2018年06月

2018年06月17日

七七火)撮影に向けて



麻人楽といえば撮影。
去年の撮影はある種の観光地だったので、人を避けて早朝ロケを敢行するため、みんなを始発で呼びだしたっけ・・・しかも「メイクできるとこまでしておいてね」って言ったからみんな寝起きでメイクしてきてくれたんだよね、ごめん・・・
西邑さんは撮影機材だけでも荷重オーバーなのに避雷針持ってきてくれたんだよね・・・ごめん・・・
(2017年「血系譜」ロケのレポート http://komodamari.blog.jp/20170914.html

フライヤー撮影時の3月には出演決定前だった、おもちの衣装を考えなれば!となって、
前回の稽古場が家から近いのをいいことに、大量の着物を持って行って試着会をした。
見よ、この巨大な塊を!(本参照)
 

実加りん、歌鈴、わたしの三人できっちりバランスを取ってしまったことにより、もう一つを考えるのは案外難航。わたしは床置きでコーデできない(実感がわかない)ので、結局一旦着てみることになる。フライヤー撮影の前日は朝まで何着もフル着替えしていた(襦袢の袖の長さの兼ね合いとか、布同士の相性とかあるわけです)。

着物と帯、「これだ!」って組み合わせを一回みつけたんだけど、他の三人とのバランスが悪くやり直し。「なにかが根本的に間違ってるんだ、なにかが・・・」とぶつぶつ言いだして、結局、あの巨大な包みに入っていなかったダークホースが出馬!

冒頭の、お気に入りの帯(卒塔婆小町役の時にしか締めてない)を使います。
(着物は変えた)

予想ではこんな感じ。悪くない。麻人楽なのに色いっぱいなの珍しい。


着物は私物で、先にも書いた通りコーデを決める際に全部一度自分で着るのと、
私が着付けの手直しをさせてもらうため自分で自分に着付けた姿に似ていて、目の前にわたしの分身がいるみたいな不思議な感覚がある。でもそれは、今回の解釈にとってはなかなかいい偶然。


あと心配なのは天気。みなさんも晴れるよう祈ってくださいませ。
八百屋お七なのに、雨じゃ火事消えちゃう(笑)

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2018年06月16日

森田童子さんの訃報を受けて/理生さんと昭和さんと李庚順

森田童子さんが今年4月に亡くなっていたと、高取英さんの呟きで知った。

37年前、早稲田大学内でジョイントコンサートがあった。





勾玉をふたつ触れあわさせる時、
そこには硬く透明な音が生まれる。
森田童子の歌は、勾玉の響きのように空に溶けてゆく。
そして空を見上げるとき、そこにはさまざまな漂流物がゆっくりと浮かんでくる。
記憶の遺失物、鳥たちの墓場。
時間は錯綜し、童子の唄を水先案内人に、
不思議空間へと旅立つことができるようになってくるのだ。
森田童子は時間と空間を唄い、
それを人生と名付けているのかもしれない。

時代が凍えて行っても、熱いものを抱えている男がいる。
一個の卵を割るとそこから
溶岩の流れ出す楕円球体を抱えている男がいる。
汽車の響きと心臓の鼓動が同じリズムを刻む男がいる。
昭和精吾が体の中から言葉をあふれさせると、
洪水が起きるようだ。
火の粉が舞って現在[いま]を灼く。
そして火傷の痛みが私たちを目ざめさせてくれるのだ。

岸田理生

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中池眞吉 第一回プロデュース 
森田童子×昭和精吾「双頭の歌」

1981.11.5 - 8
早稲田大学 大隈講堂裏 劇団「木霊」アトリエ(※正式には木偏に霊の一文字表記)

昭和精吾[一幕]寺山修司の叙事詩『李庚順』
昭和精吾のひとり旅/J・A・シーザー 音楽/岸田理生 構成選出/大田尾櫻 琵琶

森田童子[二幕]森田童子と黒い天使の四重奏
いま黒い天幕の中は、色鮮かーー 悲しい玩具箱のようです。

制作=吉沢耕/浅田直亮/忍田純子



寺山修司の名作長編叙事詩「李庚順」。
青森の一人息子による母殺しの物語。
昭和精吾の代名詞ともいえる演目で、2013年よりイッキさんとわたしの二人語りで上演を重ねている。
(※昭和精吾 舞台音源 s_05『李庚順』1999ジァン・ジァン公演 はVHSから拾った音なので、2000円にて販売中です)


第12回岸田理生アバンギャルドフェスティバル参加作品として7月に上演する『七七火-なななぬか-』は第二部は理生さんの『火學お七』を音楽劇としてダイジェストで、
第一部はこの寺山修司の長編叙事詩『李庚順』を軸に上演する。

そう、『李庚順』は、このとき理生さんが演出したというご縁がある。

『火學お七』は、このライブの一年後、1982年に初演『恋唄くづし 火学お七』を上演し、昭和精吾も「肉屋の主人」役で出演。
翌年『火學お七』と名も中身も刷新して再演。
40年経っても色褪せない二人の作家、ふたつの作品を、昭和精吾事務所が再生します。
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2018年06月06日

七七火)本番まであと一ト月、CM第一弾公開

麻邑楽-moura-]という西邑卓哲楽曲を歌うダブルボーカルユニットの1stライブが2014年5月5日だったので、その一ト月後の6月6日を正式な結成記念日としました。そこに麻宮チヒロさんを迎え、2014年末に音楽劇のユニット[麻人楽-matra-]ができて、それは2016年には、思いがけず昭和精吾事務所の新機軸になりました。

そんなわけで6月6日は、わたしにとって もうひとつの誕生日のように大切な日です。


今年の公演は
「【七七】火-なななぬか-」で八百屋お【七】で昭和精吾生誕【77】年記念公演で【7月7日】を挟む公演なので、七尽くしのゾロ目祭り。

廻天百眼本番中だったので、3月3日は廻天百眼折込用のチラシにいただいた石井飛鳥氏の推薦コメントをこの日誌上に掲載しました。

3月7日に公演を終えてすぐビジュアル撮影。
4月7日に昭和精吾書斎にて調べ物。

5月5日、寺山さんの命日の翌日にチケット発売して、
本日6月6日には、麻邑楽4歳のお誕生日記念も兼ねて、CM第一弾発表!




麻邑楽曲(去年の公演で来場者特典として配布したサントラ収録の「SORT」)と出演者の声も少し聞けます。

うちの映像技師が明日に自主企画(しかも2バンド掛け持ち)を控えていることもあり、
「短めのを、15秒くらいのを作ろう」と言ったのに40秒!
(西邑さん、お忙しいところありがとうございました。)

次のゾロ目の七夕は、もう本番中。
あと一ト月。

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2018年06月03日

七七火)顔合わせ・稽古開始


「七七火-なななぬか-」ついに稽古開始。
去年の「血系譜」のメンバー7人に、廻天百眼で共演した餅月わらびさんを加えた8人が出演。

『李庚順』とかわたしとイッキさんの詩は割愛して、ほかのメンバーに一通り読んでもらう時間。
去年読んでもらった詩は、思っていた以上に感触が残っているみたいで、なかなかのレベルを保っていた。去年の続きから稽古ができそう。

新しく試してもらった詩が二つ。
イッキさんに「見本てわけじゃないけど、一回これやってほしいな…」というと
「えーー!!!まじで・・・」と机に突っ伏しながらも手をこちらに伸ばし、台本を受け取る準備は万端。さすがうちの看板!

チヒロが「思いがけずイッキさんのが聞けてよかったです」と言った。
わたしもその詩を読むのを聞くのは久しぶり。
イッキさんに新たにやってほしい詩もあるので、一年一回じゃ少ないんだな。



そして麻人楽音楽劇の新作「七七火 〜火學お七抄」。
まだ仮構成の段階でみんなに読んでもらう。
今回はイッキさんにも録音じゃなくて生身で参加してもらう。
時間がなくて初見で一回と、もう一回しか読み合わせできなかったけれど、
二度目のアジャスト具合がすばらしかった。

【七】尽くしの企画だったから出演者七人でいくつもりでいたけど、縁あって八人になった。
つまり、わたし以外に七人いるってこと。なんかいいじゃない…!

稽古後、みんなで懇親会がてらみんなで飲みにいったのだけど、
ここにこの人たちが集ってくれてることを改めて嬉しく思う。
それぞれが得意分野を持ってて、頼もしき布陣。
イッキさんともこんな長い付き合いになると思ってなかった。

楽しみにしていてください。続きを読む

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