稽古前に、三姉妹で集まって、姫宮家の家族会議。
・・・と称して、ほとんどランチを食べただけだけど。姉妹は普段、時間的にすれ違いの生活なので、ひさびさ、家族三人でご飯を食べに来たっていう感触。
役としてだったり、役者としてだったり、いろんなレベルでお話をしながら2時間を過ごす。
たぶんこの風景は、忘れない。


三人で稽古場へ。演出の来ない日だったので、自主練用フリータイムとなる。三姉妹のシーンを全部台詞合わせして、打ち合わせして、立ち稽古。そのあと、脚本の解釈について、みんなで考えてることをお話する。実は、稽古に入ってから本の稽古ばかりしているので、「役がしゃべっているところ」を、「役者が本人としてしゃべっているところ」より遥かにたくさん見ている。それぞれが発言するのをただ見ることも、とても貴重な体験だった。
演劇の稽古の、準備期間が長い場合は、たいてい身体訓練(柔軟や筋力トレーニング)や発声をするので、そこでその「役者本人の様子」を日常的に見るのだけど、ここは各自アップしたら即立ち稽古なので、役者としてより役として認識してるところがある。
帰りの電車や休憩時間にたくさんお話したりすれば、バランスは取れて来るのだけれど、変な話、同じ顔で同じ声でしゃべっていると、役の人のような気がしてしまう。劇団等で何度も共演してる人同士では感じないことなので、これは発見だった(笑)


稽古の終わりに、時間ギリギリいけるところまで通さない?という話になって、通しを始める。
みんなで協力して、「暗転」とか「明転」とか言いながら進行してくのが、妙に楽しい(笑)
途中までしか行けなかったけれど、やってよかった。


そのあと用事のあるとき緒さんを見送って、ほかの皆で飲み。
だいぶお互いに馴染んできたのを感じる。
それでもわたしはまだちょっと、あがる。なんでしょこれ。地を出し切れてないような・・・体裁を保ってるような・・・美貴(役)の影響なのかな??
わたしは普段、男の子みたいな乱暴な口のきき方をするけど、先週から、言葉遣いを改めた。舞台上でいざという時そういう話し方しちゃ困るから、普段から美貴の使う女性らしい言葉で話すようにしたところ、言葉遣いって思考に影響を与えるんだな、なんか、思考回路が変。いつもみたいに、イラッとなることがあまりない(笑)。わたしと美貴は似てるところもたくさんあるけれど、美貴のほうが落ち着いてるみたい。たぶんそういうことなんだと思う。

あんまり役作りとかキャラを立てるとか考えたことないし、今回は当て書きだから余計に特別なことはしてないのだけど、やっぱりわたしがしゃべらない言葉をしゃべる美貴はわたしとは違う。当たり前。だから、いま私の中には、わたしと美貴が同居してるみたい。
変な感覚。ときどき、家にいても、自分の場所じゃないような気がするよ。


・・・などと言ってる間に明日はまたライブ!
美貴に休暇をあげて、黒まり呼び出さなきゃ。