高校演劇部の顧問だった櫟木茂義先生の、還暦祝いパーティが母校で開催された。
歴代演劇部の卒業生が集まって、総勢80人とか?

司会は、数年前のOB会の演し物で共演した上野くんたち。
開会の挨拶は、うちの代の部長の坂本くん。
わたしはなんだか作業していて寝不足での参加になっちゃった。
ふにゃふにゃしてて(夜は稽古なので)大荷物でごめんなさい。

うちの代は(引越やら仕事と重なっちゃったらしく)坂本くんとわたしだけだったけど、一つ下の代の後輩(一緒に全国大会に行ったメンバー)の女子がたくさんいた。懐かしいメンバー!
「こもださん変らないですね!」
「わあ、筆跡も変ってない!こもださんの字だ!」
「坂本さんとのコンビネーションも相変わらずですね!」
と、なんだか後輩(と言ってもいい大人)は楽しそう。
当時のわたしの無邪気な悪行を知る坂本くんには、伝説のコロッケパン事件など蒸し返され、「まさかおまじないって今もまだやってんの?あれは誤解招くからほんと気をつけて」「うん、やってるよー、でもここ十年なんにもないよー!」「あったら悪魔だよ!」と諭されたり。


歓談ののち、『先生と本読みのコーナー』。
「自薦他薦問いません、やる人ー!」
うちの代は坂本くんとわたしが現役だってんで、後輩達が「こもださんと坂本さん!はい!やります!」と押し出される。しかし坂本くんは開会の挨拶したから免除され、わたしと、一つ下の後輩(演劇界の裏方の仕事をしている)と、だいぶ下の後輩と4人で成井豊さんの『銀河旋律』を上演することに。
なんか変な緊張感あるじゃないか(笑)
最初は「えー!」とか言った先生もやるとなったら「これじゃ長すぎるからカットするよ、はい書くもの出して」と当時を思わせる仕切りを見せ、いざ上演。


なんかいい思い出になったな。



そして最後はみんなで先生を胴上げ!
これだけの生徒がひとりの為に集まるってすごい。
劇団を立ち上げたり、今も現役の俳優な子がいる。わたしも先生がいなかったら演劇をやる予定はなかった。感謝しています。先生がくれた芸能のお守り、今も持ち歩いています。
先生は寺山修司を、天井桟敷を生で見ている世代だから、百眼の『奴婢訓』を見に来てくれた(そして本編終わったか油断してたらカーテンコールで血糊を浴びたって、客出しの時に笑っていた)。『星の王子さま』も来てくれると言う。
真面目に続けることが、恩返しだと思って、精進します。

先生も、いつまでもお元気でね。
わたしは今日も稽古です!

おまけ。
『奴婢訓』客出しの笑顔はこれです(笑)