「まりちゃん白州次郎って知ってる?」「白州正子の旦那さんですか?」
・・・ってことしか知らなかったんだけど、世間では最近注目されているらしい。

マスターとTさんが「ほらこの写真みてごらんよ!」と見せてくれたポートレートは、その時代の人にしては背が相当高く、男前だった。

砂々良のお客様、Tさんが『風の男 白洲次郎』(青柳恵介)を貸してくれた。
次郎没後に所縁の人々が発言集を纏めようと言い、正子の推薦で、故人とも面識のあった青柳教授に依頼して書かれたもの。言動を淡々と並べたこの本のまとまらなさ加減が、次郎の生き様をよく表してる(あれだけいろいろ書くべき情報があったら誰が書いたってまとまる筈ない)。

いろんな名前が出てくる、白州正子はもちろん、小林秀雄、青山二郎、熊谷守一、三宅一生、吉田茂、など。あと,マッカーサーも。昭和天皇からのクリスマスプレゼントを(台の上にはもらったプレゼントがたくさん積まれてて置く場所がないから「そこ(床)に置いて」と言われて怒って持ち帰ろうとしてマッカーサーに謝られたって話が載っていた。白州次郎ってすぐ怒る。でも不条理じゃない。ぐだぐだ言わずに行動する。判断が速い。決断したら即行動。回りくどくない。戦後の食糧難を予想して、戦後すぐ自ら農業をして、穫れた食料を友達の家の玄関に置いて黙って帰ったって話があった。書いてて気付いたけど、砂々良のマスターの美学ってかなり白州次郎的だ。マスターはきっと、白州次郎好きだろうな。
青山二郎も保さんから再三名前を聞いていたし、やはり保さんから薦められてた家から歩いて数分の所にある熊谷守一美術館も、これもなにかの縁、行かなきゃ。

吉田茂のことは「国際的な会議に羽織袴で出席した最後の首相じゃない?」と評されてるのが印象に残っていたくらいで私はちゃんと知らなかったのだけど、この本で、敗戦以後の時代のことを時系列で少し把握できたのが嬉しい。歴史も地理も知らないことだらけだ。

武相荘(http://www.buaiso.com/index.html)も行ってみたくなった。(ぶあいそうって・・・)
とき緒さんと着物で行った朝倉彫塑館(http://www.taitocity.net/taito/asakura/)の居心地がよかったから、やっぱり着物で行こうかな。
そうそうとき緒さん、舞台美術の朝倉摂って、朝倉文夫の娘さんなんだって知ってた?