「まりちゃん9/7空いてたら写経手伝ってよ。前に芳一やった時書いてくれたよね? 人出必要なんだ」
7月の青蛾館の打ち上げで点滅さんにそう言われ、「そのへんは本番も終わってひと段落してるからいいですよー」と安請け合いしたら、自分の本番前とは…。稽古NG出して、今日もザムザ阿佐谷へ。
実加りんの書いた垂れ幕があり、入口からかっこいい。

ザムザの新井さんに挨拶したら「あれ?こもださん(笑)」
撮影のタキシマさんチームもいらしてて「あっ、ここも(関係してるの)?」
口に出さないまでもお客様にも「あれ、またまりさんいる(笑)」って顔する人がちらほら。
そりゃそうだ、先週一週間空いたけど、昭和、百眼、今日の点滅さんと、なんやらずーっとザムザにいるみたいだもの。

朝から、カメラのニヤちゃん+点滅さんとこの那名さん+チラシの題字から舞台美術の般若心経まで全部の文字を書いた功労者・稲川実加ちゃん+わたしの4人で、点滅さん(白塗り済)を囲んで身体のいたるところに文字を書くお仕事。
芳一だから書くのはもちろん般若心経。
うちの父は香川県出身で、祖母も熱心な真言宗の人だったので、小さい頃から「麻里は弘法大師さまが護ってくれてる」と言われ続け、般若心経を覚えされられた(小さかったので普通のことだと思っていて苦痛ではなかった)。だから般若心経には親しみがある。
それを写経、しかも人体に書けるなんて、なかなかできない体験。前もそうだったから、写経がそうさせるのだと思うけど、書いてるうちに若干トランスしてくるのも面白い。
(前回の写経時にも同じこと言ってた→2010.5.10の日誌




これが渾身の般若心経!
膝裏はだいたいわたし、右足の仏がお気に入り。

客入れ終わりで離脱できたので、銀座の用事を済ませ、第二回写経タイムにザムザに戻る。
「白は塗ったんで、文字が落ちちゃったとこ優先で、はい、お願いしまーす」と点滅さん。
佳境に入ると「ふくらはぎから足指行くので、足をここに」と言われて片足を椅子にあげ、「脇の下書きますから腕上げてください」等々、云うことを聞きながら「ツイスターゲームみたいだね」と、ほぼ全裸白塗りのマドロスさんポーズの人が笑う。「尻行きます」「あっ、ここあと一文字書いてからでいいですか」「尻人気だねー、あっ力こぶも書いてよ、(幽霊に)取られちゃう」「ここ狭いから舎利子オッケー(←三文字は少ないので、前回は舎利子を乱発した結果、舎利子を書く時は宣言する、というルールが出来た)」などとみんなで狭い楽屋でくんずほぐれつになりながら写経完了。そのあと夜の部を、昭和さんと一緒に観た。

本編は寺山修司演劇祭への参加ということで、点滅さんの舞踏公演といえどもかなり異色の意欲作で、台詞あり、笑いあり、いわゆる寺山演劇っぽい仕掛けあり、隣で見ていた昭和さんが爆笑するほどだった。まさかのエアギター…
「こういうのは特別だよ、もうこの演目をやることもないだろうねえ」と点滅さんは言っていた。

美術さんはwebで知り合ったらしい。曲を提供したミュージシャンのかたもバラシを普通に手伝っていたし。ソロ公演のために、お客様もスタッフも、これだけ集まるんだからすごい。
点滅さんの真摯さがそうさせるんだろうなあ。


ザムザ阿佐谷の寺山修司演劇祭もこれで終わり。感慨深い。



ザムザの新井さんとバラシ終えた劇場をバックに記念写真。
「結構な頻度で会ったので、この演劇祭、こもださんフェスみたいでしたねー」と新井さん。
1ヶ月の間に同じ劇場の3公演に携わるなんてこともうないだろうな。
新井さん、ほんとにお疲れさまでした!