朝日カルチャーセンターで、樋口ヒロユキ氏の単発講演「死想の血統」を聞く。
樋口さんは数年前の昭和精吾の大阪公演で知り合った、関西在住のフリーライター。ゴシックやアングラ、カルチャー系の分野に強い。大阪公演ではモノクロのかっこいい舞台写真を撮ってくれて、そのあとオレペコ企画の岸田コーイチさんと、うちの遠征メンバー(昭和精吾・森崎偏陸・イッキ・ヤオタテキ・こもだまり)と、近くのカウンターだけの店に行き、昭和さんの公演ビデオを肴に呑んだ。そんな関係。
そんな樋口さんが去年刊行した『死想の血統』の内容に関わる講義。

アングラとかゴスとかと言われるイベントに呼ばれたり関わったりしているけれど、明確な定義はわからなくていた。各時代のアイコンとなるアーティストの写真やDVDを見せつつ、情報満載。いろいろ頭が整理されたり、判断するヒントをもらったりできて、とてもおもしろい2時間だった。
特に戦争やペストで人がたくさん死ぬような時にはゴス文化はナリを潜め、平和な時代になってからまた台頭するという話が興味深かった。
終わってからサインを(わたしの本と昭和さんから預かった本の両方)に貰って、お忙しそうなところ、少しだけお話できた。5月の大阪公演について「差し入れに行きますよ」というので「お時間あれば見てください」「たぶんいっぱいでしょう?ひとりでも新しい方に見てもらったほうがいいから、わたしは遠慮しようかと思ってたんですが。もし入れそうなら見ます」と言ってくださった。

080322空桜

このあと昭和さんとおちあって、演劇実験室◎万有引力の舞台に行く予定だったのだが、昭和さんがハプニングにより来られなくなった。新宿中央公園をつっきったら、桜が咲き始めていた。

080322桜
砂々良に寄って、牛すじとビールをマスターが出してくれたので、ひっかけてから舞台へ。
マスターがひとり営業で、しゃきしゃき動いてる姿はあまり見ないから新鮮だった。やっぱり無駄のない動きなんだよね、マスター。
時々お使いに行く近所の酒屋さんで祝い酒を買う。奥さん、のし紙の文字はとっても達筆だった。

開場を待つお客さまの中に知ってる顔もちらほら。
やっぱり、ちゃんと訓練してる肉体を見るのは楽しい。その上で、動きとか声に好みのタイプがあるんだけど、こちらの役者さんは(特に今日はメイクが濃かったので)誰が誰やらわからない(笑)。さすがに井内さんはわかるけれど。舞踏の時の麿赤兒風の隈取りだったなぁ。そして気が張りつめた肉体。

寺山さんの著作を題材にした舞台なので、本を乱読・・・つまみぐいするような感覚。
寺山さんの短歌や、「青ひげ公の城」の第二の妻や、「仮面劇・犬神」の月雄やら、知ってる言語ももちろんあって、そういうときは動悸が早くなる。


万有オリジナルTシャツ争奪、寺山作品名当てクイズには正解できず(笑)。
「地球をしばらく止めてくれ 僕はゆっくり映画が見たい」の時は、それだとわかりながらも、「地球をとめてくれ、僕はゆっくり映画がみたいんだ、だったかな??」正確なタイトルがわからず。あとで友達にこの話をしたら、わかってもまりさんは参加しちゃダメなんじゃないの、と笑われたけど。
昔はこういうの、絶対手を挙げたりしなかったけど、(昭和さんの影響で)このごろは積極的な気持で参加してる。昭和さん、ストロベリーソングオーケストラの時も「いよっ!宮悪!座長!」とか声かけてたもんね。

充実した一日。
帰っても本を読んだりして、落ち着かない。興奮してるんだな、と思う。