新たなる短編映画の撮影で、橋本(神奈川県)集合。
なんか聞いたことある駅名だなーと思ってたら、武蔵野美術大学があるのね。
劇団時代の舞台美術・宣伝美術の方がこちらに通ってたので聞き覚えがあったみたい。


この日がこの映画の初日で、共演者さんとも初めてお会いした。
飲物と本を持って乗り込んで来た姿に、映像現場慣れしてるなーと感心。ロケバスで各々読書したり仮眠したりと時間を使うのねきっと(結局少人数ロケだったので、懇親がてらお話をしていたのだけれど)。

てっきり神奈川県の川だと思ってたら、「これから山梨に向かいます」と(笑)
行ってきました山梨県。



うん、山だね。
まさかの30度超えの暑い日で、いくら晴れ女だからって発揮しすぎ。
・・・そう思ってたけど結論をいえば、暖かい日で助かった。



父の田舎が香川県の海沿いなので、海ばかりで川遊びの経験がない私は、川の、急に流れが早くなるところとか全く勘が働かずにカットかかった途端流されたり、急に深いところに足を取られて転んだり、スタッフさんが下流で流され対策で(川の中に)ずっと立っててくれたり、転んだ途端共演者さんも助けにきてくれたりするからよかったものの、危ないとこだった。
我々役者が川に入る前に、ちゃんとスタッフさんがスタンドインを引き受けて危険がないか確かめてくれてるんだけどそれでもね。


果敢に川に入る監督と、セッティング待ちの共演者さん。




こんな雄大な景色。
川のせせらぎと大自然に囲まれ、蜻蛉は人懐っこく絡んで来るし、あめんぼもすいすい泳いでるし、鳶も何羽もくるりくるりと飛んでるし、思わぬ癒し体験日だった。

人気のない所でも撮ったし、釣りやバーベキューする場所でも撮影した。
(びしょぬれで歩いてるから好奇の目で見られはしたかもしれないけど)邪魔はされず。


本日の行程すべてのカットOKが出た時はさすがに「やったー!」って言ったよ。
衣装も靴も濡れたままの数時間だったので、乾いた服とタオルのありがたみが身に沁みた。
川は冷たく、夕方までかかったので最後のカットは川から上がって出番を待つ間、歯の根が合わない勢い。
真冬の代々木公園でレオタード+薄いジョーゼットのワンピースでダンスの撮影した時くらい、震えた。もうね、そこまで行くと逆にテンション上がるよね。あれって身の危険を感じるからなのかな、寒すぎて笑っちゃうの。


風邪引きかねないシチュエーションだけど、稽古中だからなんとか気合いで堪えねば。
東京方面渋滞とのことで、神奈川県の途中で降ろしてもらい、そこから一路、本日の稽古場へ向かった。