Air*Log

語り歌う女優、こもだまりの製作日誌(2005〜)。 演劇・語り・ライブ等の上演情報や、稽古や、思索。 昭和精吾事務所 二代目代表。脚本・演出家。麻邑楽×麻人楽。 ヒューマンアカデミー演技講師。

りくろあれ

御礼)りくろあれ企画「弦月音-ユミハリネ-」

りくろあれ企画「弦月音-ユミハリネ-」、ありがとうございました。


20191104ユミハリネ


20191104リンリ

リンリ.は、りくろあれと逆で、大島さんが語りまくり、Rekaiさんが歌う。
楽曲も好きな曲がたくさん使われており(やはり円い夜は名曲だ)、物語と相まってぐっとくるし、(アルバムで聴いている時と意味合いが変わって)新鮮でもある。
効果音を生で出したりするのはやっぱりドキッとしていいね。

リンリ.は、というかRekaiさんの描く世界は、日常の中の、例えば靴に砂が入った時のような小さな異物感を見過ごせず、生きづらくなって自分の居場所からいなくなってしまう、そんな物語が多い。ちょっと鈍感になってしまえば今まで通り過ごしていけるのに、その人はその欠落や違和感をないことには出来ない。孤独だけれど充足してもいる、たった一人の世界。

そんなRekaiさん、かわいいこといってくれたから貼っておく。



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りくろあれ。歌を挟んで物語が進行していくスタイルは、リンリ.と一緒。
ざっくり言うと、大島さんが歌、みーもがヒロインと身体性、わたしが語り(観察者)という感じ。

20191104シロノヲト1


昼と夜とで、使う楽曲が一部違い、つまり演出が変わる。
稽古では混乱もあったが、本番は着実に踏みしめられたと思う。

三人は目を合わせずに、声と気配だけで繋いだ糸を頼りに息を合わせる。

歌詞も台詞だし、台詞も歌のように最適な音や強さや速度がある。つまり60分の楽曲の解釈を共有してお届けする、みのるという素敵な部屋での演奏会で、このメンバーだっだからできた作品。

私の役・棗[なつめ]は、見守る役割の登場人物なので、台詞は、記録した日々の出来事を読み返して思考していると解釈した。
歌は、彼女が自室で聞いている音楽であり、歌詞は彼女の回想や、思考内容や、手記の内容。
うちとりくろあれの様式の違いに戸惑い、難しかった分、乗りこなし甲斐があった。

回想の中の繭の兄・樒[しきみ]さんとの会話シーンは、落語家のように 棗/兄/地の文 を行き来する。かつ2人がそれぞれの感情で興奮するので、御するのに苦労した。初演の兄役を演じた方を知っている為か、私の目には実際には登場していない彼の姿が見えていた。RONさんに会ったら「お兄様興奮しすぎです!」と苦情を言おうと思う(笑)

昼と夜で構成が微妙に違う、つまりは一回限りのテイクを2演目するようなもの。
しかも、同じ台詞の場面も多いけど、前後が違うから、同じ感情ではない。
まあそもそも相手役や会場の空気が違えば演技は変わってくるんだけど、その振れ幅は静かだけれど大きい。微妙な差異を丁寧に拾って、違和感や変化を見逃さないように、気配を全身で受け止めながら的確な反応する。そんな演目だった。棗が繭に対してそうしようとしているように。


りくろあれという大島さんの世界に呼んでくれてありがとうございました。
スタッフのおふたりもいい方で、安心して過ごせました。

大島さんとはこのあと、こんどはわたしのホーム、昭和精吾事務所「氾濫原2」でお手合わせ。
たのしみです。

告知)11/4月祝 りくろあれ×リンリ.「弦月音-ユミハリネ-」に出演します

9/25の昭和精吾事務所BARに大島朋恵さんがゲスト出演していただいての急な発表となりましたが、
大島さんの主宰する[りくろあれ]の「シロノヲト。」という作品に出演します。




りくろあれ×リンリ.one-man × one-man show
r.a.02_05「弦月音 -ユミハリネ-」

会場:経堂アンティークスタジオみのる
タイムテーブル:3ステージ
13:30 りくろあれ「シロノヲト。+xx6」
17:00 リンリ.「twilight.」(※こちらには出演しません)
19:30 りくろあれ「シロノヲト。-xx9」
※大島朋恵さんはリンリ.のパフォーマーでもあるので、この日は全ステージに参加します。

http://ooshimatomoe.net/ooor.aooo/02-05

ツーマン公演の対バンは、
去年の春に踊り子として出演させていただいたRekaiさん主宰の[リンリ.]
(その時の日誌はこちら
Rekaiさんの、潔癖さと残酷さを内包する童話のような物語。少女性と女性性の狭間の揺れる目のみつめる世界を、Rekaiさんの歌で紡ぎます。

そしてわたしが初参加となる、りくろあれ
「シロノヲト。」は3年前に宇都宮で上演した作品で、物語を島村秀男さんの楽曲で紡ぎます。
初演は5人でしたが、今回は水川美波さんとわたしと大島さんとの3人ver.でお届けします。

そんな訳で、わたしは語り倒す予定。しかも、昭和精吾事務所とは違う手法を選ぶと思います。
昭和精吾事務所の代表的な語り、長編叙事詩『李庚順』でも「地の文」と「台詞」と「心の中の台詞」と語り分けはありますが、「シロノヲト。」は完全な語りものとも違い、ならばもう少し地の文も台詞(感情)寄りなほうがいい気がして…、さすがに初見ではその調整は仕切れませんでした!(笑) でも、やったことないことってわくわくする。きっと乗りこなしてみせます。

水川さん=みーもとは、舞台芸術創造機関SAI『PARADE』で共演していますが、絡むシーンはなかったので、また出会えてよかったです。殺陣やダンスもなさるせいか、声にも視線にも何気ない姿にも、きっぱりとした芯がある女優さんです。

大島さんいわく「うちには見目麗しい人しかお呼びしない」(笑)のだそうで、せっかくそう言っていただいたので、大島さんのうつくしい世界の住人となることを楽しんできます。
大島さんの世界は、細い細いペンで描くモノクロの繊細な風景画のよう。太陽や月の明かりが差しているのに、絵の中のごく小さな翳りの存在に気づいてしまったら目が離せなくなる。そんなイメージです。

後半につけた詳細にありますが、「2演目見る」「3演目見る」などセット券もあります。
また、わたしの参加する「シロノヲト。」は、13:30と19:30の回で使用楽曲と構成が少し変わりますので、見比べてみても面白いかもしれません。

10、11月はこのほかには昭和精吾事務所BAR(と、FOXPILL CULT物販大臣)しかお会いする場がない予定です。
そしてりくろあれ東京公演はとてもレアなので、ぜひ、お見逃しなく。続きを読む

御礼)事務所BAR 6 カップラーメンナイト/朗読:鬼姫-約束の血-

昭和精吾事務所BAR第六夜、ありがとうございました。

この日もイッキさんが仕事でオープンからは居られないとのことだったので、あの優秀なチーママ・伊勢参さんに打診したのですがご都合つかず、なんと赤髪の用心棒こと西邑卓哲さんが、バーテン経験ゼロでカウンターに立ってくれることに(笑)
結果的にはイッキさんが予想外に早く到着したので小一時間ではあったけれど、助かりました、感謝!(御礼は賄い)


<食欲の秋・カップラーメンナイト>と告知し、こんなご案内を出していた。




(「お土産歓迎」は「おすすめのカップラーメン持ってきてね」という心算だったけれど、お差し入れをいくつもいただいてしまった。お気遣いありがとうございます。)

ミニステージのゲストは、りくろあれの大島朋恵さん。
数年前、ふじみやたくとこもだまり(即興朗読ユニット)名義で大島さんを迎えて朗読した、廻天百眼の舞台『鬼姫』から派生した作品を急遽再演!



9/25 昭和精吾事務所BAR 第6夜 ミニステージ
短編朗読「鬼姫-約束の血」


20190925鬼姫朗読

「逝きましょう。」「愛している。」

[出演]
蘭/サホ:大島朋恵(りくろあれ)
紅葉[くれは]:こもだまり(昭和精吾事務所)

即興伴奏:西邑卓哲(FOXPILL CULT)

---
原作:石井飛鳥(虚飾集団廻天百眼)
構成・脚本:こもだまり

照明協力:イッキ

[TEXT引用]石井飛鳥「鬼姫」「少女椿」(虚飾集団廻天百眼/戯曲)/ゆきや「君を待ち望む」「千年前の物語」「共に生けぬ因果は運命」(pixiv/百眼二次創作)



「鬼姫」という舞台は10年前、廻天百眼初出演であり、大島さんとの出会った舞台。
その時演じた役「紅葉(くれは)」があったから、わたしはいまも廻天百眼に出ているのだと思う。大島さんとのいまの信頼関係も、この時に舞台上で蘭と紅葉として出会ったからだと思っている。
そのくらい、なんていうのかな、思い入れのある大切な作品で、それは久しぶりに台本チェックで読んでPCモニター前でボロ泣きするほどで(自分で数年前に構成したのに、だ)。

そんなわけで、蘭と、そして紅葉の先代の王であるサホ姫(この人が蘭に生まれ変わる)と、前触れもなく(まるで前世の恋人と横断歩道ですれ違うみたいに)出会えて、とてもしあわせだった。
いまは、しあわせな記憶を夢でみて目が覚めた朝みたい。
石井さんにも、ありがとう。


11月4日りくろあれ企画の『弦月音-ユミハリネ-』へ客演決定を、ステージ後に発表。
6月の昭和精吾事務所公演『水鏡譚』(「糸地獄」パート)に声の出演していただき、
次はわたしが大島さんの主宰する りくろあれに赴く。よい交流。続きを読む
次&#9758;9/25 昭和精吾事務所BAR■ご依頼&#9758;showaseigo14@gmail.com■昭和精吾事務所代表。語り歌う女優。脚本・演出。寺山修司・岸田理生作品上演。実写妖怪モデル。麻人楽。ヒューマンアカデミー演技講師■客演&#9758;廻天百眼、SAI、青蛾館、田園に死す三沢篇■協力&#9758;FOXPILL CULT
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