本番まで1週間を切った。

昨日は青木さんによる殺陣の修正と指導があって、いろいろすっきりした。
「月曜に最終チェックをします」と青木さんに言われていて、あとは練習するのみ、という感じ。


指導があったのは、主に間合いのこと。細かく言えば、相手との距離とか、斬り込むテンポとかタイミングとか、きっかけとか、そういうこと。
振りの流れを教えてもらえば、足の運びは自ずと分かる(覚えてなくても推理できる)のだけど、間合いは振り付けた当人から説明を受けないと分からないんだなあ、と改めて思う。
(たぶん流れが身体に入ったから)やっとそれを説明できるところまで来たんだろう。
たぶん最初に言われても情報量多すぎて飽和したと思うから。

そういうわけで「すっきりした」。なんでこの距離なのか、なんでここでそう斬るのかとか。
台詞による感情の流れは整理できてるとして、それプラス、それぞれの攻撃をなにによって発動するのかが乗っかったという感じ。
いやあもう、あまりにもなんにも汲み取れてなくて申し訳ない・・・と思うくらいに、物語があった。
言ったら、殺陣の物語のお陰で本筋にもいい影響がありそうなのだ。
深いな。



以前の殺陣稽古日誌へのコメントで教えてもらった「廻剣」の感触も見えて来た。
剣が廻るということは手元がぶれないのと同義。握ってる柄の部分は身体の程近くに置いたままで剣を振ることができる。手を動かすんじゃなくて、効率的に道具を使う方法なんだと思う。
上段から打ったり、下から斬り上げたりすると天井に当たりそうで恐かったんだけど、「それは手を上げてしまってるからです」と青木さん。
そういわれて思ったのはコマ。無駄なぶれがないからいつまでも動力を保持できるような。
その視点で見直してみようと思う。