ここ何日か訳あって、お日様が昇ってから寝て、午後起きる生活をしていたが、今朝は9時台に目がさめた。そのまま起きて、朝食を食べ、ご飯を炊き、本を読む。
お昼頃、家族が起きる。おにぎりとコーヒーを持たせて送り出し、わたしもおにぎりを食べて、行く先の地図を確かめて、出発。

砂々良のママにもらった、ネックレスと帽子とバッグで。
都心なのにその辺りにはお寺がいくつかあった。墓地は車道からも少し見える。
マスターにきいてあったので、ママのお墓はすぐにみつかった。でも、お花屋さんがなかった。掃除だけして、一旦道路に戻り、信号待ちをしているお姉さんに訊く。
「このへんにお花屋さんありますか?」「なに用の?」「お墓参りなんです」「お墓の近所になかった?」「それらしきところは閉まってました」「日曜だからか。ええとね、あっちの商店街に一軒あるけど、お墓から離れちゃうわね、それにこっちも休みかもしれないし」「はい、でもそこへ行ってみます。ありがとうございます」
・・・しばらく一緒に信号待ちをしていると、お姉さんが再び「あのね、今車が曲がったところ、あの先にも小さなお花屋さんあったと思う。そっちの方が近いはずだから、そっちから行ってみて!」。果たしてそこにお花屋さんはあった。お姉さんとってもありがとう!
花束を持ってお店を出るとき、店員さんに「いってらっしゃいませ」と言われて、ああ、お墓参りに来たんだ、と改めて思う。なんだか、あんまりそう思ってなかったみたい。


お花とお線香をあげて、それから、ママと長いお話をした。
また来ます、と言って帰って来た。
2月20日はママのお誕生日だから、その頃またたくさんお参りしてくれるかたがあるでしょう。




そのあとすこしそこらをうろうろして、先日書いた、塩瀬の帯を送ってくださったかたへのお礼を買った。
ひとつは、竺仙(ちくせん)の鶴の恩返しの模様の手拭い。


それから自分用に、アジア雑貨店でブローチ。
これは帯留にするんだ。



次に会いに行く時は、着物で行こう。
墓地には花挿しを洗う用の長いスポンジや雑巾などの掃除用具や、桶・柄杓など、必要なものは置いてあったので、お線香とお花さえ持てば、あとは身ひとつでもお参りに行ける(お供物はカラス害に遭うので持ち帰ることと書いてありました)。

いろんな人に感謝した一日だった。