本日は『狂人教育』観劇後30分で通し稽古開始というタイトスケジュール!
でも犬神班の我々より、『狂人教育』マチネとソワレの間に見に来てくださったプロデューサーの野口さん、舞台監督の田中さん、おそらく『狂人教育』照明オペ担当の辻さん、音響の飯塚さんが大変。(しかも飯塚さんは『犬神』の音出しもぶっつけでやってくれたのである)迎えて通し稽古の稽古場はぎゅうぎゅう(笑)
野口さんはいくつかプロデューサーとしてリクエスト、という言い方でお言葉を残していったのだけど、それを聞いて、青蛾館の大事にしてるものがわかった気がしたので、聞けてよかった。
みなさま、お忙しいところありがとうございました!
演出がフィックスされた最近は、全体で通し稽古してチェックし、細かい箇所の精度を上げるために、長めの自主練時間を取るようになった。
全体稽古前にも稽古場を使えるので、やりたいシーンがある人は共演者と約束をして早めに集まって合わせる。もうほんとに細かくて、空気を感じろ、呼吸を読めってレベルの詰めの作業をしている。

そのシーンに出てない人も早めに来て手伝ってくれるという、美しい光景が見られる。点滅さんがビデオ回してくれたり、丹羽さんが音を出してくれたり、てっちゃんが灯り消してくれたり。
みんなで作ってる、って感じ!


わたし、作品全体を把握したくて、自分が出てないシーンでも稽古は見ていたい。で、見てるからついつい口出してしまう。

稽古中盤で「台詞のチェックを…こもださんお願いします…」と長野さんに任命された(故に稽古のあとで「ここ違ってました」と個々人とコミュニケーションを取る習慣が出来た)のもきっと関係している。
稽古序盤の読み合わせで、みんながいろんな役の台詞を口にしたお陰で、自分がやらない役も他人事じゃなくなったというのもある(あれはとてもいい稽古だ)。
でも口出しって、何より受け手が「大きなお世話です」って言う人にだったら成立しないこと。この座組はそういう人はいない。
わたしはダンスやってから、人の身体も自分の身体も舞台の上のパーツとして同等って感覚が芽生えて、口出しも口出されもするのが普通のことになった。演劇だけやってたらそうならなかったかもしれない。ただこの身体の操縦者はわたしだけだから、そこは責任持って稽古するよ、というスタンス。
昨日も金ちゃんが点滅さんに「あそこは前の方がいいですよ」って言ってたし、野口さんからもリクエストが行ってたので、わたしもひとつリクエストしたら「あ、それいいね」と言ってくれたので、次の通しでどつなるか、楽しみだ。

明日は最終稽古日、明後日はついに小屋入り!

【チケット速報2/6版/青蛾館・犬神】
▲=残り僅か ◎=余裕あり
2/9土19時半▲
2/10日14時◯、18時◯
2/11月祝13時◯、16時◎
ご予約はhttp://bit.ly/11ucm5U にて。
初日は立ち見が出そうです。
千秋楽は比較的余裕あります。