仕込み。
昨日の夜はみんなが寝静まった2時だが3時頃、階下で暴動が起きたかと思うような音がした。掃除機のような気もするが、ドアをガンガン叩いてるらしき音もする。どうやら、一階下が内装工事だったらしい(なぜ夜中に?)。謎の出来事。

そんなこんなで実はちょっと睡眠不足であるが、今日はとにかく一日で何もかも仕込んでしまわないと明日は本番。明日ゲネをする為には、気を抜く暇なんてない。

初めて見る会場、インディペンデンス2ndは、搬入口から見たらまんま倉庫で、中に入ると天井が高くて鉄骨とコンクリートの、硬質なイメージ。木の小屋のザムザとはだいぶ印象が違う。どちらかと云えばライブハウスっぽくて、だから『見世物地獄』なんかはやりやすいんじゃないかな。わくわくする。


照明班で仕込み図を見ながら機材やらケーブルを運ぶお仕事。
お昼ごはんがちょっと遅くなったからか、川添さんが照明班にたこ焼きを差し入れてくれた!
揚げたこ焼き、おいしかった。
おいしいと云えば本日より、ストロベリーソングオーケストラの座長の賄いの日々が始まる。
座長はここの近所でアニマアニムスってお店を始めて1周年を迎えた。ごはんがおいしいと評判だったので楽しみにしていた。


お弁当に髑髏いたー!

よく見たらもうひとり(赤い矢印)いた!

座長のお弁当、おかずの種類が多くてうれしい。毎回ちゃんと野菜とフルーツとお味噌汁が付けてくれるという芸の細かさ。そしてどれも、濃すぎずおいしい。かなりの人数なので、寸胴鍋で来るんだと思ってたらお弁当箱にひとつずつ詰められてる。作業量ものすごいと思うけど、ほんとにありがたい。
ごはんの時間が近くなると、東京からスタッフとして同行してくれてるもっちーこと餅月マサル氏がハイエース運転して受け取りに行き、楽屋に並べてみんなを呼んでくれる。「お味噌汁いります?」ってひとりずつコップに入れてくれ、「フルーツ食べました?」と聞いてくれる。まるで給食のお兄さんだ。白い三角巾も割烹着もないけど・・・主に黒い服だけど・・・。黒い割烹着買用意すればよかった!(弔事用の黒割烹着ってものが世の中には存在します)

女子楽屋は広いほうをもらって、小上がりの畳エリアと床合わせて10帖くらいかな。舞台モニターも冷蔵庫もついている。
鏡前の席順、左隣は南ジュン、右隣はイチゴ。カタカナに挟まれたら、ひらがなからコモダマリになっちゃう。


我々も二度目なのとヘルプに来てくれた方達が優秀だったため、思ったより順調に仕込みは進み、舞台班と照明班がちょっと残業となる。劇団員と担当スタッフさんと、好意の常川さんが居残りして作業をしてくれた。明日はこの続きと、場当たり、ゲネして本番。・・・本番?ほんとに?(笑)

ホテルに戻って、今日も銭湯へ。
銭湯はいいね、湯船に浸かってぼやーっとして、明日に備える。
東京公演中にやらかしたらしき喉は、休める間もなく、まだハスキー。
公演中よりはずっといいから心配はしてないけど、響声破笛丸とスロートコートなしでは恐い。
イチゴが「これ寝る前に飲むと効くよー!」と楽屋で龍角散(粉)を飲ませてくれた。
ついてる小匙山盛り一杯、舌の上に乗せて、水を使わず少しずつ喉に流し込むんだって云われて、口に入れてから「ありがとう」って云ったら口から粉出た(笑)ごめんなさい。
成分見たらキキョウとか、響声破笛丸と同じ成分が入ってた。うん、効きそうだ。
大阪在住の友人から、「完売おめでとうございます。当日券行ってみます!」とメール。ありがたい。
みょんも、明日から小屋入り。今夜はわたしの隣で(床の間)ヒーターに守られて眠っている。