2015年07月

2015年07月20日

「ナゴシノハラエ」上映会@UPLINK


大原とき緒さんが監督した『ナゴシノハラエ』上映会へ。
数年前に撮影したのだけど、ずっとタイミングが合わずに完成版を見られていなかった。
母役の、とき緒さんの衣装はわたし監修だったのもあり、浴衣を着て行った。

わたしの役は『ビンヅメノジゴク』(夢野久作の『瓶詰の地獄』より抜粋)を上演している劇団員で、わたしが兄役、野口有紀ちゃんが妹役。いまは無き神楽坂die-pratzeで撮影している。演出はメインキャストの土山壮也さん(劇団め組)だった。土山兄さんとは『Bon Voyage!』という舞台で恋人役(?)で共演したご縁がある。

撮影したあとどう撮れていたかもチェックしなかった。演劇ではだいたい想像がつくけど、映像は経験が少ないからどんな具合か実感がなくてドキドキだった。結果はまさかの、想像通りの出来だった。ちょうどこのくらいだろうと思っていた通り。「もっと出来てると思ったのに」でもなく「思ってたよりいいね」のどっちかだと予想してたから不思議だった。


作品は、世代や人物について(双子や呼び名が混ざって)敢えて錯誤を狙っているようで複雑なところもあるが、基本は『MATSU⭐︎KAZE』と同じく不在の(捕えられない)男を待つ女を描いているのでわかりやすかった。

今後も映画祭などでの地方上映の企画を精力的に進めているようなので、上映の機会があればtwitterなどで告知するつもりです。どうぞ今後もよろしくお願いします。続きを読む

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2015年07月15日

告知)茅の輪くぐりと7/20出演映画「ナゴシノハラエ」



大原とき緒監督作品「ナゴシノハラエ」が7/20にUPLINKで上映される。

ナゴシノハラエとは夏越の祓、
6月末にある、半年に一度のお祓いの一つ。茅の輪くぐりや形代流しで、半年分の穢れをおとす。
ちょうどというのもおかしいけれど、いま古事記や陰陽道の本を読んでいたから、ぼんやりと今年はやらなきゃなと思っていたところに「ナゴシノハラエ」上映のお知らせが来たので、これはタイミングなんだと確信を持って現場に向かった。



雪が谷八幡神社。八幡様は弓の神様らしい。次の「幻夢」は弓が関係あるので、ここに来ることになったのはやっぱり繋がってるのかなという気がした。

冒頭の写真が茅の輪。
8の字を描くように、正面からくぐって左、戻ってくぐって右、戻ってくぐってもう一度左、戻ってくぐって参拝をする。その時に唱える詞は
「水無月の夏越の祓えする人は…」
だとわざわざメモって行ったのに、現地に掲示されていた作法の紙には違う言葉が書かれていて衝撃(笑)

でも清浄な空気吸って、なんだか気分はすっきり。
行ってよかった。


2015/7/20(月•祝)「ナゴシノハラエ」@UPLINK
<1回目>17:15開場/17:25上映
<2回目>19:45開場/19:55上映
※受付開始時刻は各回、開場時刻の1時間前から。受付の際に整理券を配布いたします。
整理券は◆前売券・予約と、◆当日券で分けて発行いたします。 入場は整理券番号順になります。

■前売:1,100円(UPLINK窓口、カンフェティにて販売)
■UPLINK Web 予約(前日迄):1,300円
■当日:1,500円
※『ナゴシノハラエ』Tシャツ着用・学生(要学生証)・UPLINK会員:1,100円

http://www.uplink.co.jp/event/2015/38054

「私の恋人は兄だ」衝撃的な告白から始まるこの映画は、兄と妹の近親相姦を女性の目から映したものです。また、閉じられた世界で生きてきた女性が自分の足で開かれた世界へ歩いていく話でもあります。流しても流しても流し切れずに何度も戻ってきては、また流され戻ってくるような想い。それは穢れや罪なのかもしれない。それでも穢れや罪なのではなく、そういうものとしてあり続けてもいいのではないかという肯定と願い。愛の物語です。

【ストーリー】 
市川翠(すい)28才。十年間、実の兄である舜と恋愛関係を続けている。そのことは、友達の瑞穂をはじめ、誰も知らない。兄は母・絢子と暮らしている。
ある日、音信不通だった父・惇(まこと)か ら一冊の 本が届く。その本『瓶詰の地獄』が二人の関係や周囲に波紋を起こしていく。
そして、彼女は思い出す。夏越の祓。あの日、あの川に流したものは何だったのか。流しても流しても流しきれなかったもの、それは・・・

【出演】
市川 翠(スイ):薬袋(みない)いづみ(『さよなら渓谷』『水の声を聞く』)
市川 舜・淳:土山壮也
瑞穂・妹役B:神月叶/浜田 真:小口美緒/彗(スイ):大久保千晴/濱田 惇:横田創/市川 絢子:大原とき緒/毛利浩秋
劇中劇『ビンヅメノジゴク』キャスト:こもだまり(兄役)、野口有紀(妹役A)

【スタッフ】監督/脚本:大原とき緒/Co-プロデューサー:土山壮也/衣裳アドバイザー:丸山恵美/ミキサー:大谷勝巳(有限会社プロフェッショナルクラフト)/テクニカルアドバイザー・機材協力:中村元洋/ロケ場所協力:神楽坂die-pratze/作品引用:『瓶詰の地獄』夢野久作 著/音楽:ezoshika label『Je te veux(あなたが欲しい)』エリック・サティ/英語字幕製作:KAZ YOKOYAMA&ROSH PERERA/予告編制作:花田まり子/制作:movies label will☆


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2015年07月14日

告知2)8/7金 麻人楽-matra-音楽劇『幻夢』出演者紹介

麻人楽 音楽劇03『幻夢』
2015.8.7(金)19:30-19:55 東高円寺U.F.Oclub
脚本・演出:こもだまり 音楽:西邑卓哲(FOXPILL CULT)
出演:稲川実加・左右田歌鈴・こもだまり

こもだまり



稲川実加(いながわ・みか)

(池の下 第22回公演「エレベーターの鍵」より)


左右田歌鈴(そうだ・かりん)

(廻天百眼ショウより)

ご予約はkomodamari★gmail.com(★→@)こちらでも承ります。


今度は人魚姫がモチーフです。ていうとかわいらしいの想像されるかもですが、あの、きらきらしてません。アングラな人魚姫です。そして「幻視」に引き続き”ナミタマイソ”の契約と、ことどわたしの繰り返しのお話です。
稲川実加さんは大のディズニー好きなので「今度人魚姫だよ」と言ったら「アリエル??!」と言った嬉しそうな顔を見ながら、ごめん、たぶん想像してるのとはだいぶ違うよ・・と思ったのでした。


6/30SAI本番までに第一稿あげるつもりがちょっと遅れて七夕になってしまった!
輸血パックのせいにしておこう。
さて今年の頭からじわじわと、陰陽道や降霊術や人魚伝説を吸収し、怪しげ成分として妖怪ハンターシリーズ(諸星大二郎氏)など読み返していた。直接的にはあまり踏襲されてないですが、きっとなんらか影響があると思う。リオフェスの時期には岸田理生さんの小説「水妖記」を読んでいた。戯曲の「吸血鬼」に繋がる短編があったから、実加りんに貸そう。
高橋留美子さんの「人魚の森」から始まる人魚シリーズも高校以来(後ろの席の坂上くんが急に貸してくれた)で読み返した。人魚と吸血鬼のお話には類似点が多いんだな。


「幻夢」第一稿を一昨日みなさんに送りつけ、本日第二稿ができたところ。
幻視のシリーズとして書き始めたのでチヒロとふたり芝居で書いていたのを書き換えたことと、
時がたくさん流れるので物語が膨大になって、どこをフィーチャーするべきか悩んで時間がかかった。
いくつかある物語自体も、なんかの折に一本立ちして作品に出来るのかもしれない。


SAIでチヒロ演じる紀道さんに意地悪するために滲み出る慈愛(註:倉垣談)を封印していったら、慈愛が家出して帰ってこなくなったようで、やさしい歌詞書けなくて難航(笑)
おかしな突破口を見つけて、辻占みたいに歌詞を書いたら変わった子守歌が出来たけど、これ採用されるのかなあ??

はっ!
わたし前回の「幻視」でチヒロさんに役名「伶(りょう)」にしたけど、
ryouとかhouとかrouとかtouとか、たぶんこの感じの音が好きなんだな。今朝できた歌詞もそんな音が出て来てる。

衣装や音楽のことなど具体的に考え出すと、ひと月切ってることに手のひらが痒くなるけれど、大丈夫。なにしろ共演者が強いから大丈夫。

紹介します。




稲川実加さんとは、
青蛾館『仮面劇・犬神』(演出は池の下主宰 長野和文氏)、リオフェス2013参加作品・青蛾館『吸血鬼』『リオ版 身毒丸』で共演した女優さん。
またきっと共演するだろうと思っていた人。
ひとつめの理由は、『吸血鬼』で姉妹役をやった感触。
ふたつめは、同じ持ち物や服を持っていたり、示し合わせたみたいに同じ配色の服着てたりという偶然が何度もあったこと。(今回出演依頼のため6月初旬に会った時も同じ色の靴を履いていた。)
みっつめは、ふたりとも鬼女「紅葉」をモデルにした役を演じていること。
鬼面組チラシ
これがそのチラシ。これは紅葉(くれは)演ったあとだったら気になっちゃう。
「鬼女紅葉」が気になって、しばらくチラシを取ってあった。それが実加りんの出ていた鬼面組(主宰は深沢幸弘氏。この人もきっといつか共演すると思う人。)の公演『紅葉襲の明烏(もみじがさねのあけがらす)』だったと、青蛾館で共演したときに判明。

前回の2月の麻人楽は、既成戯曲を実加りんとチヒロと三人でというのが最初のプランだった。(結果温存したので、これはこれでいつかたぶんやります)

そんなわけで、満を持しての共演です。


左右田歌鈴さんとは、
廻天百眼『奴婢訓』『冥婚ゲシュタルト』ほか百眼ライブやショウで何度か共演。
オペをしつつ出演してもらう若手枠、という発想になった時に一番に名前が挙がったのが歌鈴ちゃんでした。人物としては真面目だし周りを見る目があるし、演者としても立ち居振舞いも美しい、迷いがない声を出せる女優さんなので、お願いしました。
即答で快諾してくれた心意気に感謝。


このふたりと、こもだまり(冒頭写真は人魚加工)にてお送りします。
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2015年07月10日

告知)10月、廻天百眼『屍のパレード』に出演します

今春に上映会のあった短編映画集《屍のパレード》より、石井飛鳥が脚本・監督を務めた表題作オリジナル作品『屍のパレード』を舞台化します。
映画は出来てるので、予告映像なんかもレベル高いのが早めに上がってくるかと思います。
どうぞお楽しみに。

特別出演枠に大島さんと常川さんなど強力な布陣。
映画と出演メンバーがだいぶ変わるので、配役どうなるかなあ??

音楽は麻邑楽でおなじみFOXPILL CULTの西邑卓哲(a.k.a.KEVIN)さん。
今回も石井×KEVIN曲歌えるかしら。卓哲さんとは麻邑楽で組んでるけど、百眼だとKEVINさんって感じだし、ここはここで大事な現場で、百眼で歌うってのはある種特別なのです。


わたしもう今年ゆっくりしてる暇ないっぽい?と思ったけど、いや去年の8、9月に比べたら余裕な気が…(だって2ヶ月で青蛾館含めて5イベントですってよ。)気が…する!
ちなみにこのあとは8/7麻人楽、8/22 SAI、10月これ、11/14二人語り、12/6寺山さん(昭和精吾事務所)です。
が、たぶん…単発とかは…受けちゃうでしょうね。どんとこい!(笑)

少女椿以来の東京大阪ツアー!!


廻天百眼劇場本公演『屍のパレード』
脚本/演出 石井飛鳥

2015年10月7日(水)- 12日(月)
東京・ザムザ阿佐谷 
10月24日(土)・25日(日)
大阪・independenttheatre 2nd




使用者の心の深淵に応じた強さの屍を召喚して使役する「黒の書」と「白の書」をめぐる、吸血鬼と妖怪のアクションファンタジー!

幾千の影が伸びるのは沈む太陽の合図 
虐待された少女達は悪魔の書物を携え復讐を誓う
テッサリアの巫女たちの崇める踊る深淵
無惨の記憶は闇を引きつけ、救いの記憶は改竄される

感受誰しも残酷で 漏れて伝わる享楽だ
呻き喚いてしがみつき もがき溺れる人間だ

触れぬあの世に救いを望み
硝子のアチラの水銀を睨む
今生の全ての間違えもまた 夢 幻
あの時の揺らぎよ 我が深淵よ
開け

「この世のモノに成りたい」

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2015年07月01日

舞台芸術創造機関SAI「BORDERS」no.3(6/30版)@横浜 黄金町 似て非works



舞台芸術創造機関SAI「BORDERS」@横浜 黄金町似て非works
6/30の女医・暗室依円(あむろえまる)はこんな感じでした。
下は本番中の診察室の風景。


(撮影:モーリさん)


横浜遠征当日。
寝過ごし防止策、比較的近所のチヒロさんと駅で待ち合わせ。
ふたりとも遠足前日寝られないタイプだったようだが(笑)、話したいことは山積みで、道中ずっと話し続けた。
海の匂いのする川沿いを歩いて到着した会場は、吹き抜けの天井が高くて気持ちいい。
陽光が差し込むマチネ、夜になって街灯のうっすら見えるソワレ、全然雰囲気違うんだろうな。
わくわくする。

限られた時間のなか、セッティングして各自足場など確認して、みんなで場当たりして、(ぜんさんの賄いポテトサラダと卵焼きで小腹と心を満たし、)いざ客入れ。


この会場は「完全自由席=本編中、自由に好きな場所に移動してみてください」という触れ込みで、ストーリーが記者会見を舞台にしているので、「カメラ持参/要予約」の2点を満たせば全編自由に撮影可能という画期的な企画だった。
本番中にシャッター音がランダムに響き、とても記者会見ぽくて面白かった。
先に書いた陽光や街灯、会場に設置された井戸に水の落ちる音・外から聞こえる車の音・カメラの音、動く人の足音なども効果音のようで、いまここでしか見られないものになったのは、思った以上の成果だった。続きを読む

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