2014年08月16日

即興音楽と朗読ユニット・たくとまりと拓斗吉宏の怪談『綾の鼓』本番篇

※長くなったので、構想篇(リハまで)は別立てにしました。

前日の夜、倉垣おにいより「高熱が出ています。朝リハ前に病院に行ってきます」と連絡があった。
大丈夫なのか? 亡霊役なんか振ったせいかな、と不安になる。

神楽坂EXPLOSIONの楽屋はこじんまりしているので、浴衣を着て会場に向う。
楽屋で会ったおにいは「薬飲んだからいけそうですー」と。メイクしながら最終打合せ。

こじさまが撮ってくれた出陣前の楽屋のふたり。



セッティング中、客席にKEVINさんを発見。弥生ちゃんも来ている筈だ。
幕がないから客席がみえる。ということはあちらからも見える。
マイクスタンドを入念にチェックする様も、額縁が重くて譜面台がふんにゃりして慌てた所も全部見られてたかもしれない(笑)

「こんばんは、本日はブッダさんワンマンおめでとうございます。」のMCから始めたら
ブッダさんから「ありがとうございます!」客席から「かしこまり!」と声が(笑)
語りだから、もっと近くへどうぞ、と言うと、ソワレちゃんが満面の笑みで最前まで駆け寄って来たのが見えた。ありがとう。


2014.8.16 たくとまりと拓斗吉宏の怪談
三島由紀夫 近代能楽集より『綾の鼓』@神楽坂EXPLOSION







ビルの三階にある法律事務所の老小使・岩吉が、中空を挟んだ向いのビルの三階にある洋裁店の顧客の貴婦人・華子に恋をして、書いた恋文が今日で100通め、という日のお話。

額縁を窓枠に見立てた(この発想は(c)FOXPILL CULTと書くべきだろう。感謝)。

朗読と紅黒ちゃん、メンバーが同じでもこれまでは完全に分離して思考していたが、麻邑楽の打合せをしているうちにふと、紅黒ちゃんのレパートリーでおにいと二人がメインボーカルの曲「達磨」で朗読をパッケージすることを思いついた。
今日は、冒頭に「達磨」を一節歌う→ト書きを曲中で読む→無音になって本編スタート(即興)→ブリッジにBメロ→(即興)→ラストにフルで「達磨」を歌う、という構成。
「達磨」の歌詞には経文があるので、冥界からやってきた岩吉への、そして成就しない恋への鎮魂歌になる気がして選んだ。

ラストシーン、岩吉が諦めて「さようなら」と言って消えてしまう。立ち尽くす華子。
それをすくうように「達磨」のギターが入る。前奏のうちに最後の台詞を言って、歌へ。
「達磨」は幕開け1曲目に似合うので、恐らく紅黒ちゃん曲の中で一番多く歌っていると思う。
そんな慣れ親しんだ曲だが、物語からの流れで歌う「達磨」は、全然違う気分だった。これは発見。
舞台で生で歌った歌は、その役のモードにならないと歌えないことは気づいていた。
「達磨」はレコーディングだけだから役は入ってない。そこに役が乗っかったという、逆輸入みたいな感じ?(笑)実際どのくらいアウトプットに影響してるかわからないけど。
Ruriくんがカメラ回してくれてたっぽいので(ありがとう)、映像たのしみ。


おにいのリクエストで、3/31に八木さんと『卒塔婆小町』の朗読をした。
わたしは舞台が終わるとスッキリしちゃって、「役が抜けない」という経験がないのだが、
『卒塔婆小町』のあと失恋した気分だけ残って、しばらく凹んでいた。
それをすっかり忘れて、また失恋する題材を選んでしまった…
ラストシーンで「達磨」が聞こえて来たときには完全に失恋の痛手を感じてて、華子じゃなく本体のわたしが「しまった!」と思ったのだった(笑)


終わってから三人で。夏らしく、浴衣で怪談という企画でした。


この日、きえるだきえる名義でDJした、きえるちゃんと。

これらの写真を撮ってくれた翔馬ちゃんとも撮ったけど、王子にあるまじき酔っぱらい顔なので自粛(笑)

終わってからファミレスでおにいとお茶。
30分のつもりが本番後だしね、つい話し込んで23時を軽く超える。
でもとても有意義な時間。
社長、おにい、EXPLOSION、見てくれた皆様、
そして三島さん、ありがとうございました!


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