Air*Log

語り歌う女優、こもだまりの製作日誌(2005〜)。 演劇・語り・ライブ等の上演情報や、稽古や、思索。 昭和精吾事務所 二代目代表。脚本・演出家。麻邑楽×麻人楽。 ヒューマンアカデミー演技講師。

2018年05月

七七火)チケット発送と本チラシ完成





20日までにご入金いただいた皆様への、チケット第一次発送が完了したようです。
お届けまで今しばらくお待ちください。



チケットを発送するのに本チラシが間に合っていない体たらくでしたが、
まもなくの蘭妖子さんワンマンライブより配布開始です。

蘭さんライブは25日(金)、26日(土)ともに19時開演。
シアターPOOにてお待ちしております。

(わたしは両日とも受付に入っています)

ご予約受付中です。

1)予約フォーム http://bit.ly/ran2018
2)showaseigo14★gmail.com(★→@)

201804蘭妖子

リオフェス総合チラシを入手



昭和精吾事務所の「七七火-なななぬか-」情報載ってます…!
(参加するんだから載るの当たり前ですけど、
 ずっと客席から見ていた諸先輩がたと並んで掲載されるのは感慨深いです)


追って、きちんとスキャンして掲載しますが、ひとまず写メります。
関係公演には折り込みますので、見てくださいませ。



表紙。今年も‎猫。


中面、ラインナップ一覧(プロジェクト・ムーは外面)。


プロジェクト・ムー。
今年は野外劇場が2作品もあるんですよね。


今日は、ご縁あって七夕を題材にした舞台を拝見しました。
ロビーで短冊に願いを、とのことだったので、書いてきました。
短冊書くのは二年ぶりかな?



なにとぞ…!

リオフェス2018参加作品の紹介

リオフェス参加団体を、コメント付きで紹介します(2018年5月7日現在)。
情報増えたら足すし、まちがってたら訂正しますね。

そうこうするうちに総合チラシが到着したので、掲載のキャッチコメントを追記します(5月10日)。
出演者など、詳細も追って追記します。

せっかくフェスなので、みんなで盛り上がっていきたいです。
参考になりましたら幸いです。

(各位、ここを直してほしい、舞台写真これを載せてなどありましたら、ぜひ個人的にご連絡くださいませ。)
(一部敬称略にて失礼します)

わたしは全部見たいです!



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リオフェス2018(第12回岸田理生アバンギャルドフェスティバル)
ー今年も、な、なんと6団体5会場!キシダリオの拡散が始まった!−
********






【リオフェス2018参加団体ラインナップ】

1、吉野翼企画「野外劇 新譚 糸地獄」
岸田理生永遠の名作「糸地獄」が、野外劇として再誕。
イエという場所に母を捜しに来た『繭』という少女。暦の名を持つ女郎たちと、それを操る奇怪な男たち。仄かに匂う嘘の香り。「誰かが嘘をついている。誰かが母さん。誰かが父さん。」
炎に浮かぶ呪術祭のように美しく、そして妖しげに描かれる幻想見世物野外劇!


原作◎岸田理生 構成・演出・脚色◎吉野翼
  期日 6月21日(木)〜24日(日)
  会場 西戸山野外円形劇場
  前売 3800円
  予約問合せ 03-6265-0825
  https://www.facebook.com/tokyo.tabula.rasa/

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(2017舞台写真)

絵空箱オーナー、吉野翼さん主宰。リオフェスには2014年より連続参加。
舞台写真に惹かれていたがタイミングが合わず、昨年の「平成緊縛官能奇憚『血花血縄』」で初めて拝見できた。緊縛や生演奏により緊迫感ある演出。シンプルながら耽美な作品を際立たせる舞台美術も美しかった。
「糸地獄」、理生さんの劇団に在籍していた雛涼子さんや友貞京子さんが出演し、高田恵篤(万有引力)さんが演出した2006年版を見た時からとても好きな作品。わたしもいつか上演したい戯曲です。

出演者(敬称略)に、 2013年以来のリオフェス参加となる、のぐち和美(青蛾館/カクシンハン)を始め、吉野翼企画連続出演の井口香高畑亜実、廻天百眼で共演した辻真梨乃篠原志奈(Dangerous Box)など、知り合いの美しい女優陣が多く出演する。また、共演経験はないが、Manhattan96で見て一目惚れした五十嵐愛が黒衣の舞女(ダンサー)で出演。


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2、千賀ゆう子企画「桜の森の満開の下」
〜坂口安吾を語りながら千賀ゆう子の俳優としての身体は、既に作者をこえて彼女自身の言葉を豊潤に語っているのである〜(岸田理生)。
1983年初演、坂口安吾の原作を岸田理生が千賀のために書き下ろしたオリジナル脚本。
日本各地やヨーロッパ公演など、公演数は150以上。2014年RIOフェスで、初演に近い演出で好評を博した本作品。今回はより空間を密にしたギャラリーでの上演となります。


原作◎坂口安吾 脚本◎岸田理生 演出◎笠井賢一
  期日 6月22日(金)〜25日(月)
  会場 六本木ストライプハウスギャラリー 地下
  前売 3500円
  予約問合せ 090-8086-3365
  http://senga-unit.sakura.ne.jp/

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青蛾館『青ひげ公の城』の中、で朗読者としてふたりで岸田理生の作品を読ませていただいた。
長く岸田理生作品を上演し続けており、また主宰であり朗読者というスタンスも、個人的に興味深いかた。『桜の森の満開の下』は理生さんが千賀ゆうこさんのために書き下ろした戯曲。過去には鶴山欣也さん(舞踏工房 若衆YAN-SHU主宰)が出演したこともある作品と記憶する。一度は見たいと思っていた念願が叶いそう。


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3、ユニットR「ブラックマーケット1930」

神、肉類を恵み給う、されど悪魔、料理人をつかわしむ

原作◎岸田理生「ハノーヴァの肉屋」 脚本・演出◎諏訪部仁
  期日 6月27日(水)〜30日(土)
  会場 こまばアゴラ劇場
  前売 3500円
  予約問合せ 080-9484-7539
  http://unitr.art.coocan.jp/bm1930.html

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諏訪部仁主宰、雛涼子出演のユニットR。リオフェスには初回よりずっと参加していると思われる。
理生作品を深く愛し、理解する、雛涼子さんの女優としての圧。「少女」性を持ち合わせたまま成熟した「女」である佇まいは必見。ぜひ体感してほしい。
ユニットRは戯曲をそのままではなく、他の作品の要素を組み合わせたり、独自の解釈を加えて作品化している。理生さん亡き今だからこそ、現在性として岸田理生作品の先を思考する大事な創作行為と感じる。
雛さんとは昭和精吾が理生さんの劇団に客演したご縁もあり、わたしも昭和精吾事務所「叫ぶ種子あり」で一度共演している。今作『七七火』や昨年の『血系譜』でも(加えて廻天百眼『臘月記』出演の際にも)作品の理解に関して多大なお世話になった恩人でもある。

6月28日(木)ユニットRの終演後には”水妖忌”(岸田理生命日の献杯)が行われる。
(わたしも行きます)


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4、URARA×村上裕「雪女〜SNOW WOMAN〜」
岸田理生が哥語りの松田晴世のために書いた「雪女」。
松田晴世の急逝でこれまでほとんど上演されることがなかった幻の戯曲に、劇旅&ひとり演劇のteatrista・URARAと統合的総合芸術家・村上裕がタッグマッチで挑戦します。


作◎岸田理生 構成・演出◎大沢由加子
  期日 7月1日(日)会場 六本木ストライプハウスギャラリー 地下
  期日 7月7日(土)、8日(日)会場 武蔵小金井 KOGANEI ART SPOTシャトー2F
  前売 3000円
  予約問合せ goldenswallow.co@gmail.com
  https://twitter.com/yukakoosawa

rio2018urara rio2018urara2

ひとり語りの岸田理生作品を上演しているとのことで、気になっていたかた。
宗方さんよりこの作品のお話を聞いていたので、どんな風に上演されるのか楽しみ。


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5、昭和精吾事務所「七七火-なななぬか-」
演劇実験室◉天井桟敷 伝説のアジテーター[昭和精吾]。 装置もなく、語りの力のみで情景を鮮烈に想起させる彼の技法を継ぎ、
J・A・シーザー曲で寺山修司の詩を連続で語る『われに五月を』、十年後の八百屋お七を描く 岸田戯曲を映像×音楽×語りで凝縮した幻想劇『七七火』の二部構成。


作◎寺山修司/岸田理生 構成・演出◎こもだまり 音楽統括◎西邑卓哲
  期日 7月6日(金)〜8日(日)※7日は13時特別ライブ「七七ノ歌-ナナナノカ-」のみ
  会場 渋谷・サラヴァ東京
  前売 一般3500円・学生2500円(各1drink別)
  予約問合せ 050-5318-7445
  http://bit.ly/showaseigo




うちです。詳細はhttp://bit.ly/201807zにて!


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6、プロジェクト・ムー「SORA〜私たちはどこから来たの?どこへ行くの?」
田理生カンパニー最後の公演となった『ソラ・ハヌル・ランギット』は「国境を越える演劇」シリーズの最終形態として多言語演劇でした。岸田理生の遺志を継ぎ、この『ソラ・ハヌル・ランギット』の進化形の舞台化に挑戦します。
母語を奪うという歴史的事実の検証から、さまざまな言語が共生する可能性、演劇が言葉と国境を越える可能性を問う作品です。この劇は、バベルの塔を造って神に復讐され、多様な言語を話さざるを得なくなった、私たち人間の反乱劇なのかもしれません。


原案◎岸田理生(『ソラ・ハヌル・ランギット』より)脚本◎福田光一 演出◎大橋宏
  期日 7月14日(土)、15日(日)
  会場 西戸山野外円形劇場
  前売 3800円
  予約問合せ 080-3242-0773
  https://twitter.com/munakata57

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リオフェス主催の「理生さんを偲ぶ会」代表、宗方駿さん率いる団体。
昨年の『新・盲人書簡』もこの野外劇場での上演。脚本の福田光一さんは理生さんと面識もあり、理生さんが書きたがっていたというリオ版『盲人書簡』を、福田さんが遺志を汲み戯曲化したものだった。理生さんを継ぐものとして活動している福田さんの今後にも注目している。(とても面白い方です)
プロジェクト・ムーに三年連続出演となる本山由乃とは、廻天百眼で共演した。美しく確かな技術もある女優。女優のみを使う劇団ロオルを主宰する才媛。


  

各演目一回づつ見られる通し券を1万円にて販売。
3000円はするので、3団体見るなら通し券がお得です。

昭和精吾事務所でもお取扱いございます。

事務所チケット受付フォーム、もしくはshowaseigo14★gmail.com(★→@)にてお申込みください。
[前売]http://bit.ly/201807p
[予約]http://bit.ly/201807r

七七火)餅月わらびさん出演のお知らせと、みんなのこと




今作『七七火-なななぬか-』には、わたし、イッキさん、西邑卓哲さんのほか
前作『われに五月を第二章-血系譜-』に出演してくれた心強いメンバー
麻宮チヒロさん、左右田歌鈴さん、稲川実加さん、鋤柄拓也さんの再登場が決まっていたのですが、
あらたに【餅月わらび】さんの出演が決まりました。

彼女は今年3月の虚飾集団廻天百眼『殺しの神戯』で共演した19歳(現在20歳)。
廻天百眼のオーディションを勝ち抜いて出演することになった、たった3人のうちの一人なので、団員じゃないけど、百眼主宰の石井飛鳥さんにも話して、承認済み。

余談だけど、どこ経由で出会ってこと、どう発展するかって、紹介者に報告するの、大事なことだと思ってる。
実加さんや鋤柄さんの出演が初めて決まった時には、青蛾館プロデューサーである野口さんにお礼のご連絡をしました。真実、野口さんのおかげだって感謝していたし。
例えて言うなら、自分が紹介した友人同士が付きあうってなったら、一応私にも報告してほしいじゃないですか(笑)。そんな感覚。

おもち(わらびさん)は「足尾の爺さん」という、『殺しの神戯』内の、(なにわえ)わみさんと私の語りの掛け合いのシーンをとても好きだと言ってくれてたし、語りものが好きなのかもしれない。稽古で台詞の言い方をアドバイスしたことがあって、語りの技術を学びたいです、と申し出てくれました。

上の、本番中の紹介tweetで書いている通り、
「バレエ経験を生かした身のこなしと、がんばり屋さんな持ち味で、難しいシーンもすっかりモノにした。吸収が早いので今後が楽しみな新人」として見ていたので、わたしも楽しみです。

先日、早速いくつかの詩を読んでもらったところ、かなり意外なものがハマった。
すっきー(鋤柄さん)の時もそうだったけど、やってみないとわからないんだよなあ。
稽古していけば大抵のことは上達するんだけど、何もしてない段階でも「合ってるなあ」と感じるものがある。それは持ってる性質とか性格とか、声に由来するのかもしれない。

声にはその人の人生が情報として乗ってる、と、昔西邑さんが教えてくれた。
(ボーカルレコーディングの時の話題だったので、声そのものの話として受け止めて、神秘的に感じたけれど、今改めて考えると”声の出し方”という意味で、演劇でいう語りくちってことなのかもね)
たぶん、これまでにその人を構築してきたいろんなものが影響する、その声や語り口と、作品が寄り添うのを、発見する。とても面白い作業だ。
んー、服のスタイリングしてて、その人にすごく似合うコーディネイトを見つけたときみたいな…
ああそうか、言語とのコーディネイトなんだ、この作業は。納得。

******
麻宮チヒロさんに「おもちは、意外にもあれがハマったよ」と伝えたら
「僕が難しかったやつですね、楽しみです」と言われた。
「難しかった」と彼はいうが、いまやってもらってる「永山則夫への70行」がチヒロさんにはとてもぴったり来たから、それに比べると、って話で、彼のそれがダメだったわけでは決してないんだけど彼は「難しかった」と記憶しているらしい。やはり本人も、しっくり来た、来ない、というのがあるのだろう。チヒロはとても語りが好きで、創意工夫、研究をとてもするし、上達への意欲もあるし、なにより耳がいいので、これからがもっと楽しみ。
3月の作・演出作品『箱男からの思想』を経て視野が広がっただろうし。
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七七火)メインビジュアル解禁 & ステージナタリー掲載

本日5/7、本番2ヶ月前に『七七火-なななぬか-』フライヤー、ビジュアル解禁!
皆様のお手元に届くまではもう少しかかりますが、ひとまず公開です。




ビジュアル面製作は、今回も西邑卓哲(FOXPILL CULT)さん。
八百屋お七は、火事でお寺に仮住まいしたことが発端の恋のお話。
3/7に、とあるお方のご協力を得て、このようなシチュエーションでの撮影をすることが叶いました。
被写体になってくれた出演者の皆さんもありがとう!

正式フライヤービジュアル面(音楽界ではフライヤーというが演劇界的には本チラシオモテ面という)には特典情報もそっと記載されています。
近くなったらまた詳しくお知らせいたしますね。


2)前公演に引き続き、今回もステージナタリーに情報掲載されました。

https://natalie.mu/stage/news/280637




e+も本日発売。
今後のニュースにもご注目いただけましたら幸いです。

第12回 岸田理生アバンギャルドフェスティバル/リオフェス2018参加作品

昭和精吾事務所 昭和精吾生誕77年記念公演
七七火-なななぬか-

作:寺山修司/岸田理生「火學お七」
構成・演出:こもだまり 音楽統括:西邑卓哲(FOXPILL CULT)

2018.7.6(金)〜8(日)
※7/7(土)は13時開演の特別ライブ「七七ノ歌-ナナナノカ-」のみ開催。
渋谷・サラヴァ東京

http://komodamari.blog.jp/201807z







[5/23更新]7/6-7/8 昭和精吾事務所【寺山修司×岸田理生】七七火-なななぬか-

[随時更新/情報最新版]2018.2.14発表→5.7更新


☞七七火-なななぬか-[7/6・7/8演劇]案内 http://bit.ly/201807z(当ページ)
☞七七ノ歌-ナナナノカ-[7/7ライブ]案内 http://bit.ly/20180707
☞7/6〜7/8イベントチケット総合案内 http://bit.ly/201807ts




第12回 岸田理生アバンギャルドフェスティバル/リオフェス2018参加作品

昭和精吾事務所 昭和精吾生誕77年記念公演
七七火-なななぬか-


作:寺山修司/岸田理生「火學お七」
構成・演出:こもだまり
音楽統括:西邑卓哲(FOXPILL CULT)




2018.7.6(金)〜8(日)
※7/7(土)は13時開演の特別ライブ「七七ノ歌-ナナナノカ-」のみ開催。演劇公演「七七火」はありません
渋谷・サラヴァ東京

演劇実験室◎天井桟敷 伝説のアジテーター[昭和精吾(しょうわ・せいご)]。装置もなく、語りの力のみで情景を鮮烈に想起させる彼の技法を継ぐものたちが、昭和と深い縁のある二作家の作品をリオフェスにて同時上演。
第一部は寺山修司の詩をJ・A・シーザーの曲に乗せ連続で語る『われに五月を』。
第二部は八百屋お七に着想を得、火事から十年後のお七を描いた岸田理生戯曲を、映像×音楽×語りで凝縮した幻想劇『七七火』。

第1部 われに五月を 
作:寺山修司 音楽:J・A・シーザー
第2部 麻人楽幻想音楽劇「七七火」〜火學お七抄 
原作:岸田理生 脚本:こもだまり 音楽・映像:西邑卓哲(FOXPILL CULT)

●タイムテーブル
7/6金 19:30
7/7土 ★13:00特別ライブ「七七ノ歌-ナナナノカ-」
7/8日 15:00・19:30 計 3ステージ
※7/7土 13時〜特別ライブのみ開催。通常公演はありません。

受付開始:開演45分前 開場:開演30分前
※開場の5分前より番号順にご整列いただきます
ご入場順:1.事務所前売(1〜)→2.e+前売(D1/E1〜)→3.予約→4.当日


【 昭和精吾 】

寺山修司の詩や短歌、戯曲、批評とさまざまな言語を声にし、
語り/叫び続けてきた演劇実験室◎天井桟敷 伝説のアジテーター・昭和精吾。
深い声と叫びを混在させる語りは[ファナティック]と形容された。2015年秋、没。

【 昭和精吾事務所 】
昭和精吾の逝去を受け、昭和と20年近く共に活動した俳優 こもだまり・イッキと、音楽家 西邑卓哲を中心とした新体制で2016年活動再開。
師より継承したマイクでの語り『長編叙事詩・李庚順』『アメリカよ』等のほか、
新機軸として映像×音楽×演劇による幻想音楽劇[麻人楽](まとら)による作品を製作。
2016年には『犬神抄』(原作:寺山修司『仮面劇・犬神』)、2017年には『血系譜』(原作:岸田理生『吸血鬼』)を発表し、衝撃を与えた。本年ついにリオフェスに参戦。


第1部「われに五月を」
作:寺山修司 音楽:J・A・シーザー
誰にもわかってもらえないだろうが とにかく俺は来月汽車に乗る その汽車の汽笛の意味を あんたがたはどこの国の言葉にも訳すことはできないだろう
 〜寺山修司「長篇叙事詩・李庚順」より


語りの力のみで情景を鮮烈に想起させる昭和精吾の十八番、青森の一人息子の母殺しを描いた「長篇叙事詩・李庚順」のふたり語り、孤独の叫び「アメリカよ」等、J・A・シーザーの曲に乗せて連続で語る寺山修司の世界。


第2部 麻人楽幻想音楽劇「七七火 〜火學お七抄」
原作:岸田理生 脚本:こもだまり 音楽:西邑卓哲(FOXPILL CULT)

嘘をついて生き延びた十年。昨日死んでもよかったような、明日死んでもいいような
 〜岸田理生「火學お七」より


恋ゆえの火付けの罪を「子供だから」と赦されて十年生きたお七。
火の中はぐれた男の遺した言葉、面影を抱え娼婦として生きるお七を訪ねてくる、火事の記憶を持つ他人たち。
初演「恋唄くづし 火学お七」には昭和精吾が出演。
続きを読む

寺山修司さんに会いに高尾へ

公演の上演許可をいただきに、寺山さんと九條さんにご挨拶に伺う。
東京は暑くて日傘をさして出たのに、高尾は、シャツ一枚では肌寒い。



いつも命日はたくさんの関係者で賑わうのだけど、到着が少し遅い午後だったので、人影もまばら。
ゆっくりとお話しできた。

三年前の2015年、同じ場所からの写真がこれ。
寺山さんの三三回忌と九條さんの一周忌で4月29日に関係者が大集合した時のもの。
まさか最後の年になるなんてお互い思ってない頃。
(※その日の日誌参照 http://komodamari.blog.jp/20150430.html
 

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