去年の夏、天気予報が芳しければシンフォニー号で着てたはずのママの着物、シーズンもおわりなので着ておこうか。
谷中に着て行って以来だから、1年以上ぶりに袖を通す。

夏は着付けの間に大汗をかく。わかっているからさすがにクーラーをつけるけど、それでも帯のあたりには(そりゃ重ね着だからね)体感温度があがって、一回は汗がにじむ。
それでこの夏お太鼓はしてなかったけど、今日は最後だから。


水色の紗の着物に、藤色の麻の名古屋帯。
余裕を持って着付けを始めたけど、妙に時間の経つのを遅く感じる展開で、お太鼓史上最速の15分で着付け終了。なんでかな? 数日前にライブでお太鼓したから手が思い出してたかな。
こないだ千佳先生に「わたしには鼻緒がきつかったから」といただいた雨草履で。鼻緒が紫だったので今日の帯にぴったり!


にしすがも創造舎で『オズの魔法使い』を見る。
『青ひげ公の城』でお世話になった竹内陽子さんが衣装をしているので。
終演後に竹内さんに会う。着物なのを珍しがって喜んでいただけたので、着ていった甲斐があったというもんです。竹内さん喜んでくれそうだから、番傘(先月さっちゃんにいただいた。浅草で見つけたという、油紙の貼ってある雨傘!)で行こうかと思ったんだけど、劇場に忘れたりしたら大変だから、今日はぐっとこらえた。
涼しくなったら谷中(竹内さんちのあるところ)に遊びに行く約束を改めてする。
おいしいコロッケ屋さんがあるそうだ。



終わって、砂々良へ。
あんまり早く行くとマスターが休んでたら悪いなーと思ってしばらく時間をつぶして5時15分にお店へ入るが、既にお客さんがいらっしゃる(笑)。これだったら早く来ててもよかったかな。
「この帯覚えてますか?」というと「おう、見覚えあるな」とマスター。
お客さまは多くない日だったけど、「やっぱり和服いいよねー。今日はビール一本多く呑んじゃおうかな!和服を肴に」なんて構っていただけた上、売り上げにも貢献できたので(笑)、よかったかと。