cf06cc7d.jpg今日みたいに雨が降っていて蒸し暑い日はさすがに湯上がりに浴衣ってわけにもいかないけれど、すこし涼んで髪も乾いたら、浴衣を着たい気が湧いてくる。
着物は最近だけど浴衣は十年以上前から着られるし、特にいま着ているこれは稔子叔母さんが私の寸法に合わせて縫ってくれたから、おはしょりにも身幅も面倒がない。合わせればぴたりと決まる。
伊達締めなんかしたら暑いから腰紐だけで、帯も昔は蝶々にしたり文庫系の結び方をしたけれど、家にいるなら堅い帯なんかじゃなく、やわい帯で結びたい。今日は芯のない、黒地の十字絣模様みたいな帯(父のかな?にしては幅が半幅くらいあるけれど)を片流しみたいに結ぶ(片流しはやったことない)。
そういえばこないだWEB上でみつけた「かるた結び」。貝の口も平らで椅子に寄り掛かれるから便利なのだけど、かるた結び(横一文字、とも言うらしい)は究極の平らさ。弓道での細い帯結びの仕方らしいのだけど、半幅帯でやってもかわいらしいうえ、ほどけにくく、らくちん。家でくつろぐのにも、砂々良でお客様とすれ違うのにも邪魔にならなそうでいい。

今日はとにかくやわい帯がいい。兵児帯みたいにくにゃっとなっちゃうのがなおさら。