Air*Log

語り歌う女優、こもだまりの製作日誌(2005〜)。 演劇・語り・ライブ等の上演情報や、稽古や、思索。 昭和精吾事務所 二代目代表。脚本・演出家。麻邑楽×麻人楽。 ヒューマンアカデミー演技講師。

2014年11月

御礼)麻邑楽3rdライブ 戯楽曲『失名』@渋谷Last Waltz

小道具の用意をしていたら朝方になっていた。
いつものことだ。でも喉に影響するので早く寝なければと思いつつ、最後の告知記事をあげて、iPhoneで目覚ましをかけてベッドに入ったらtwitterの通知音が。さては…まだ起きている人が…?
(1時間前の業務連絡のときお互い喉の為に早く眠れと忠告しあったのに。)


【2014.11.29 麻邑楽 戯楽曲『失名』
@渋谷Last Waltz 25分セットリスト】
「弟4回 東日本とライブハウスの為のイベント」内

「わたしは物語の中の名前で呼ばれるうちに本当の名前を見失った。名無しの鬼のかくれんぼ。誰も、わたしの名前を知らない。」(撮影:あやめさん)

0.銀幕哀吟・序
1.名前も知らない
2.都忘れ
3.臘月記(詩:石井飛鳥[虚飾集団廻天百眼])
4.銀幕哀吟(詩:寺山修司 曲:朝比奈尚行[時々自動])
5.鬼の帰り道
6.赤猫座(詩:石井飛鳥[虚飾集団廻天百眼])

※台詞引用:岸田理生「リオ版身毒丸」
※作詞 作曲:西邑卓哲
※脚本 演出:こもだまり


本日の小道具は、いつもの麻邑楽鈴のほかに、たくさんの名前の札たち。
これまでわたしが演じた役の名前を34枚。そのほか22枚、合計56枚の札を使う演出。
前日の夜まで悩んだけど、いいところに着地したと思う。
自宅で実験した際にはぐれた名札が4枚見つかったので、本当は60枚というピタリ賞だったみたい。
役名は思い出せないものもあったし、「女」とか「母」「犬」「イソギンチャク」「蠅」など明確な名前でないもの(名詞)は今回は除外してある。改めて、たくさんの役を演じたなあと感慨深かった。ひとつひとつの名前に思い出がある。わたしの人生でもある他人の人生。共演した人々や、お客様には「あっ」て思う名前もあったかな。どれも、わたしです。


ライブの冒頭MCが「今日は寺山修司がある女優に書いた詩から始めていきたいと思います」だったので、1枚目の名前は[寺山修司]だった。続きを読む

再告知)あす11/29土の麻邑楽は 戯楽曲『失名』です。


2014.8.26 麻邑楽ライブ(撮影:あやめさん)

今年の麻邑楽ラストライブはついに明日!
8月から要素は交えてたのだけれど、
「戯曲+音楽の弾き語りユニット」ってなんなの?
ってことを打ち出すライブになります(ばばーん!)!

twitterでちょこちょこ書いてたのでお気づきの方もおられるでしょうが、台本があります。
ライブだけど。
ライブハウスで朗読(台本を持って読む)もやってきたし、そもそもわたしのボスの昭和さんがライブバウスでマイクで詩を絶叫(?)する人なのだからマイクでの演劇であることも違和感はない。
そもそも昭和精吾を見たわたしが「これだ!」ってマイクでの語り公演を打ったのが、現在のわたしの始まり。(新宿シアターpooで見て、新宿シアターpooで公演をしました。今年の5月たくとまりとしょーごでやった「猫の恋」もその時の演目のひとつ。)

とはいえ、「麻邑楽で」ここを突くとは予想していなかった。1stライブのように、歌とMCの普通のライブをやって行くのだと思ってた(まあ今後も、そういう日もあると思います)。
そしたら卓哲さん(KEVINさん)が語り入れようって言い出したからこっちに進んだ。
そしたら語り用の音楽作ってもらうことになって話し合って1本作品作った。
とか、なんか次々課題が来てこなしていくうちに糧になって、わたしも以前の引出しをあけてみたり、あたためていた企画の実現方法を思いついたり。

前置きが長くなったけど、明日は、なるべくしてなった形だと思っています。
その、一歩め。
(語り「星の王子さま」みたいな書き下ろし曲だけの作品ではなく)
カバー1つ交えて、麻邑楽の歌で構成されています。
演出でまだひとつ悩み中。がんばろう。あと台詞おぼえにゃ。

麻邑楽-moura- 戯楽曲『失名』 (25分)
どうぞお楽しみに。続きを読む

御礼2)舞台芸術創造機関SAI「展示する演劇- イト2014」(2/2)

出演者紹介つづき。一つ前の記事からご覧ください、長いですけれど。
SAIの話すると、なんか長くなっちゃうね、の巻。続きを読む

御礼1)舞台芸術創造機関SAI「展示する演劇- イト2014」(1/2)

朝からがーっと打ち合わせて、がーっと稽古して、ごはん食べたらもう本番の時間だった。

展示する演劇『イト2014』14時/16時。

展示された、わたしがかつて着た衣装と鐘。

『イト2012』までのお話は、天才ゲーマーの光くん(高3)が電脳のプログラムであると知らずにチャットしたセカイちゃんに恋してしまうという物語。そのセカイ(及び妹のタタリ)は、光の友人・海月(みつき/クラゲ)の両親が開発したもので、それが原因で父が、ある組織によって還らぬ人となり、母は全世界の通信網を停止させる呪いを海月に託す……というような2038年が舞台の黙示録でした。

そのセカイちゃんがなんと、生まれ変わって生身だというのが今回の設定。
記憶の海に入ったことのある光と海月だけ前の記憶も持ったまま、何度も同じ場面を繰り返す。でも何度やり直しても、セカイちゃんとの別れがやってくる。
とても切ないお話でした。それでも最後に小さくても救いを提示するのがおにいのいいところ。それがファンタジーだとか甘いと言われたとしても、わたしはその希望を描くことを、その勇気を評価したい。たとえそれが誰かの見た夢だったとしても。


(撮影:Re;kaiさん)
今回はとにかく「記憶の海」の演出が秀逸。
天井に張り巡らされた糸と、床に散らばる紙片。この10周年のチラシをチラシと同じ赤黒のシュレッダーで裁断したもの。
お客様が持参した「処分したいけれど、思い入れがあって処分できない紙」も同じく裁断されてそこに交ざる。これは葬送。他人にとってはただの紙屑だけど、本人にとってはかつて意味のあったモノ。想像だけれど、持参されたものは手紙が多かったんじゃないかな。小さな紙片になった言葉たち。意味や感情。他者に他の紙片と同等のモノとして扱われることで、手放すことができたのじゃないかな。
そこからもう一度意味をもつもの=「光がセカイと会話するための言葉」として扱われるそれら。意味が取り直されるのが、まさに劇的だと思う。

わたし、おにい、大島さん、ソワレちゃんは初演・再演のイトと、同じシリーズの『PARADE』を経て今作に到る。
同じ台詞もある。当たり前だけど自分の現在の状況によって同じ台詞でも受け取り方が違うんだと改めて思った。うーん、逆算すれば、初演・再演のわたしは安定してて変化がなかった、ということかもしれない。なんか去年末から今年いろいろあったから(笑)、いままでも見えていて気にしてなかったことが美しく見えたり、心に刺さったり。生きてるっておもしろい。
「同じ台詞」を「同じ場面」を繰り返すシーンも『イト2014』にはあって、同じ台詞でも感情が違うというのはここにもリンクしている。このタイミングでやれてよかったなと思う。

この『イト2014』の告知をしたときに、わたしは
「あと何回眠ったら、君と手を繋げるだろう。」そんなお話です。
と書いた。
前世とか来世とか、もっと違うなにかであっても、一緒にいたかったその人ともう一度出会いなおすことが出来るなら、まずそれだけでひとつの幸運だと思う。
でもね、光はその人を探している記憶を持ったままというアドバンテージがあって、ちゃんと出会えて、セカイちゃんと会話できて、そしたらその記憶の傷みたいなものを治すことだってできるかもしれない(実際しようとして足掻くのがこのお話)。覚えていることで苦しみもするだろうけど。だって高校三年生だものね。
これは物語だから時空を超えている設定だけれど、実際の人生だってそうだと思う。
友達と喧嘩して、あんなに仲良かったのにもう会いたくないって疎遠になる。会わない=いない。他人になってしまえば、わたしの世界には存在しない(と思える)かもしれない。
だけどやり直すことはできる、お互いが生きている限りは。
去年末、わたしが大学生の頃からお世話になっていた人が急逝して、ご家族やご友人とお葬式で話して、そんなことを思った。
(この話は長くなりそうだから、また別で。)
喧嘩は、相手に思いがあるからするのだと思う。もう今後その人と一生会わないでいいと、死に別れても哀しくないならいいけれど、その喧嘩を思うと涙が出たり、口惜しかったりするならまた会って喧嘩すればいいと思う。先日、オラクルカードをやってもらったときに「まりちゃんも傷ついたかもしれないけど、その分、相手も傷ついたから、」って言われて、そうだよなあ、と思った。24歳くらいまでどちらかと言えば好戦的な人間(討論上等、売られた喧嘩は買う、的な)だったけど、今は滅多に喧嘩しないのにした喧嘩だった。けど、喧嘩になっても話すしかない時がある。(なんか今日は話が逸れるなあ。)
そんなことを、光と誰かの口論を見たりしつつ思った。
そんな『イト2014』でした。絆のお話でもあるからね。演劇は、祈りの一つの形だと思う。
わたしと糸道を繋いでしまったひとたちが、どうか、少しでも明るく歩けますように。続きを読む

SAI◎イト2014 公開稽古


本日の公開稽古のようす。
舞台装置として使われるバラまかれた紙たちでちょっと、喉がけふけふ。
しかし童心に帰って遊ぶ、TETRA。と弥生ちゃんはかわいかったので、まいっか。
(ホコリが気になるお客様はマスク着用を推奨します)
倉垣おにい曰く「処分したいけれどできないでいる大切な紙をお持ち下さい。」とのこと。
こちらで、思い出をちいさな紙片にいたします。


出演者の一部は不在ながら、実際に動いたり声を出したりして、感触を掴んで来た。
あとは、現場での処理能力と、現場に行くまでのあらゆる(心の準備を含めた)持ち物次第だ。

初演の『イト2012』の研究者ラリ+オトウサン


『イト完全版(2013)』の父+ハライ
 


今年の『PARADE』の忌/イミ(お母さん)
 


この全てを踏襲してできあがった、
一番あたらしい父(ハライ)→イミ


会場にてお待ちしております。続きを読む

FPCライブ@手刀 Proxyonレコ発


開場直前のFOXPILL CULTのお三方。
「おにい(倉垣)が、今日は来られないけど巨人族によろしくって申しておりました」
「ご丁寧にありがとうございます。SAIもうすぐだもんね?」

この日はProxyonレコ発ライブでCosmo-ShikiとFOXPILL CULTの3マン。
KEVINさんは珍しく上下白。プエルさんは冬らしくニット帽にカーデガン(だけどインナーは子猫2匹のノースリーブで裸足に下駄)、モッチーもいつもとメイクが違う。
モッチーが「こもださんの声が入る頃にはむっちゃ気合い入るから」と言う。最近のライブ冒頭にかかる邪宗門の1曲目「鎖国した一寸法師」にはわたしの声が使われているのだ。そう言われると(実際は楽しく見ているだけなのに)お手伝いしてるみたいで嬉しいな。その頃舞台上ではシンバルが炎上している。「そっか、燃えてるしね(笑)」「そう、燃えてるね(笑)」

いつも応援してくれてるお客様が最前列で楽しそうに踊ったりしている。愛されてるなあ。
3マンで40分のロングセット。
この日の発見は、モッチーがコーラスするときにちょっと可愛い顔になること(笑)。音色(おんしょく)が対バンさんに合わせて打ち込み多めだからか、バスドラの音がいつもよりはっきり聞けた。そしてKEVINさんがギターを置いてハンドマイクで歌う曲もあって新鮮。
自由になりすぎてプエルさんに頭突きしに走った時、何か倒してた気がする、大丈夫だったろうか。ここの人みんな大型車なのに、車幅を把握できてないで暴れるからね。それが見ていて楽しいのも事実だけれど。

そして終演後はプエルさんのTシャツは女子に大人気で、KEVINさんは「ちゃんと寝てますか?」「モンスター(エナジードリンク)飲み過ぎですよ」と何人もに案じられていた。続きを読む

SAI◎ギャラリー仕込み

夕方数時間身体が空いたので、絶賛仕込み中のSAIのアーカイヴ展会場へ。
到着した時、わたしも出てるシーンの曲が流れててあずささんとおにいが稽古してたので、即参加(笑)
皐月(市川五月/拜堂皐月)がちょこんと座って笑ってた。久しぶりだなあ!
イトのシリーズに出てくる初代の海月(みつき/クラゲ)役を演じたのが皐月だ。
24日はTETRA。が海月を演じる。

会場設営はすでに終わってて、お役に立てずごめんなさい。
そしてその場所は、とても感じがよかった。
感じがいい、ってのは判断じゃなく直感だと思う。「設備はいいのになんかイヤ」って場所もあれば、環境は決してよくないけど感じがいいって場所もある。
この会場は(設備も物凄くちゃんとしてる上)感じがいい!
設営も成功しているせいと思うけど、わたしはそこがとっても気に入って、うきうきした。その場のありとあらゆるものに触れ合った(のを見ておにいが「こもださんわかってるなー」と笑っていた)。楽しみだ。

池袋の手刀(FOXPILL CULTライブ)に向かうわたしと、池袋で社長と打合せのおにいは電車で30分ゆっくり話せた。
三部作のひとつの結末として、小さな手がなにか必要な気がするねって話す。
台詞を増やすとか書き換えるなんて大手術ではなく、ほんの一押し、ほんのちょっとのことなんだ、とふたりとも一致していて案も出てるけど、まだ「これだ!」って確信には至れてない。

参考文献として萩尾望都の『酔夢』を挙げた。今回は、わたしから見るとここに通じるお話。(わたしにとっては、やりたての鬼姫にも通じてしまうけれど。)

もう時間少ないけれど、時間のある限り考えたい。

続きを読む

麻邑楽リハと昭和さん公演リハ



11/29の麻邑楽リハと12/14の昭和さんリハ。卓哲さんの準備(ギターとマイクとケーブル)が一緒だからと、同じ日にまとめてやってしまうことにした。
なんていいアイデア!と思ったけれど、卓哲さんは映像編集やらで徹夜、わたしも何やら作業してたら寝付けず朝方に眠って、お昼から長時間リハという強行スケジュールに…なんてこった(笑)

まずは麻邑楽リハ。
今月あたまのこもだソロ枠で麻邑楽曲2曲歌ってるけど、語り『星の王子さま』が頭の半分を占めていたし、正式な麻邑楽のリハって久しぶりだ。
麻邑楽では、ざっくり言うと卓哲さん主導でセットリストの順番を考えて、わたし主導でその流れを繋ぐ台本を構成する。もちろん意見も言うし聞くけど、ベースはそれ。『星の王子さま』
時間があるときに小一時間で台本を書いた。
Dropboxに放り込んで「書けたよ」と連絡したら「すごく面白い!」と返事が来た。

麻邑楽の新曲はないのだけれど、またカバーを1曲やる(ので新曲やるようなもん)。
11/29にあるお祝いの会には、このライブが先に決まってたので出席できないが、この曲をプレゼントしたい(本人たち聞けないけども、伝えてはあるので気持ちだけは届きます)。
ちょっと癖のある曲なので心配だったけど、案外すんなりと決まった。微調整は必要かもしれないが、ほぼこのままでいけそうな所まで行けて一安心。

あとは既存曲で、構成を試して詰めた。
構成上で「ここいいよね」と卓哲さんが反応するところは変わっていて、演劇の感性があるからなのかなと思う。わたしが音のことをリクエストする時(このくらいのバランスで重ねたいとか、タイミングとか)は、たぶん音響オペの時の感性だ。
それのせいなのか、もしくはふたりとも音の重なりフェチだからなのか、相手の音をよく聞きながら音を出すから、お互いがお互いに合わせようとしてうまく行かない時があるほど(この箇所はどっち主導で、って相談したほうがいいのかも)。マイナーチェンジを言い忘れたときなんかは(勝手に汲み取るから)とても便利なんだけどね。既存曲のひとつ、前に「アレンジこうしたらいいんじゃない」ってちらっと話しただけのことを卓哲さんがちゃんと形にして持って来てくれた。今月忙しかった筈なのにすごいなと思う。ほんといつ寝てるんだろ。寝ながら考えてるのかな。そして『星の王子さま』やった成果か、アコギのアレンジ力が進化した気がする。何気なく弾いてる間奏に「なんか不思議な音入ってるよね?」とても面白かった。わたしもたまにはそんな風に驚かせたい、日々精進しよう。

そして、睡眠時間が短いと声がざわざわするから、ちゃんと眠ろうと反省した。
出るんだけど、微調整が効かない。


イッキさん到着して、三人のところを合わせて、昭和さんが少し遅れて到着。
構成を打ち合わせて、冒頭から返す。
「ちょっとギター借りていい?」西邑さんが昭和奏法を目の当たりにする日がついに来た…!
(夏には緊張気味だったふたりだけど、少し打ち解けてきたのかな?)


最初の写真は、稽古の終わりに撮った、チラシを見せびらかしている図。
今度のチラシはわたしが作ったチラシ初の4色分解。(モノクロと二色しかやってなかった)
目玉の写真は、天井桟敷がフランクフルトに凱旋公演したときの記念写真。
昭和さん、萩原さん、寺山さんはもちろん、九條さんや蘭さんもおられる。


このチラシに負けないよう、がんばろ!


いずれもご予約はkomodamari*gmail.comで受け付けます。

殺陣稽古

地下活動にて急遽本日は殺陣振付の日。
「殺陣の稽古に行ってくる」と家族に告げると「またあの顔になっちゃうの?」と言われた。
(殺陣のこと考えてると、あからさまに凛々しい顔になってて、すぐわかるらしい)

ひさしぶりに愛刀(青木師匠より譲り受けた通称カッタナー)を連れて稽古場へ向う。

これまで殺陣って主に紅葉で、紅葉の強い人殺陣(青木師匠と西脇先生)と零紅葉の乱暴な殺陣(西脇先生)とがわたしの財産なものだから、わたし、きちんとした構えでの殺陣って果てしなく素人というかヘタなんじゃないだろうかと思う。
普通は(斬られたら痛いから)防御こそが第一なはずだけど、あの人(『無限の住人』の卍さんもそうね)斬られても死なないもんだから、きちんと防御しないで攻撃に特化していくんだろうな。でもわたしはそんな紅葉とか蘭の殺陣が好きです(笑)(いや、紅葉も、死なないとはいえ斬られたら痛いし血が出ると弱りはするんで、無駄に斬られないよう防御も徐々に覚えたみたいだけど。)

久々に刀脳を使った。先生がつけていくのに合わせて動いてると流れで「次こうかな」ってそっと動く奔放な生徒に先生は「うん、そうだよね、胴斬り行きたくなりますよね、いいでしょう来て下さい」って柔軟に取り入れてくださった。ありがとうございました。楽しかった!
ここ数日、食欲がいまいちだったけど、元気出た。


しかし今日の殺陣の先生も、青木師匠仕込みの構えしたら「ん?んー、まあいいか」って顔してた気がする(笑)
青木師匠とそろそろ稽古したいなー!

『イト2014』の稽古

土日とも丸一日お稽古。
土曜はソワレちゃんのお誕生日だったので、サプライズでケーキ登場。
台本の中に「お祝いのケーキを!」って台詞があって、
『イト2012』の稽古中の大島さんのお誕生日にもこのタイミングでケーキ出したっけ。
この台詞ある稽古で、誕生日を迎えるという引きの強さ。この調子で今回もがんばってもらいましょ!

日曜は、見知ったメンバーで和気あいあいとじっくり稽古。
2014-11-16-19-16-39
合宿みたいだった(笑)


先週末の大阪での上演を糧に、台本が大幅に改変されて、わたしは今朝冒頭を見ただけで「こう来たか!」とハイテンションになった。おにいえらい!「大阪のあと書き替えるつもり」とは聞いてたけど、うん、こう来たか…!10周年記念に相応しい、そしてそのなかで3度も上演した『イト』に相応しい改変だと思う。『イト』を含む黙示録三部作のうちのひとつ=今年の初夏に上演した三部作完結篇『PARADE〜終焉の詩』の世界を一部織り込んだ。正直、一時間弱の上演で物語を頭で理解してもらうのは難しいけれど、それでも『イト2014』は、この三部作の締めくくりといえる形に近づいた。あとは稽古場と現場でがんばる。

WS参加組の古屋佑磨さん、マスクメイドさん、tAkさん、相田健太さんも来て、賑やかな稽古場。それぞれ個性的な面々で、初対面の人が多いのに、頭も身体も使っていい感じでSAIらしく進んでいる。
あずやまさん(飯塚あずささん)、みんごす(衣純ちゃん)、局長(渋谷さん)と、みんな揃った時にどういった絵ができるのか楽しみ。

初演イトと同じく生即興で(Cuu-さんは大阪のみだったが)、Asohgiさん、fujimiya.tvさんが参加決定。うれしいね。

そして実は、TETRA。と、結構久しぶりの共演。たのしみ。

ご予約お待ちしております!


『イト2014-変異する演劇/展示する演劇』
作:倉垣吉宏 演出:SAI
音楽:Cuu-、Asohgi

【物語】
環境破壊が進んだ世界
学校も遊び場もインターネット上にある時代
地域とのつながりは、かつての時代よりも強くなっていた
とある団地
一般的な家庭、ごく普通の両親に育てられた少年「光」は
成績優秀ながら、反抗期と人生に対する絶望から
ネットゲームに傾倒していた
天才ゲーマーと呼ばれ「光クラブ」の頂点に君臨するも、
物足りなさを覚える少年はある日
「セカイ」と名乗る少女に出会う

崩壊していく世界の中で、
繰り広げられる人間模様。
人と人の絆を描く青春群像劇。

【日時】
※わたしが出演するのは24日。
展示会場内でのイベント時間です。

11/24(月祝)「展示する演劇」
・13時-14時
・16時-17時
※開場入替は10分前より開始。

-24日キャスト-
有栖川ソワレ
大島朋恵(りくろあれ)
こもだまり(昭和精吾事務所)
仲村弥生
倉垣吉宏
TETRA。
渋谷翼
衣純
飯塚あずさ

マスクメイド(厨讃帝国Der Heilige Ort/ヘルサウナ)
綾瀬ぎん(Hermate、ヘルサウナ、etc.)
tAk(霞鳥幻樂団、ヘルサウナ、etc.)
相田健太(偉伝或)
古屋佑磨

Asohgi
fujimiya.tv(解散レコード)


【入場料】
予約¥2000(SAI展入場料500円込)
当日¥2700(SAI展入場料800円込)

【会場】
CGNクリエイションギャラリー日本橋箱崎
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町27-9 3F
・東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」2番出口徒歩3分
・東京メトロ日比谷線、東西線「茅場町駅」4b出口徒歩9分
・東京メトロ日比谷線、都営浅草線「人形町駅」A2出口徒歩9分
次☞9/25 昭和精吾事務所BAR■ご依頼☞showaseigo14@gmail.com■昭和精吾事務所代表。語り歌う女優。脚本・演出。寺山修司・岸田理生作品上演。実写妖怪モデル。麻人楽。ヒューマンアカデミー演技講師■客演☞廻天百眼、SAI、青蛾館、田園に死す三沢篇■協力☞FOXPILL CULT
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