連日大荷物で移動していたが、昨日ぜーんぶ劇場に置いて来て今日は身軽。
荷物が軽すぎて忘れ物してるんじゃないかと不安なくらい。

劇場の入口に続く階段を下りて行くと、ドアの前に怪しい人物が待ち構えていた。


「大塚さん、なんですかかっこいいですね!」
「今日がなんの日か知ってるかい?」
「! は、ハロウィン…?」
「trick or treatって言ってごらん。」
「と、トリックorトリート…!」
「しょうがない、お菓子をあげよう。」

黒い袋に入ったお菓子をくれた。犬3匹。
あとで聞いた所によると、4時起きで焼いてくれたんだってクッキー!

何種類もあるっていうのでみんなのも見せてもらった。

石井さんのは目玉と腕(腕はもう食べられてた)。

おにいのはミチロウ。
『少女椿』の舞台にちなんだ物たちという、手の込みよう!

お昼の買い出し時にSEIYUでいいマスクを買って、ハッピーハロウィン!て書いてお返しとさせてもらった(色気のない実用品ですいません)。



そんな大塚さんは、10/27、小屋入り前の最後の稽古の前の日が、お誕生日だった。それを当日に知った私たちは、夕ご飯の買い出し時にケーキを用意し、大塚さんの帰りを待ち伏せた。

マーク(内海くん)がドア前で見張り。ざっくんが喫煙所まで迎えに行く。
みんなは電機消して、ケーキに蝋燭を立てて囲んで座って待つ。

ドアを開けた途端、事態に気付いた大塚パパは、その場に崩れ落ちたのだった。
「や、やられた・・・」
稽古場でお誕生祝いされたの初めてだったそうで、大層喜んでもらえてよかった。
去年の『少女椿』はスタジオ入りしてから常川さんのサプライズお誕生会をしたので、二年連続みんなで親方のお誕生日を祝うという不思議な偶然。

このクッキー、もしかしたら先日のお誕生祝いケーキのお返しだったのかも。
今年はSAIの稽古中に大島さん、おにい、TETRA。がお誕生日を迎えたので、三人のサプライズお祝いをやったのだけど、みんなおもしろいことに、まず目をまんまるにして、事態を把握して脱力するの。
それは今日大塚さんが言った「や、やられた…」って気持ちだったんだね。


さて今日の話に戻る。
常川さんが(東京は出演しないのに)応援に来てくれて、我らの稽古の間に袖の足場を作って、道具を叩いて、足場を補強してくださった。大先輩なのに!とてもありがたかった。
そのあとしばらく稽古を見学して「自分の出る芝居を客観的に観られて良かった」と、颯爽と帰って行かれた。かっこいい。
キッカケ稽古で歌のシーンもやったのだけど、あとで「こもださんの歌が艶っぽくていいね」と言って下さった。うわああ!明日もがんばろう。