麻人楽の新作『血系譜』のための、明後日の撮影に向けて準備中。

麻人楽でもう何度も撮影をしているのに、初めての岸田理生作品で勝手が違うのか、なんだか時折、とてつもなく頭がショートする。

そんななか、歌鈴ちゃんは衣装面でいろいろアイデアと資材を出してくれて、
実加さんは作品解釈のヒントをくれた。
すっきーも、実加さんと同様、青蛾館の『吸血鬼』で共演しているから「前はこうだったけど今回はこうですね」みたいな感想が発見につながってありがたいし、
西邑さんは撮影の段取りを考えてくれている。
イッキさんは録音で出演してくれるし、
チヒロさんは倉垣さんから小道具を借りてきてくれた。
などなど、皆に助けられながら進んでおります。

わたしの好む理生さんの作品群は、宗方さんによると中期の作品だそうだ。強く、自分で歩む女性が描かれていることが大きな魅力のひとつ。その、本能や情念が前面に現れた、極めて女性的な物語に密かに、でも確実に潜む理性。それが岸田理生なのだと思う。
そんなわけで、『吸血鬼』に描かれている通り、熱い血と冷たい体で立ち向かいたいと思います。

そうか。
寺山さん作品と、理生さん作品を同時にやっているから頭がショートするのか!!納得!



絵コンテ集。

公演詳細はこちら
9/29金・30土 渋谷・サラヴァ東京にて
http://bit.ly/201709z


麻人楽 音楽劇11『血系譜』ー岸田理生「吸血鬼」よりー

構成・演出:こもだまり(昭和精吾事務所)
音楽・映像:西邑卓哲(FOXPILL CULT)




出演:こもだまり・稲川実加・麻宮チヒロ(舞台芸術創造機関SAI)・左右田歌鈴・鋤柄拓也
音声出演:イッキ(昭和精吾事務所/アクロスエンタテインメント)

協力:理生さんを偲ぶ会・宗方駿・雛涼子


公演CM