演劇は2本みて、全然問題はなかったが、ダンスを見るには、着物は適してないかも。
身体が帯で固定されるし、普段踊っている時の裸足感覚には(足袋と草履では)なれないし、これまで洋服でダンスを観ていたときほど、ダンスが感じられなかった気がする。

あとこれは私の判断ミスだが、着物で(というより草履で)駅から13分歩くのはちょっとしんどい気がしたので、タクシーに乗った。余裕の時間に出たのだけれど、山手通りは工事で車線縮小、近道の最後の一本道で電気工事の通行止めに会い、遅刻。これも洋服だったらなかったことだ。

それはそれとして、着物で出掛けるプラス、着物で知人と会うことは楽しい出来事だった。とき緒さんもかねてからの約束通り着物で来ていて、終演後、ロビーで集合したときには、私の着物姿を初めて目の当たりにする女性陣に、頭から爪先まで、前から後ろから、ぐるりとチェックされて、おかしな気分だった。
8d2e9363.jpgちょっと張りのある生地だし、単衣で軽いから、着やすかったので、髪をアップにするのを含めて1時間くらいだったか。実は帯を結ぶ途中でやりづらい所があって、理由を考えてみたらひとつ工程を飛ばしていたことに気付いて冷汗が出たのだが、どうせ、てに隠れて見えないところなので、ばれなかっただろうか。「ちゃんと着れてるじゃん!」とか「髪型がかわいい!よくできてる!」とか優しい評価だった。
髪は、お嬢さん結びにしたところに全部の髪をぐるっと巻き付けて、U字のべっ甲模様のかんざし?で留めているだけ。黄色い玉のついたかんざしはただの飾り。それだけで留めてるにしては崩れてこなかったな。U字かんざしは優秀なアイテムだ。(かんざし、ってもしかして語源は「髪刺し」?)
遅刻して気持があわあわしててあんまりよく見てこなかったので、緩い記憶だが、とき緒さんは6月らしく、紺地に同系色の模様の入った着物に、スワちゃんの芝居を観たときにしていた赤に白の大きな花のお太鼓模様の単の帯、ピンクのしぼりの帯揚げに白っぽい帯締め、扇子を帯にさしていた。足袋は白かったと思う。髪は三つ編みにしたのを襟足でくるっとお団子。
私は草色(緑ではない、黄色とか緑とか紺とか赤とか野原にありそうな色)で構成された、細かい葉や花の模様の単の小紋に、絽の白にうすーく若草色のグラデーションの入った帯、帯締めは日曜に下北で買った紺の帯締め、白地の帯揚げ、紺の分量を増やす為に、紺色の飾りのついているかんざしを根付みたいに帯にさしていった。
紺のかんざしについては、食事に入ったお店で隣に座ったとき緒さんに「これは?」と聞かれてそう答えたら「そうだよね〜、着物の時ってそういうの考えるよね〜」とふるふるしていた(感じ入っていたらしい)。
あとでバッグからとき緒さんが出したポーチが扇子と同じ模様だったので、「扇子とおそろいなんだね」と言ったら「よくわかったね。坂戸さんが誕生日にくれたの。まりさんのくれたハンカチも持ってる」と見せてくれた。今日は私もとき緒さんにお誕生祝い返しにいただいた和布製の指輪(とき緒さんと色違いのお揃い)をしていた。

お店を出る時にサービスで撮ってくれたポラの拡大写真(現物は名刺サイズ)。もう酔っぱらってます。劇場のロビーで撮った写真は私の袖はめくれてるし、立ち位置のバランスがよくないのでここには載せられません。夜からの殺陣の稽古に向ってそれにしか写ってない諏訪ちゃん、ごめんね。