いちにち着物再生のしるし

2007年03月14日

決断

口にしないうちは、まだ取り返しがつく。
でも一度口にしてしまったらもう決定だということを、心底味わった。

2月の終わりから迷っていたことに、ようやく結論を出した。
あるプロジェクトへの参加を、断念した。
やりたい理由も、できない理由もあって、気持ちは揺れまくった。どうしてもひとりで決めなくてはいけない気がしてぐーっと一人で考えて、その間に風邪ひいて寝込んだりもして、る間も何もできないから考え続けて、咳も相まって口数があからさまに減って、家族に「なにかあった?」って心配をかけた。

うまくごまかして進めば不可能ではない、けど、その首謀者のかたも右腕となっているかたも、このプロジェクトに惜しみなく懸けているのを知っているからこそ、全力で当たれないなら、断念するのが最善。それでもし次の機会が永遠にこなくなるとしても。そう思えたから、決めた。

最終的には自分の感覚を信じた。
正直に話した。
わたしの身勝手だから怒られるのを覚悟で、できる限りの言葉を尽くした。
首謀者のかたから、すぐに返事をいただいた。
わたしの言ってることを、正面から受け止めてくれた。
そのあと右腕のかたにも、詳しい事情は都合により言えなかったが、報告とお詫びの連絡をした。
こちらからもすぐにお返事をいただいた。予想以上の、心のこもった返信だった。
このかたと一緒に作品を作ってみたいという気持ちも、やりたいと思った理由の一つ。
もう一度、いまご一緒できないことを残念に思った。


これまでの私なら、「やらないで後悔するよりやって後悔するほうがいい」と、強引に実行しただろう。わたしは今回のことで気付いた。それは、わたしが生きて行く上での「基本的な指針」であって、絶対=そうであればいい、ではないのだ。なんでもやりゃあいいってもんじゃない。指針と目標の違い。一時退却する今は、次の戦闘開始に備えて、態勢を整えるための時間。


ふたりに連絡する前の日、わたしの様子を心配していた家族に、言った。
「しばらく悩んでいたことがあったのだけど、もう決めたから、大丈夫。秋にやろうとしていたことがあったんだけど、参加しないことを決めたの。」そう初めて言葉にした途端、涙がぱらぱらっとこぼれた。驚いた。それでわたしは自分がそれをやりたかったんだと改めて実感して、またぱらぱらっ。家族は(内容を説明してないので)訳もわからず、けど「まりはそれ、やりたいんでしょう? 協力できることなら助けるから、やってもいいんだよ」と言った。


不義理をしたり、余計な心配を掛けたり、迷惑をかけたのに、あちらからもこちらからも、暖かい言葉をもらって、とても、とてもありがたかった。

離れてしまうけれど、プロジェクトの成功を心より祈る。
そして、未来の私たちを思う。
わたしも、がんばろう。


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mari_air at 21:50│Comments(2)TrackBack(0)日々雑記 

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この記事へのコメント

1. Posted by コミ~   2007年03月23日 16:53
ごぶさたです♪ときどきお邪魔してます。

苦しい思いが続いた様子から、
最後は力強い清々しさが満ちあふれています。
とてもさわやかな気持ちになりました。

リズム・バランス・タイミング、大切ですね。
たのしんで&がんばりましょ〜ね!
2. Posted by まり   2007年03月24日 01:11
コミ〜!!
あたたかいコメントありがとうございます。

リズム・バランス・タイミング。
たのしんで&がんばる。
うん。まさにその通りですね!
コミ〜はさすがだなあ。
久しぶりに会いたくなりました。
なにか企画してください(笑)

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