翼さんの誕生会のあと、着物の気分のうちにと帰宅後、着物まわりの事をした。

「難ありまとめ売り」で売られていたうちの一枚が、妖怪写真のため探していた矢絣の着物だった。経費でそのまとめ売り着物を買ってもらったので、使わなかった数枚もうちにあるのだ。寸法を測ってメモし、ダメージをチェック。どれも保存中のダメージらしく、ほとんど袖にしつけがついたままで、かわいそう。ライブでなら着られるかな、というのや、下前しか汚れてないから外に着ていけるな、というのもあったので、活用しようと思う。



先月25日に発売済の『日本妖怪大百科』vol.7の妖怪写真は「皿数え」だった。
vol.3「百々目鬼」、vol.4「姑獲鳥」に続いての3作目。
(vol.5の「豆腐小僧」は童のため、ちいさい女の子がやってます。かわいいです)

KODANSHA Official File Magazine『日本妖怪大百科
http://shop.kodansha.jp/bc/magazines/yokai/

いわゆる「皿屋敷」のお菊さん。妖怪絵を調べたら大柄の青と白の市松の着物を着ていた。そんな着物現代には無いよな、と思って翼さんに相談したところ、「矢絣でいいんじゃない?僕の持ってるのに矢絣あるから店に持ってっておくよ」とナイスアドバイスをくれたのだった。たぶん、市松にこだわって探していたら途方に暮れていたと思う。あんまりにも甘えすぎだなと思ってお着物自体はお借りしなかったのだけど、「持ってっとくよ」と即答してくれたその気持がとてもうれしくて、あったかい気持になった。
今月の25日発売のvol.7に載るであろう妖怪の衣装も、(あちらにさしつかえがありそうなので、詳しく書けないが)別のかたがご好意で、快く用意してくださった。
しあわせだなーとしみじみ思った。


ちなみに雑誌を見ていただくとわかるのだが、着物は写ってないバージョンになった。
お菊さんといえば9割のかたが思い描く、井戸から半身を出して手を重ねた姿も撮ったのだけど、カメラマンの野口さとこさんいわく「迷ったのですが、いかにも幽霊幽霊していたので」掲載バージョンにしたとのこと。
せっかく衣装を着たので、撮影時のスナップ写真をこっそり公開。
矢絣の着物に赤い襦袢、これにも帯は写ってないけど、黒い帯を文庫風に結び、黒い丸ぐけ。





この撮影はメイクさんもついてもらった。
一度お仕事でご一緒したことがあった伝を頼って、ビジュアル系のバンドを担当している原ひとみさん。
着付けしたらあとはお任せで(しかもわたしの数十倍のクオリティで!)作ってもらえて、メイクされてる間に集中もできるし、わたしはとてもやりやすかった。参考画像を事前に送ったら、きちんとプランを立ててきていて、話の早かったこと!
というか、なにより、知らなかったのだけど、彼女も相当の妖怪好きだったんだって。
わたしが着付けしてる間、野口さんとひとみちゃんは、妖怪談義に花を咲かせていたものね。
そういう人が呼ばれるのかなぁ??
「幽霊は美人のほうが怖いから美人にメイクしてください」と言って、せっかく作った美人をそのあと顔色悪くしてもらったという、力作。眉がビジュアル系バンドっぽい(笑)ところに注目!

読者からは「こわい」「夢に出そう」との反応で、これは褒め言葉と受け止めてよかろうかと思っている。