ライブの打ち上げにいらしてたアリアーヌさんという球体関節人形作家さん(この人とはどれだけ話しててもいつまででも話が続きそうってくらい引きだしのある人で、もう出てくる出てくる・・・それはまた別枠で書きます)と、鎖骨と肩甲骨について熱く語り合った。人間とおなじように動く人形を作ろうと思ったら、骨格図とか筋肉図とか研究してしまったのだそう。
鎖骨は肩甲骨を介して上腕骨と繋がっていて、(身体のセンターを垂直に通る)胸骨から鎖骨は生えていて、錨のような役割。肩甲骨は背骨からは浮いていて、肩の骨と筋肉(僧帽筋とか・・・)で繋がっているので、肩甲骨は船を留めるブイのような役割なんですって(間違っていたら私が間違って覚えてきたのだわ、ごめんなさい)。スワちゃんも「肩甲骨が癒着するのは身体によくない」ってエステではがされるって言ってたね。
人間は内部骨格だけど人形は外部骨格(甲虫のように固い殻の皮膚を着ている)なので、人間のように(上半身の殻が動かないので)肩が上下運動をする必要がなく、前後に振る機能しか持たせないそうです。鎖骨が動くように人形を作るアリアーヌさんはごく稀なタイプらしい。いま一番苦心しているのはその皮膚の素材で、裂けない、割れない、など人間の皮膚に近い機能を持つ素材はまだみつからないそうです。
そんな話をしながら、気付いたこと。
肩が回る(各部ストップの時みたいに)のは鎖骨が動くからだ。
ってことは、鎖骨を腕の一部と認識すれば、腕は胸の中心から生えている、というのはあながち思想だけの話じゃなかった。一本ていう気がしてこない?
それでcontractionで言えば、鎖骨が一直線のままでcontractionを入れられたら、肩が前に寄ってこない(肩幅を狭めずにcontractionが入ってる)ってことだと思うの。
お試しあれ!