初アンチノック。床が手刀と同じく赤黒の市松でなんかうれしい。

会場入りしてひとまずメイク。ゾンロリでは初の白塗り、だけど団長と初めて会ったのが第十三号雑居房(バンド名)で対バンしたときだから、その時わたし白塗りだったや、と気づく。

ゆきさんが婦長、あとみんな看護婦で、わたしの分もちゃんとHIDEATHさんがかっこよくしてくれた…!(みんなのどこかに極東第二霊安室のマークが入っている。わたしのは背中)


HYMENs[ひーめんず]のリハを終えた団長に即メイクの仕上げしてもらう。なにげにこれがゾンロリに出る楽しみのひとつ。絵を描く人のカンバスになるって贅沢でしょ、しかも今年は白塗りの、血塗れ。繊細な筆使いで線を描いたりぼかしたりするのを肌で感じる(文字通り)。
次々みんな白塗りだけ終えて団長の元にやってくる。団長は60歳最後の日も、ぶっ続けでメイクする数時間を過ごすのだ。

腕やら足やら露出した部分も白くし、夏の「吸血鬼」で用意した包帯と、昨夜ドンキでハロウィンな人たちに阻まれながらも買ったナースソックスなるもの(白いストッキング状の靴下。仮装の為か、二店舗で売り切れててこの一個しかなかった!)も血塗れにする。血塗れには慣れてるけど(笑)自分がゾンビで腐ってるってのは初めてで、死にたて刀傷からの血じゃないから、だいぶ気分が違うね。


そうこうするうちにHYMENs開演!
霊安室のみ出演の私たちは、衣装もメイクも隠せないから、楽屋の出ハケ口に張り付いて見た。
HYMENsは、血塗れセーラー+黒のガーター+オーバーニーソックス+ロングツインテールのロリータ達が、揃いの振りで踊って歌って叫んで、なんてパワーだろ!好き。

オープニングアクトって言っても30分、みんな汗だくで帰ってきて、着替え。
衣装だけでなく髪型もメイクもユニットのコンセプトによって変える。さすが最速の美術団を名乗るだけあるこだわり。
アンチノックのスタッフまで血塗れのコートを着ているし、会場への入口にも「霊安室102号」って書いてあったらしい。

「こもださん始まります、どうぞ」って、しーちゃんが出ハケ口で送り出してくれる。
出たらもうきっかけのサイレン鳴ってて、最初の台詞がわたしなのだ。
「婦長!汚らしいカップルがキスをしています!」
開演。

フロアは見渡す限りのお客様だった。
あとはもう、怒濤の如くで、楽しかった。

演奏された曲は
『黒薔薇帝国』『霊安室』『第四テント』『結婚』『妊娠』『悪魔印』『チョウチョの痣』『バージンブラッド』でした。

メンバーのみんなとのツーショットは、別立てでまとめて掲載します。
ツーショット編


団長の本当の誕生日は11/2なので、終演後の打ち上げで突然暗転してサプライズケーキ登場。愛されてるなあ。おめでとうございます。どうやら深キョンとマリー・アントワネットと同じ誕生日みたいです。




若尾殺子ことすまきゅーさんや、くみっちさん、裏さんもスタッフで来ていた。
お写真撮れなかったけど、アンチノックの方含め、みんな気持よく動いてくれてていい現場だった。
打ち上げでは、初対面のお客様も気さくに話しかけてくれた。うれしかった。
楽しかった!

おまけ。


(生前写真:何年か前のA・P・B-Tokyo『寺山修司コレクション2』より)
この人がゾンビになると、

↓ ↓ ↓



こうなっちゃうんですね・・・
第二十九テント看護婦でした。