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語り歌う女優、こもだまりの製作日誌(2005〜)。 演劇・語り・ライブ等の上演情報や、稽古や、思索。 昭和精吾事務所 二代目代表。脚本・演出家。麻邑楽×麻人楽。 ヒューマンアカデミー演技講師。

三島由紀夫

出演舞台 S企画 朗読劇「葵上」舞台映像発売(オンライン)

20210822ダイジェスト

8月の出演舞台の映像が発売されます。
第一部は三島由紀夫『葵上』、主役の六条康子を語りました。
第二部はその原作となる謡曲『葵上』の物語を語りと舞踏と太刀廻りで。私はナレーションを担当しました。

共演には、廻天百眼の紅日毬子さん、点滅さんのお弟子さんの若き舞踏家・由佳さんなど。
音楽は贅沢にもピアノ生演奏でした。


本日9月27日、15時発売です。
オンラインでご視聴いただけます。


9/27(月) 15:00発売(お買上げより30日間 繰り返し視聴可能)
料金:2000円
https://s.confetti-web.com/detail.php?dir=skikaku-aoinoue_streaming

撮影・編集:石井飛鳥(虚飾集団廻天百眼)




▼販売映像ダイジェスト(製作:S企画)







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▼稽古場映像によるCM(製作:私)

告知)8/21・22、S企画 朗読劇『葵上』出演します

三島由紀夫の名作、近代能楽集「葵上」に出演します。
主演の六条康子を演じるので、お時間と元気のある方はご覧いただきたいです。

源氏物語「葵」を題材にした謡曲「葵上」。
光源氏の7つ歳上の元恋人・六条御息所が、眠っている間に無意識に生霊となり、彼の正妻となった葵上を呪い殺してしまうという源氏物語の筋を元に、謡曲では小聖の仏力で成仏するシーンまでが描かれます。
三島由紀夫はこの物語を現代に置き換えました。
女の嫉妬の恐ろしさが中心だった作品を、万人に通じる、孤独の物語として再生したように感じます。
三島の流麗な台詞を聞くだけでも楽しめますが、現代の幸福論と捉えるとまた味わいも深まると思います。ぜひこの機会に。

CMできました→


S企画small公演vol.2
朗読劇『葵上』


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深夜の病院の一室。
若林光は入院中の妻を見舞いに訪れていた。
看護婦の話では、毎晩真夜中に見舞いに現れる貴婦人がいるという。
そこに現れたのは光の昔の恋人、六条康子だった・・・

2021年8月21日(土) 22日(日)
Performing Gallery&Cafe絵空箱

作・三島由紀夫
演出・芹澤あい

●出演
こもだまり(昭和精吾事務所)
亀丸
紅日毬子(虚飾集団廻天百眼)
芹澤あい
由佳
多田千乃
続きを読む

S企画 葵上)いよいよ今週。稽古動画でCMできました

Twitterで書いた内容、こちらにも掲載します。

8/15
三島由紀夫 「葵上」は、台詞を口にし続けているうちに思考が染みてくる感覚。流麗な台詞を聴くだけでも愉しいけれど、遅効性の毒のように日常の中で痛みを感じるようになる。
原作は嫉妬が主題だけれど、三島は孤独について考えたんじゃないかな。
ヨットの台詞にも出てくるけど幸福論として。


8/16
袖ぬるる
こひぢと かつは知りながら
下り立つ田子の みづからぞうき

「こひじ」は泥と恋路に掛かってて、泥沼の恋を表してるそうです。
17歳の彼と24歳で恋におち、29歳で生霊の姿で身重の葵の元に行く程の秘めた想いを描く。

平安→室町→昭和と変遷を繰り返した物語の六条康子を語ります。







詳細は http://komodamari.blog.jp/20210821.html

マスカレ再演)アーカイブ販売終了目前の解題

4月の初め、三島由紀夫関連作品6つを上演した「MISHIMA祭り」。
私は、『仮面の告白』をモチーフに描かれた女性二人の変化球ラブストーリー『MasqueraDead』に出演しました。(通称マスカレ)

no title

1

4

3

劇場で有観客の作品もありましたが私の出演した「マスカレ(無印)」は配信のみ。
作品の内容に沿って、通常セットの4台にGoproを加えた5カメでのスイッチング映像です。
スイッチングは信頼する俳優でもある麻宮チヒロ氏。昭和精吾事務所にも麻人楽にも参加してくれてて、画角やリズム感といったセンスがあるので、映像としても見応えのあるものになったと思っています。
(配信はU-3という、倉垣吉宏さん率いる映像配信チームが担っています)

マスカレCMはこちらの動画↓





SAI×小屋+kop 『MISHIMA祭り』
池袋GEKIBA 2021.4.1〜4.4上演


【配信観劇】全6演目、8枠のアーカイブ(映像記録)を販売
4/16(金) 23:59迄 受付 ←本日まで!!
4/18(日) 23:59迄 視聴可能
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02khcm9migk11.html

・1枠2800円
・全枠通し券15000円

「マスカレ」は4月2日千秋楽がおすすめ。「マスカレ#」は4月3日初日のみ販売。
「あやめ」「班女」はセットで、8枠です。


【演目紹介】
告白が告白を呼ぶ女性二人の変化球ラブストーリー、再演
❶舞台芸術創造機関SAI『 MasqueraDead 』
作:倉垣吉宏
出演:常盤美妃(舞台芸術創造機関SAI) × こもだまり(昭和精吾事務所)
 +3(ぜん/寺原航平/渋谷翼)


女性二人の変化球ラブストーリー、令和新キャスト版
❷舞台芸術創造機関SAI『 MasqueraDead# 』
作:倉垣吉宏
出演:琴音 × 小林機械
 +3(ぜん/寺原航平/渋谷翼)

永暦元年夏、菖蒲前と頼政の輪廻の愛を描いた小説を舞台化
❸『あやめ』
演出:寺原航平(小屋+kop)
出演:三浦瑛夏・伊藤真瞳

「彼女の狂気は今や精錬されて狂気の宝石に・・・」近代能楽集の名作を男性キャストで上演
❹班女
演出:八木タケル
出演:倉垣吉宏・麻宮チヒロ・ぜん(ともに舞台芸術創造機関SAI)

「花ざかりの森」「豊饒の海」「檄」、三島の死後も終われない現代への鎮魂歌
❺空
構成・演出:寺原航平
出演:紅日毬子(虚飾集団廻天百眼)・倉垣吉宏(舞台芸術創造機関SAI)

三島が敬愛した異端の作家の超短編集を朗読
❻稲垣足穂「一千一秒物語」
構成・出演:月光密造舎


▶︎ #MISHIMA祭り 詳細
https://stageguide.kuragaki-sai.com/guide/avex01/



2年半前に初演。
今回は同じ戯曲でもう1チーム「MasqueraDead#」(略称マスカレシャープ)もありました。
2チームあったおかげで、無印チームは得をしました。テイクを客観的に見ることができ、倉垣さんも相手が違うから違う説明の仕方をし、それでわかったことがたくさんあった。だからこの「無印版」は「#版」の琴音ちゃんと小林機械と共に作らせてもらった、そう感じています。お二人改めてありがとね。
そういう場にしてくれた演出の倉垣さんにも感謝。
もちろん、ゲスト出演してくれた、ぜんさん(出版社の男)、企画主催者の一人・寺原航平くん(マクドナルド店員)、渋谷翼局長(ジムトレーナー)にも感謝です。


初演時は、正直掴みきれなかった部分が残り、再演のオファーをいただいた時、どうしたらもっと面白くなるのか想像がつきませんでした。しかし、常盤美妃さんの第一次復帰戦の1作目、それも再び二人芝居の相手役という映えあるご指名だから、断るという選択肢はなかったです。

作品は先に書いた通り『仮面の告白』がモチーフ。(wiki参照
ざっくり言うと主人公の「私」(三島本人のような人物)が自分の恋愛対象が異性が同性かの間で苦悩する。肉欲なしに愛する級友の清楚な妹「園子」と、官能を伴う感情を持つ野蛮で逞しい級友の「近江」が登場するが、私の演じた「オーミ先輩」はその両方を担っている。

「オーミ」は女性の肉体と男性の精神を持ち、恋愛対象は女性。
対してとっきー演じる「キミ」(三島の本名に由来)は女性の肉体と男性の精神を持ち、恋愛対象は男性。
キミの初恋の相手はボーイッシュな女性であるオーミで、オーミは女性としてのキミに恋をする。
複雑な告白から始まるラブストーリー(というか闘争)です。



こもだまり×常盤美妃 着物で振り返りツイキャス

https://twitcasting.tv/mari_air/movie/676524741
続きの「打ち上げ配信」。
マクドナルド差し入れもらって飲食しつつなので一応パスワード付きで公開。
合言葉は「マスカレ」です。


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池の下・葵上/班女)稽古スタート



稽古初日。
このメンバー、4人の俳優と長野さんで三島の世界をお見せします。

光/吉雄役の平澤瑤さんだけが初対面でしたが、会ってみて納得。
池の下の前回公演である実加さんと平澤さんのふたり芝居「アガタ」はとても面白かった。


今日は本読みだけだったが、続けて音にしてみて、2作品を同時上演する意味があることがわかった。上演順は知らないが、ふたつの物語を続けて見ることで、もう一方の作品の解釈の助けにもなるというか、補完しあって、世界が広がると感じた。決して「これが正しい」と押し付けるのではなく、ああそうか、と、観客それぞれに気づきがあるような広がりかたを助けてくれそう。

そして、個人的には俳優に専念して物語に没頭できることにわくわくしている。
久しぶりな感覚。

方向が間違っていれば演出がちゃんとただしてくれる、共演者もちょっとやそっとでは困った顔しないだろう、と信じられる。
例えるなら、気にせず大声を出していいんだよ!と言われたみたいな感じ(笑)

誤解があるかもしれないから注釈しますが、
近年の作品の座組も演出家もちゃんと力があって、信用できる人たちです。
けど今回はちょっと特別。特別というのは技術の話ではなくて、相性とか感覚の話。

長野さんの作品を見て「ああそうだよね」とか「そこはそうするよ」と感じることがたくさんあった。
(先に書いた「アガタ」がまさにそうだったので、長い感想メールを送ったのを覚えている)
だから麻人楽をやるにあたって質問して、参考文献を教えて頂いたりもした。

実加りんとは、出会った頃から同じものを持っていたり、打ち合わせたみたいに同じ色の服を着てたり「前世からの因縁があるのかねえ」ってふざけて言うくらい奇妙なシンクロをすることがあった。
長野さんは、そういう符合を引き起こす人なのだと思う。
普段いない場所(しかも道を間違えたハプニングのせいでわたしはその時間そこにいた)でばったり長野さんに会ったこともある。
今日も長野さんの発言で、わたしと実加りんがついこないだ話したような内容が出てきた。

実加りんが「個人的に、いまがこの作品をやるのにベストタイミングだなと思う」と言ったように、わたしも個人的な理由で、なるほどいま「班女」が来たか、と感じていた。
初めて「班女」をやったのは8年前。あの時には知らなかった感情をこの数年に味わった。
平穏を装ってたけど振り返ればそこから数ヶ月は確実に精神の調子が普通じゃなかった、不覚にも骨折するくらいには(笑)。骨はくっついたけど、折れる前には戻らない。わたしも違うものになったでしょう。

自分が演出する場合は当然、演出の視点でいる時間は多い。
共同製作の感覚であれば、演出でなくてもそう。
俳優だけやればいい時でも当然バランスは取る。客観の視点や俯瞰で共演者を見ながら作る。普段の生活で空気を読むのと同じで、俳優も、その世界で生きるために空気を読む。

でも今回は「そんなに空気を読まなくていいよ」って、身を委ねていいんじゃないかって思っている。
作品自体、世間から隔絶された一室で起こる物語で、あの人たちに世間体とか関係ない。

結果は、2ヶ月ほど先の絵空箱で。
どうか、楽しみにしていてください。

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池の下 第25回公演「葵上/班女」

作:三島由紀夫(「近代能楽集」より)
演出/美術:長野和文

●日程:12月14日(木)〜17日(日)
14木 19:00
15金 19:00
16土 15:00/19:00
17日 15:00

●劇場:絵空箱(有楽町線「江戸川橋」駅 徒歩2分/東西線「神楽坂」駅 徒歩9分)


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