着物好み変遷メモ02第26回逆慰問ライブ

2008年08月24日

着付け指導

わたし、数年着てるとはいえ、いまだに間違ってるとこあると思うんだけど(笑)いいの?
指導なんてそんな偉そうなご身分じゃないですが、頼まれて、着付けを教えに行った。
あちらがもう来週本番という忙しい時期なので、稽古にお邪魔して、コツだけ伝授した程度だけれど。


ふたりとも幸い浴衣くらいなら着られるというので、着物は自分で着てもらってコツだけ伝え、帯をがっつりやる。ひとりは半幅で、ひとりはお太鼓。
「?」がいっぱい浮かんでるふたりを見ながら「わたしも習いたては、後ろで帯がどうなってるかさっぱりわからなかったなー」と思う。カホさん(6月公演の本番で役者の着付けをしてくれた)が「本番中に帯が落ちないかって、見ながらハラハラしたよ」と笑ってたのも思い出した。

お太鼓用に用意されてた帯が珍しい帯だった(写真撮ればよかった)。
ウールで(単で)、でも形は名古屋帯のかたちにカットされてるの。折られて三角になって胴帯になってるところがカットで作られてる。初めてみた。軽いし、暖かいだろうし、滑りにくいし、普段着には便利かもね。


半幅もいろんな結びかたあるけど、舞台は崩れないことが最重要だから、一番、誰がやっても頑丈そうなのを伝授。「帯って崩れるから嫌いで、浴衣には専ら付け帯だったんですけど、これだったらいいですね!」と喜んでた。
あっと言う間に稽古終了時間になってしまって、困ったら連絡してとメールを教えて来た。通信教育(笑)
。帰り道「羽織紐の結び方教えてない!」「羽織の着方も教えてない!」と言いたい事がちょこちょこ出て来て慌ててメール。うまく伝わってるかな。

「着付け教室に行こうと思ったら、半幅までで半日、お太鼓まででもう半日かかるという案内で、『稽古休みください』って言ったら困るって言われて(笑)だから今日短い時間で教えてもらえて助かりました」と帰り道にひとりが言っていた。
いわゆる「きれいな着付け」を下着からやったら、半日かかるだろうね。
今回は付け衿で済ますというから長襦袢は教えてないし、大正後期〜昭和初期の話なので、当時っぽく、補正もしないし、ちょっとぐずぐずでも(自己流っぽい感じでも)いいなという判断で、細かいことは言わなかったから、と答えた。
わたしが見るのは本番はじまって4日目。お客さんでどれだけリアリティを追求してくる人がいるか知らないが、もし着慣れてないせいで「着方がだらしない」とか言われても「この時代は補正とかしてないからそう見えるんじゃないですか」って言っちゃえ」と言ってある。「間違ってる」と言われないところまでは伝授できたと思うので、あとは本人の役作りの一環。自分で調べたり人に聞いたりして、どう見せたいかで変わって来ることだ。「奥さん役」でも、堅く着るか色っぽく着るかで見えるイメージは変わって来る。
ちゃんとしてる演劇って、そういうの見るのもおもしろいんだよね。


自分が着付を教えてもらってから今までのことを思い返した。
習った時にはわからなくて、あとから「あの時千佳先生がああ言ったのはこういう理由だったんだ」とか、同じ内容に別の場面(本で読んだり、誰かに言われたり)で遭遇して「先生も言ってたことだ!」と理解に至る。たぶんいまふたりは、ほかにやることたくさんあるし、よくわかってないだろうけど、役者さんの集中力に期待して、本番、見事に着られていることを祈ろう。


着付けの好みがわかって来たのは、着始めて半年くらい経ってからだっかなー。
まわりに着物着てる人がいると、いいなって思って真似したり、直したりするから上達しやすい。実際に「これどうやってるの?」って情報交換できるし。
最初は、ただやるのが精一杯。
そのうち、「こうしたい」と思っても技術が追いつかない時期を経て、やりたいことができるようになってくる・・・着付に限ったことじゃないね。


実は、半幅帯は、家の中のシーンだというから、さらっと貝の口でもしたほうがいいかなと思ってたんだけど、「派手な役です」と言われたのと、衣装さんが用意した帯も派手な帯(踊り用)だったので、間を取って一文字にした。「羽の出方を変えればかわいくもなるよ」とヒントも置いて来たので、そこから先はお任せ。
自分だったら・・・と考える。家人しかいないないなら、楽な着物に伊達締めにしておいて、外に出るシーンでは帯をする(タイミングがあるなら舞台上で出掛ける前に帯付けてもいいな)。とかね。
着物の芝居ってしばらくやってないけど、チャンスがあったらこういうとこ凝りたいなー。

mari_air at 22:13│Comments(0)TrackBack(0)着物 | 演劇・舞台

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