貸してくださるというのは、たいへんありがたいことなのです。

一緒にお借りできた特注の髑髏さんは超わたし好み。
Sさん、本職のなかで数奇者心も謳歌してて、いいですねー。
使い方をマスターしたとは思えないけど「まあ数回みただけではどうせ覚えられないと思うので、うまく誤摩化してください」とのことなので、そそくさと一階へ降りて、飲みタイム。


あぶらげ、塩もつ煮、厚切りベーコン、たぬき奴など喰らいつつ(S氏口調に倣う)、生ビール、七本槍(滋賀のお酒、やはりいわれは「賤ヶ岳七本槍」だった)、黒糖焼酎などいただく。S氏の飲んでた紅サワーもキラードリンクだろうけど、おいしそうだったな。


お店のかたたちも、お客様もいい感じで、おいしくたのしい飲み。
わたしは終電で帰宅、開店から閉店までながながお世話になりました。

S氏の秘密もいろいろ聞き出せて、おもしろかった。
小学生から骨董集めてないと、こういう大人は出来上がらないのかしら。
ご本人はあのあと常連さんとはしごしたらしいから、何しゃべったか忘れてそうだけど(笑)


写真は、初孫のカウンターに鎮座まします招き猫さん。

080119初孫招猫

感謝

まだ発表する段階でないので詳しくは書けませんが、次の仕事に関して、(悩んでるとかじゃないんだけど)わたし一人の手に負えないことを、まわりの方たちが助けてくれつつあり、歩きながら「しあわせだなー」なんて呟いた今日なのでした。

困ったとき相談できる相手がまわりにいてくれることも、相談したら惜しみなく手助けの案を出してくれることも、恵まれてて、しあわせだなと思うのです。


がんばらなくちゃね。

wing新年会と友達

Iさん、Fさん、とき緒さんとお茶したあと、会の時間にはまだ早かったので、4人でアンティークモールに向かう。
羽織紐を探すと言うとFさんが「あっちのお店とここに売ってるよ」と教えてくれて、お正月セールなのか、1050円で買えた。手持ちの羽織から考えたら赤か青が妥当だが、気分で、緑に黄色の矢模様。ヤフオクも安いけど、実物を手に取って選ぶのに勝るものはない。


香里さんが帯を人に結んであげているところをちゃっかり見学。前柄の出し方とか、結び方のコツとか、たいへん参考になった。
そうこうするうちに出席者が着々と集まり、wingは着物の女性だらけ。翼さんの「移動するよー」の声に先導され、翼さんを囲んでぞろぞろとその着物集団は移動したのだった。

みなさんの上着も素敵だった。
ビロードのコートの方も多かったけど、ケープとか、大人用の被布とか。ショール、ファーマフ、冬は何通りもの状態(帯付き、羽織、コート、マフラー・ショール)がいっぺんに見られてほんと楽しい。


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中国茶と企画プレゼン

wingのモデルを一緒にしたIさんより、とき緒さんと私に企画へのお誘いをいただいたので、みんなが参加するwing新年会の前に集まって、詳細を聞くことに。
起きて、着替えて、今年の目標=ヘアメイクもして、出発。

待ち合わせ場所のプランタン入口で、デザインを担当するFさんと遭遇。しばらく着物話していると、とき緒さんが到着したので、プランタンから少し歩いたところにある、中国茶館 香韻へ。
たくさんあるメニューから選びあぐねていると、Iさん到着、するやいなやIさんワールド炸裂。あいかわらずパワフルなお姉さんだ。

悩んだあげく、下でメニューを見たときから気になっていた「白ぼたん」のお茶に。迷った時は第一印象で勝負。チャイナ服のお姉さんによる本格的なサーブもあり、静かで、いい感じのお店だった(けど撮影禁止なので写真なし)。中国茶のマナーではサーブ中会話を中断しちゃダメなんだろうけど、きれいな動きなのでついみんなで注目してしまった(笑)
Iさんから聞きたいことは全部聞いたし、感触もよかったので、スケジュールを確認をしてくる約束をした。Iさんによれば、もう私たちのやる役割も頭にあるらしいので、そこまで思ってくれてるならいいかな、と。

たのしみ。

にゃー氏 年始のご挨拶

起きて窓を開けると、向かいの塀から「にゃー」と声が。
この声はにゃー氏。慌てて網戸を開けると、すとん、と塀から降りて、窓に向かって来る。
飛び上がる前、窓の縁を見上げて、ためる時の形がかわいいんだよなー。


060823にゃー氏一週間ぶりくらいだと思うけど、久しぶりに会ったにゃー氏はおしゃべりで、しゃべり通しだ。
こっちはパジャマで薄着なので、「ちょっと待って」と上着を羽織って、お話の続き。

にゃー氏とは仲良しだけど、部屋には入れないし、ごはんもあげない、というルールにしている。
にゃー氏のほうは、放っておいたら部屋に入る勢いだけど、以前、Yが玄関側で話してて、にゃー氏が入ったところでドアを閉めたら、ものすごく不安そうだったというから、どうなんだろう?


今日はしばし滞在するようなので、Yに相手してもらってる間に着替えて本を持って来る。
必然的に窓開放になるので、上着も着て、にゃー氏と並んで座る。
部屋には入れないけど、窓の枠に座った私の膝に乗るのは、ぎりぎりセーフ(笑)
「年末年始はどこにいたの?ニャワイ?ニャイパン?」
「にゃー」
不毛な会話。

ちょっと膝の上でうろうろして、なんかベストポジションを見つけたらしく、座って落ち着くにゃー氏。
写真撮りたかったけど、カメラ出すと嫌みたいなので、黙って本を読む。

残念ながらお出かけの時間が来てしまったので、膝からおろすと「いやーん」というけど、仕方ない。


またね、にゃー氏。

着物好みの変遷メモ01

2008年1月現在の、自分の着物の好みの変遷とか、覚え書き。

[帯]
2005年、名古屋帯を習ったばかりの時、半幅は昔から自分で結べたのでありがたみがなく、お太鼓がかっこいいと思ってそれ一辺倒。

2007年、アンティークの縁のあとは、着慣れた風の銀座結びや、半幅の変わり結びを多用(着慣れた風を装いたい)。

型通りじゃなく。適当にアレンジしたりもする。
ライブで唄いながら脱ぐために、名古屋帯を片流し風に結んだ。ふとなんでもいいんじゃん、と思った。それ以降カタく考えるのをやめた。
型通りやるものは、精度を上げたい。


[アンティーク]
アンティークが一時妙に流行った数年前は、「アンティーク=原宿ガールたち(笑)がゴテゴテと」で、可憐な人はあまり見かけなかったのだけど、wing(アンティークのお店)に縁ができてからいろんなテイストの物をたくさん見られたので、よさがわかってきた。洋服の人と会う時には浮かないよう気をつける。アンティークづくし、というコーデでお出かけする機会も予算もないけれど、部分的に、ポイントとしてうまく使えたらすてきかと。


[生地]
2005年、着始めは綸子とか、光沢のある生地が着たくなった(成人式の印象から立派な着物と思ったんでしょう)が、紬の着付けしやすいのが気に入って、紬とウール好みの時期に突入。その頃には逆に、光沢のある生地は「いかにも和装です」って感じが恥ずかしくて着たくなかった。着てもちりめんとかお召しとか、渋めの。

2007年、アンティーク着物との縁で、やわらかものの良さを学ぶ。手触りとか、女性らしいフォルムの出方とか、古典柄や色味が絵として美しいなと思う。

きれいなアンティークは高価なので、周辺から入る。辿り着いたのは銘仙。現代ものにない色柄を楽しめ、着付けやすく、やわらかものに比べるとやさしい価格設定。

「どういうのが好きなの?」と翼さんに質問されるも、自分でもよくわからなくなっていた。
錦紗のターコイズ地に紅型調の小紋に一目惚れして誕生日に買ってもらう。
錦紗はちりめんの一種なので、光沢のある生地ほどの派手にもならず、やらかく、柄も多種多様なので、理想的かも。

着付けが安定してきたので、TPOやらやる気次第でなんでも。やわらかものも恐るるに足らず。気合いが入らない日はウールで(単衣で着易いから)。


[羽織]
先生からいただいた赤い羽織は、さすがになんにでも合わせ易い。
ウールの羽織も持っていたので、二着で乗り切る。羽織紐はブレスレットで代用。

2007年、アンティークのご縁で長羽織に憧れる。
マイブームが矢絣だったので羽織紐は矢絣を色違いでふたつ購入。
いまだに珊瑚や宝石の羽織紐には興味がない。


[帯締]
幸い砂々良に、たーくさん(しかもちゃんとしたものが)あるので、全く困っていない。
アンティークに触れたわりに丸ぐけには興味が沸かないが、ライブ衣装用に白と黒の礼装用は購入(1000円以下だった)。初めて買った帯締めは、2005年夏にかった茶の夏物。



[半襟]
つい最近まで「顔うつりがいい」信仰で白一辺倒。色半襟も持っていたけど、使いこなせず。

2007年、アンティークとの縁で、かわいい端切れが気になる。砂々良のママのや、プレゼントでもらった端切れで組み合わせを試す。柄×柄ができない固定観念が崩れ始める。

色柄半襟のコーディネイトが楽しくなってきた。
(着物と帯だけでも大変なのに、帯締・帯揚・半襟に色柄を使うと組み合わせは無限になる)
半襟を出す着方を続けてたら、普通の白衿の時のだし加減がわからなくなったてきた・・。


[着付け]
モノによって裾の長さは変えるものだが、長めが好みで、紬でもなんでも、見て変でなければかかとギリで。
ウエストベルト(ゴム)を使用。
2007年、wingで着付けてもらって、おはしょりが数センチしか取れなくても着られることが判明。それどころか対丈でも違和感がないことを知る。自分ではまだ対丈にはチャレンジしていないが・・・通常のお端折りをとる着方で身丈は身長分(160センチ)と言われるが、みせかけお端折ならマイナス15センチ(145センチ)でも可。その場合、ゴムベルトより腰紐のほうが薄くてよい気がする。これはひとそれぞれらしい。対丈なら、着丈が135くらいだと思うので、マイナス20センチ(140センチ)くらいでも、いけるのかな?
腕が無駄に長いので、裄が足りないなーと言っていたら翼さんいわく「裄からは解放されなきゃダメ」。おそらく原宿ガールの袖や裾のつんつるてんな光景が頭に残っていたのだろう。当時は「着たい」が先行して我流に着ていた子が多かったので、「着物の着姿として美しく見えるように」という方向に進まなかったのかもしんれない。どこかの民族衣装を取り入れました、ってのと似た感覚だったのかも。
正装じゃなければ、肘を伸ばしきらないとか、袖口にレースつけるとか加工することで、裄が足りなくても下品にならない方法はあると思えば、ちょっとは解放されるか?


[覚え書き]
・帯の補正は結んだあと背中のへっこみあたりにタオルをつっこだら、安定した。襦袢段階でタオル当てて補正するよりこっちのほうがいいかも?
・帯揚・帯締の変わり結びは、普段にも使える。
・根付けの板はギターのピックとかで代用できるらしい。
・着付けで、帯締は前上がり、腰紐は前下がりにすると安定するらしい。


[髪型]
2005年、着始めは固定観念で髪をアップにしなくてはいけないと思っていたが、ヘアメイク技術がない。

だんだん洋服と区別する必要がない気がしてくる。
ストレートでダウンスタイルにして、クラシックなお嬢さん風や、一部を結んでかんざしや花などで和のイメージにする。

2007年、花飾りを耳後ろにつける大正風の髪型に憧れる。どうもうまくできないのだが。
ヘアアイロンにより巻髪アレンジも少し導入。


[自作・メンテ]
爪革にファー付けるとか、雨草履にラインストーン付けたり加工してた人がいた。
小物を自分で作れたら楽しいだろうな。
半襟つけをするので、針を持つのは日常に近づいて、縫い物が苦じゃなくなってきたが、そこどまり。
うそつき襦袢、替え袖なんか直線なんだからミシンさえあればすぐかしら。
もうちょっと大変だけど、爪革、帯もミシンで作れるらしい。
和裁を勉強して、おばあちゃんになるまでには自分で、せめてお直しくらいできるようになろう。
幸田文が自分で帯に刺繍をしたとか、着物に絵を描いたとか、娘さんの本に書いてあった。そこまで行けたら楽しそうだ。組紐を覚えて帯締め作ろうかと思ったけど、力加減とか均等にできる自信がないので、母にやってほしいと、簡単なキットを買い与えたが、どうも乗って来ない(笑)


初詣

初詣は、起きてお雑煮を食べ次第、行くことにしている。
いつも起きるのは午後なのだけれど、どのみちお正月は神社も遅くまで灯明がともっているから、いいのだ。

御岳神社はうちからは20分くらい歩くのだけど、こっちに引っ越して来た最初の元旦にお参りに行って、恙なかったので、毎年ここに行く(家からおそらく一番近い長崎神社には、椎名町に初買い出しに行った時にお参りする)。


起きてみたらそこそこ遅い時間だったけど、気が向いたので着物。

着物:赤の江戸小紋(切り嵌め模様)、伯母の。
帯 :毎年お正月に結ぶ、宝船模様、砂々良ママの。
羽織:赤、最近よく着るもの、千佳先生の。
帯揚:栗きんとんイメージの黄色。
帯締:若草色。


これにウールのショールとアームウォーマー。
いただいた当初は「身丈が短いから対丈かなー」と思っていたんだけど、アンティーク着物経験のたまもの。腰紐で前下がりにしたから、ほんとは3センチくらいしかないんだけど、見た目はちゃんとおはしょり。


お守りを買って、おみくじをひいたら、大吉だった。
大吉はよくないという噂もあれど、まあいいでしょう。

今年も、みなさまにとってよき年でありますように。
よき年にいたしましょう。
次☞9/25 昭和精吾事務所BAR■ご依頼☞showaseigo14@gmail.com■昭和精吾事務所代表。語り歌う女優。脚本・演出。寺山修司・岸田理生作品上演。実写妖怪モデル。麻人楽。ヒューマンアカデミー演技講師■客演☞廻天百眼、SAI、青蛾館、田園に死す三沢篇■協力☞FOXPILL CULT
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