着物ともだちの朋さんとお月見へ。
かほさんと3人の予定だったけど、かほさんが風邪で来られずふたりきりになった。
会場へ向かう電車の中で、初めて肉眼でスカイツリーを見る。
でっかい…!

夕方まだ日があるうちに百花園に到着したので、お月様は出ているがまだよく見えない。
ここでは中秋の名月あたりの3日ほど月見の会を催すらしい。
篠笛の演奏の中で祭壇にお供えがされ、月を待つ。
しばらくかかりそうなので、庭園内にある軽食コーナーで軽くごはん。
あっ、朋さんもうさぎの手拭い!

わたしの(下)は、昔ゆきちゃんが「ねまりうさぎっていうんだって。まりって付いてるから」とくれたもの。ナンシー関さんの消しゴム版画を原画にした手拭。彼女の出身地・青森で座ることを「ねまる」と言うそうだ。今年ちょうど没後10年だって。
絵の描かれた燈籠があちこちに飾られている。百花園の名に違わず、萩のトンネルだとか季節の花が楽しめる庭園。しばらく散策して、蚊取線香(なつかしい、蚊遣り豚に渦巻線香!)の置かれているベンチにふたりで座って休んでいたら「一枚写真いいですか?」と老紳士に声を掛けられた。燈籠の明かりしかない薄暗闇に着物のふたりってなかなかいい風情かもね。



お月様が見えたらみんなずっと空を見上げてて、油断していると人が当たってくる(笑)
撮影してる人がたくさん。わたしもそのひとり。
スカイツリーとお月様。


お供えは正式にも月見団子とすすきなのね。


iPhoneで撮ったお月様。



朋さんの着物(掲載許可をいただきました)。
かたばみ柄の銘仙。帯もアンティークにしかない色柄でかわいい。

しばらくお月様みて満足して、月より団子、駅前のイタリアンへ。
この日はオマール海老フェアだっていうので、ワイン飲んでオマール海老のパスタ食べて。
着物を通じて知り合った仲だけど、本とかお花とかおいしいものとかいろいろ詳しい朋さんとはいろんな話ができる。舞台もよく見に来てくれて、演劇をよく見る人ではないけれど感受性なんだろうね、慣れてるこちらには意外な切り口の意見を言ったり、穿った感想がメールされてきたりおもしろい。

また遊んでねー。

<2012.9.29>

秋草模様の色無地
あざみ模様?の繻子帯
兎の帯留
麻の帯締(下北沢の着物店)


叶が京都旅行のお土産にくれたうさぎの帯留、やっと出番が来た。
それにしてもわたしいただきもの多いな。あっ、今日のは着物も帯も、襦袢もいただきものだ。
自分で買ったのは帯締くらい。ありがたいことだ。



レースの襦袢はなかなか涼しかった。綿だから肌触りもさっぱり。



また髪もあげず。