今日はひさびさ、殺陣指導の青木さんが稽古にいらして、保留になってた殺陣的な部分をがしがし稽古の日。
とはいえわたしの殺陣の振付は終わってるので、演出ほか数人と別室に行って、新たに出た台本の部分を稽古。
演出の石井さんに「紅葉(くれは)、キャラ、どうしましょうか・・・?」と言われて笑ってしまった(失礼)。そう、まだふわっふわしてる。『鬼姫』全体も、廻天百眼のテイスト(リズム)も、自分の役の役割も、飲み込めてないんだろうなーと思う。「物語の定番としてのボスキャラ」ってのでなんとなく作ってるに過ぎない段階。とはいえ、演出がはっきり◯×を出すし、主演の大島さんも(過去にやってる役ゆえか)ぶれないのでとても助かる。

いやー、はやく通し稽古したいなあ。
テクニカル(小道具や効果や着替えなど)も苦労しそうだし。
先日から左肩が妙に痛かったのは、あるシーンで刀を片手でぶらりと持ってるせいだと判明。寝違えたかと思った。

写真は青木さんが地獄丸・極楽丸にステップを教えてたら、演出含め、その場にいた全員が真似しちゃって古武術の稽古場になっちゃったところ。前列黒ずくめの男性が青木さん。なんかみんな楽しそう(笑)

090122ステップ地獄丸のカイちゃんは、ダンスやってる人ゆえか、動きの覚え方が上手。「この手がこうなるからねじれが生じて・・・」みたいなことをすんなり理解できてて、かつ言葉にできるって身体使える人だなあって思う。練習の仕方も、どこがわからないかをちゃんと分かってて「ここがわからない」と申告して、着実に進歩して行く。そういう稽古って、見てて楽しい。

ちなみにステップの稽古してるときに小耳に挟んだ所によると、歩くときの足の裏は、全体をいっぺんに離し、いっぺんに着地するとのこと。だから歩幅を大きくできたら、かなり上達したってことだと言ってた。後ろ足を離した時に前足一本で支えられないとダメだからですかと訊いたら、支えるというよりも、体重を常に上に引き上げて軽く保ってるってことだと先生。歩行姿勢は膝を深く曲げているけれど、モダンと通じるところがあるんだなあとちょっと嬉しかった。