何度か着て出掛けたり、家で着たりするうちに、自分の身体と、持っている着物や帯の癖がわかってきて、少し着慣れてきたかなと思う。といっても、ひとりで全部着付けた姿は写真でしか先生には見せてないので、ほんと心配なんだけれど(笑)。

着物にはまった人のサイトには、たいていお友達リンクがあるから次々見ていくと限りなく増幅していく。なんて着物関連サイトって数多いのだろう。

舞台で衣装を縫ってしばらくはお裁縫ブームが私に訪れて、フェイクファーのレッグウォーマーというかブーツカバーを作ったり、衿を作ったりして、それからはお裁縫もキライじゃなくなった。
そういえば『ダーリンは外国人』のダーリン=トニーさんが『英語でしゃべらナイト』にゲスト出演して、「語学上達の秘訣は?」「"英語が話せるようになったら仕事に役にたつ"とか"旅行に行ったときに話せたほうが楽しめそう"って程度じゃダメ。朝起きて"ああ言語がしたい"って思うくらいじゃないと」と言った。〜の為に、という目的が別にあると、別の手段でもいいってことになるから逃げ道(選択肢)があるけど、そのものをやりたくなったらどうしようもないものね(そうか、演劇公演の中でダンスシーンがある、って状態でのダンスの稽古、これも同じだな)。話を戻す。和服は、いまのところ選択肢の中の一個であるけれど、「今着物が着たい!」という時があるから、最近付随してお裁縫で半襟をつけたりもするし、いっそ組み紐もやってみようかと思ったりする(しかし出来るものなのだろうか?リリアンとは訳が違う?)。あと、帯とか根付とかかんざしとか、生物ものがたくさんあって、楽しい。西洋では蜘蛛も、私の好きな龍も邪悪なイメージだけど、着物や根付の模様で蜘蛛も龍もよくある(朝蜘蛛は縁起がいい、とかいうものね)。好みの龍の帯をヤフオクで見つけたけど、昨日テレビ見てて落とし忘れた。ロバなんてないだろうな。作ろうか。しかし普通の布地でもロバ柄なんてないか。あっても鹿どまり(たぶん花札にあるものは有る)。鹿でもいいか。

明日雨は降らないようだ。天気がいいなら、砂々良開店記念日なので、着物で行こうかと画策中。(勤務日ではないけど)働くかもしれないから、あんまり気取らずに動きやすいのにしようか。こないだの小紋はぱりっとして着やすいからあれでもいいかな。明日の気温で決めよう。