7/8(土)第十三号雑居房 第11戒ライブ/神楽坂ディメンジョン


死神、カレイドサウンズ、神楽坂ディメンジョン合同企画
『結局、いったい何を合同したのか分からないが、個々が独立していることだけは確かである、合掌である』


W/遺伝子組換えこども会、クリトリス・ガールズ、断絶間、王様と下僕、死神

曲目
1.八つ墓村祭り!
2.この街から抜け出せない・・・
3.赤線ブルース (新曲)
4.畸形の天女
5.夜の唄

土曜日も、ディメンジョンも、死神さん企画も初めてという、アウェイ戦である。合掌である。
(註・「合掌である」は死神さんの決め台詞)

今日は電車で神楽坂に行くので、衣装は現地で着ることにした。ひさびさ洋服での小屋入り。
衣装とデジカムと(あまりの重さに)新調した三脚持参のため、そこそこの大荷物。
出掛けにお隣さんにばったり遭遇、「旅行ですか?」「いえ、近所まで」「でもその荷物・・・(笑)」て程の。

神楽坂まで30分。有楽町線と東西線の乗り換えが遠い上、階段ばかりだが、その分、スロープがあって助かる。
ああ、洋服でよかった。
リハは16:00〜の予定だったが、予定のバンドさんがまだ揃っておらず、うちのリハが先になる。洋服やるとリハーサルの気がしない(笑)。スタジオ練習みたい。変身前のリハは一年ぶりだ。

おかげで本番までまとまった時間がとれた。おにぎりを食べ、着付け&メイク。
しゃっきりしてるつもりだったが、通常、着物で小屋入りするので「衣装でメイク」って回路になってたようで、先に着替えをしていた。襦袢を着終えてから気づいて、脱ぐのもばからしく、赤い襦袢姿でうろうろする羽目に。リハの音が迫力満点(トイレのドアがバタバタ騒ぐ程)なせいか、襦袢(下着)姿なせいか、心が乱れてメイク失敗の連続。アイラインは曲がるし、はみだすし、白塗りは部分ハゲ。メイクの段取りも間違えた。粉はたく段階で話しかけるからだよヂルめ!さっきも着替えの途中で「コンタクトが入らない」とか言って鏡を持たせたし!もう!!(←やつあたり)
メイクの終盤、ヂルさんが「楽屋、空いてるしすごくメイクしやすそうだよ」と教えてくれる。「楽屋は狭い」と事前情報があったので楽屋行きは諦めていたのだが、逆にみんな敬遠するのか、こんな時間にメイクしないだけなのか、がら空きだった。
急な非常階段みたいなスチールの階段を上るのに、ヂルさんが私のトランクも持ち上げてくれる。さっきあんなに冷たくしたのに親切な・・・。ありがとう。おかげで、つけまつげは一発装着!

これで一安心。だた今日は、小道具・踊りと段取りが多いので不安の種が、尽きないという程ではないが、ある。

そのひとつは、「畸形の天女」の、フリーで何かしてて、といわれてる間奏部分。
一度目のライブでは思い至らなかったけど、今回は自分のやってる、モダンの振りを踊る。Oさんが東高円寺のライブにいらした時に「まりちゃん、モダン踊っちゃいなよ。ヂルさんはカラーがあるからダメっていうかもしれないけど、どう?」とアドバイスしてくれたことが頭に残っていて、着物でモダンができるかと、じわじわ考え始めてた。
ここ数ヶ月、ダンスは公式稽古をしていないので、筋肉が落ちている自覚がある(柔軟で柔らかさは持続できても、広いスペースで踊ってないとダメなのだ)。かといってここでやらなかったら、きっとずっとできない。いまできるなりのことをするだけだ、と心を決める。家の居間のテーブル片付けて襦袢着て、「踊れるスペース、このくらいかなあ」と見当をつけて練習した。
できたのは丸っきりモダンの振りなんだけど、襦袢だと(肩がひっつれて踊りにくいが)そっちの方に目がいって、見たらバンドカラーとの違和感は感じないんじゃないかな?


5時頃、さくらさんが恒例の狗印葬式饅頭(バージョンアップ版)を持って来てくれる。
「今回は、葬式饅頭らしく、草色と白にしました」素敵なこだわり。

うちの出番は2番目。

曲目
1.八つ墓村祭り!
2.この街から抜け出せない・・・
3.赤線ブルース (新曲)
4.畸形の天女
5.夜の唄



ディメンジョンはホールの奥行きが浅いので、お客さんが近い。
照明設備が充実してて、派手に変えてくれて楽しかった。(噂によると、何十年か前はディスコだった物件らしい)

「この街・・・」と「赤線ブルース」は段取り間違えたけど、もう気にしない(ヂルさんごめん)。
懸念のマッチ擦りは成功。着替えも成功。ダンスも間違えず踊った。
が、懸念の部分を通り過ぎた直後に気が緩み、間違う!間違う!!ああ!(ヂルさんごめん)
始めた頃は、MCが終わるとほっとして、歌詞間違えたりしたもんだ。演劇では台詞間違えたこと、2回しかないのに(2回も、か?)。

昭和さんもよく言うけれど、ライブと演劇って、似てるようでかなり遠い。でももう一年やったんだから、いい加減、ライブハウスにも慣れたはず。次はもう、一個もミスしないよ!
(余談だがフィギュアスケートの浅田真央ちゃんが目標として「ノーミスをする」と発言していた。「変じゃない?」と思ってから、彼女が「ノーミス」と言ったら「ノーミスの演技」のことなんだ、と気づいたのだった)

出番のあと、物販席にいると、他のバンドのお客さんが葬式饅頭やらCD-ROM(どちらも無料配布)をもらってってくれる。
ヂルさんがふざけて置いていた「更生のための募金箱」にもちらほらと小銭が(笑)。饅頭代なのだろうか。


iさんがドリンクをごちそうして下さるというので一緒にドリンクカウンターへ向かうと、「出演者さんはアルコール半額、ソフトドリンク無料です」と言われる。ありがとうディメンジョン! そしてごちそうさま、iさん! 
ドラマーとして加入してくれそうだった(けど未遂に終わった)Kくんや、常連さんのなつみさん、保さん、あとスゥイング☆パァルのドラムさんも来てくれた。彼はしきりに「ここ音いいですね」といい、ディメンジョンを気に入った様子だった。
言われてみればたしかに音量は大きくてもきれいな音で聞こえてる。ムーブ(動く照明)、ミラーボール、スモークもあって、おもしろいな、ここ。

着替えて、メイク落として(この順番で行ったので、白塗りで洋服という瞬間を初体験)、帰りに死神さんに挨拶したら「こもださん、メイクしてないと、誰だか、わかりづらいです」と笑われた。そんなに違いますかね? とはいえ名前を把握してくれてるのがわかり、うれしい。死神さんはパフォーマンスでは荒れ狂うのに、普段はとても控えめできれいな言葉をつかう、おしゃれ青年なのだ。


いまのところ、10月までライブの予定を入れていない。
サポートで入ってくれるというベースのまいちゃんとの練習期間も必要だし、今年はそんな夏になりそう。

ご来場のみなさま、スタッフのみなさま、ありがとうございました!
対バンのみなさま、お疲れさまでした!

W杯3位決定戦を見たのでもう眠ります。
写真はのちほど、もしくはどこか別の場所にアップします。