着々と稽古中。


劇団によって、体操とか身体訓練とか発声とかメソッドが違うんで、今回もどんなかしら?とどきどきしてたのだけど、こちらのチームは、最初に体操をみんなでやって、そのあと発声して、本の稽古になる。
体操は柔軟。発声は長音と、「あいうえおいうえおあ」の短音と一行一息。
わりとアタックの強い発声方法をよしとしているようで、徐々にあっためて行く方式で慣れてるわたしは気をつけないと喉痛めそうだ。いまの稽古場は音が響くから大きな声を出す必要はないんだけれども、せっかく去年の6月に発声が学生の頃の調子に戻って来たので、大事にしておきたいのだが。隙をみて発声しておこう。


ダンサーがいたり舞踏手がいたり格闘家がいたりと異種混合戦なので、細かいアップは各自に任せてあるみたいだ。

本の稽古で一番びっくりしたのは「素読み(すよみ)」というやつ。
いろんなチームに参加してきたけど、これは初めての体験だった。見よう見まねでやっちゃったから詳しく説明訊いてないんだけど、まあ「素読み」というくらいだから感情を入れないで読む、ってことなんだろうけど、百眼のは特に変わっていて、一音一音、読む。PENTAくん(「モヤモヤさまぁ〜ず」のナレーションで使ってるパソコンの音読ソフト)のみたいな感じ?ちょっとロボ気分になる。

『鬼姫』は(もともと短編数本で上演したシリーズもののパフォーマンスなので)全体のお話はできているのだけど、後半の台詞や細かい設定をまだいただいてなくて、わからないことだらけといった状態。
劇団の人々は一度やっているから、お話の世界観とか人物相関図とか理解してて、話は繋がっているようなのだけど・・・わたしや客演陣は、まだ「?」がたくさん。でも、こういう遊びのある時間にしかできないこともあるので、敢えて曖昧なままで、目の前にある台本の言葉ありきで稽古に臨むことにしてる。設定なんて。台本が全部貰えたら自ずとわかることだからね。

わりとかっちり画をつくる演出なので、立ち位置とか角度とか、段取りの部分で細かく指示がある。こういう作り方なら、慣れてる役者さんでやれば出来上がるのはすごく早いんじゃないかな。あとは各々の技術の問題になる。

とりあえず今のところは、踊ったり蝋燭持ったり、刀振り回したり、血糊の段取りしたりしております。
役者はみんな「血まみれになる予定」(チラシ情報)だそうです。


共演者の牛水さん、弥生ちゃんから「こもださんのサイト(ブログ)見ました」と言われたので、ちょっと真面目に稽古のことなど書いてみた(笑)「見た」って言われるとちょっと照れちゃう。不思議ね。


日々の寒さに、咳したりくしゃみしたりしてる人がちらほらと。わたしもバイクで行ったから寒かった。ちょっぴり喉が痛いのでカコナール入れてもう寝よう。