青蛾館 寺山修司初期一幕劇連続上演 
「白夜」「狂人教育」「犬神」
於・中野劇場MOMO
2013/1/31〜2/11 全15ステージ



共通スタッフ(敬称略)
【作】寺山修司

【監修・プロデューサー】野口和彦

【照明】正村さなみ(RISE)
【音響】飯塚ひとみ
【衣装】竹内陽子
【メイク・ヘアメイク】川村和枝(P.bird)
【舞台監督】田中新一(東京メザマシ団)
【制作】山田杏子(鼬屋)
【宣伝美術】福田真一(DEN GRAPHICS)
【企画・制作】青蛾館
【助成】芸術文化振興基金

まず、この企画すべての出発点、マダムこと野口さん。
顔合わせでは「A・P・B-Tokyoで共演して、恋しちゃったので・・・」と紹介してくれた。
数年前の『青ひげ公の城』も今回の『犬神』も、青蛾館では初めてじゃない演目との出会い直しの場を与えてくれた。そしてすてきな人たちとの出会いも。
今回はマダムの外部出演と重なってお忙しくあまりお話もできなかったけれど、とても感謝している。
写真は『狂人教育』が小屋入りしたあと、4階の『犬神』の稽古場に遊びに来てくれたマダムのレアな男装(『狂人教育』にご出演された姿)。


照明のさなみさん。
無駄なことはしゃべらず、でも話しかけるとにっこりしてくれるさなみさん。
激弾BKYUの照明もしていて、東野醒子さんをして「天才」と言わしめる人。
場当たりがほぼ通しだったので、今回は袖からしか明かりを見ていないのだけど、白幕に映った影がとても美しかった。障子にうつる影絵の怪しさ。障子を開けても本当にそれは存在するのだろうか?という日本の闇。光があるから見えるもの。写真と映像を見るのがたのしみ。

音響の飯塚さん。
A・P・B-Tokyoと青蛾館でお世話になり百眼にも紹介したので、ここ数年、音響さんが飯塚さんじゃない公演やってないんじゃないだろうか?
わたしが最も信用する音響さん。
飯塚さんに関しては語り尽くせないので、このくらいにしておく。
大好き。

衣装の陽子さん。
A・P・B-Tokyo『青ひげ公の城』で出会った(またA・P・B。もっと感謝せねば)。
仕事は早いし、人柄もいいし、出来上がる衣装もかっこいい。
『犬神』は着物だから作り物は少なかったけれど、シロの袴、黒子の座敷童風装束、陽子さんの美があった。
わたしは青蛾館では二度とも役柄上、黒の既製服だったので、陽子さんの作った衣装着られる日がまた来ますように!
ていうかまた飲みたいね。



メイク・ヘアメイクの川村さん。
「このチームは自然な感じでいいんじゃない」とおっしゃるところを押してプランを書いてもらった。
『青ひげ公の城』では残念ながら役柄的にいつものメイク自分でやればいいわね、となっちゃったので、プラン表をもらうという念願がついに叶った。黒くない黒子という、いままでにない黒子のビジュアルがあの王道の世界で成立したのは、川村さんと陽子さんだったからだと思う。
余談だがとても美人なので、間近でメイクされると緊張する(笑)


舞台監督の田中さん。
ひとりきりで3公演すべての舞台監督をされた。
一番感謝しているのは楽日の朝、センター正面に発行物体(釣りで使う小型ルミカ)をクリップで付けてくれたこと。女詩人はセンター前っつらで正面を見っぱなしだったので、正面が目印なしの真っ暗闇はとても不安だったのだ。MOMOは暗幕に安全ピンもテープも禁止なので「なにか印をつけられないでしょうか」と無理を承知でしたお願いに応えてくれた。長丁場でとてもお疲れだったと思うが、終始穏やかだった。


制作の山田さん。
プロデューサーのマダムが忙しかったのもあり、予定より負担が多かったはず。
三団体が別の場所で稽古している。公演期間が2週間続く。外とも中とも連絡をとらなくちゃいけないので、休む間などなかったことだろう。わたしは自分で制作を仕切ってたことがあるから色々気になって、細かい質問やら要望を出して手を煩わせたかと思うが、嫌な顔せず最後まで明るくがんばってくださった。


宣伝美術の福田さん。
お会いすることはなかったのだが、このチラシ、映画『犬神家の一族』っぽくて面白い。『犬神』が月の色なのも好き。


みなさまありがとうございました。

そして最後に、寺山さん!
大袈裟でなく、寺山さんがいなかったらいま違う人生を歩んでいたのは確か。
30年前、わたしが認識する前に寺山さんは亡くなってしまったけれど、昭和精吾と出会えたことも、いまこうしていることも、寺山さんのおかげです。また、高尾にご挨拶に行きます。


(若かりし日の寺山さんと昭和さん)