百眼

2017年02月13日

悦楽乱歩遊戯)配役と詩劇出演と見所紹介

☞公演詳細はこちらにて
http://komodamari.blog.jp/20170211.html



11日に情報解禁のお許しが出たので、さっそくお知らせを。

今作は、江戸川乱歩作品いくつかの世界が融合しています。
『パノラマ島綺譚』『黒蜥蜴』『芋虫』などなど。
構成台本なら何本か作ったことあるからって偉そうに言ってみますと(笑)、
今回の石井さんのこの合成、とてもよくできています。
原作を知らなくてももちろん楽しめるように作っておりますが、
ご存知の方は「この人出てきた!」とか「ここを混ぜたのか!」などいろんな方面で楽しめると思います。

まずは配役。
わたしは『陰獣』に登場する【大江春泥-おおえしゅんでい-】という名前で出ます。
原作には名前しか出てこない人物が石井飛鳥によってどんな風に味付けされたか、どうぞお楽しみに。

非常にわたくしごとながら(笑)、大江という名を名乗れることも、大変嬉しい出来事です。

もう本人が発表していたので書きますが、(敬称略)
十三月紅夜が【黒蜥蜴】を、桜井咲黒が【明智小五郎】を演じます。



内容としては、
近しい人物とのボタンの掛け違え、些細な一言から生まれた亀裂が大きくなることとか、
同じものをみていると思っていた隣の人に見えている景色はまるで違っていた、とか
そんなすれ違いや、完全にすれ違ってしまったはずのあなたとの不思議なシンクロや、
そんな繊細な部分を扱っています。
廻天百眼は、血とか内臓とかそういった派手なというか残酷描写で話題にされることが多いですが、
扱うテーマは実はいつでも【愛】なのです。
理由なき殺人もスプラッタも、ここにはありません。
ほんとうにごく私的な、小さな世界の、あなたとわたしの間の出来事です。
それが世間から隠された場所で=ふたりだけの世界で起こるからこそ、淫靡であり得るのでしょう。

団体の主宰が6人も出演していることからも分かるように、個性豊かなメンバーが集まって華やかです。
『冥婚ゲシュタルト』より参加の山本恵太郎・湖原芽衣・伊勢参も再び。
総勢俳優20名+演奏1名の21名が舞台にあがります。(せ、せまい…笑)


わたしはこれまで乱歩をひとつも読んだことがなくて、恥ずかしながら『黒蜥蜴』も三島由紀夫の作品だと思い込んでいた程でした(乱歩原作を戯曲にしたのが三島由紀夫です)。
そしてまずは自分が関わる『陰獣』を読んだのですが、この日本家屋特有の湿度感とでもいうんでしょうか、そして読みやすい文体、テンポよく進む語り口で一気に読みきってしまいました。

次におなじく作品に登場する『パノラマ島綺譚』。圧倒的な妄想、主人公の心理描写も島の風景描写も事細かく、(乱歩の作品には多いのでしょうか)手記の形を取って読者に語りかける文章であることも相まって、本当に見てきたことを語られているような感覚を覚えました。
そしてラストにうっすら登場する探偵は、はっきり名乗りはしないけれどかの有名な明智小五郎でしょう。

そしていま読んでいるのは『孤島の鬼』です。
恋と疑いと恐れのお話。乱歩って面白いですね!


探偵小説なんてまったく読んだことなかったのになんで読みやすいんだろう…と考えるまで気づきませんでたが、わたし島田荘司と森博嗣と京極夏彦がっつり読んでました。
島田荘司の御手洗潔も、京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」の榎木津礼二郎も、森博嗣の犀川創平も大好きでした(笑)
探偵小説っていうより、推理小説って思ってたからですかね、全然繋がってませんでした。
そしてその島田荘司作品などを読んだ時にも「あれ?おもしろいぞ?」ってなってから気付いたのですが、小学生の頃のわたしは「探偵クイズ」なるジャンルにはまっていて、それはポーやドイルなどの小説のトリックをクイズにしたもので、わたしは大人になったら探偵になろうと思っていた程でした。
ちなみに、他になろうと思ったことのある職業は鷹匠と刀鍛冶です。
その後、中学のホームルームで【なりたい職業/なりたくない職業】のアンケートがありました。
「なりたくないって書いたものになったら恥ずかしいから、なにがあっても絶対にならないやつを書かねば!」と考え抜いて14歳の私が書いたのが
 なりたい職業:国語教師
 なりたくない職業:女優
でした。

話を戻します。
で、改めて乱歩の世界が馴染むぞ…と思ったわけです。
岸田理生の戯曲に触れた時にも感じた湿度。それがどうもわたしにはしっくり来るようです。
廻天百眼の原作ありの公演は丸尾末広『少女椿』、寺山修司『奴婢訓』、岸田理生『臘月記』に続いて4作目となります。
構成としては『奴婢訓』、奇想天外さとしては『少女椿』、そしてなにより物語の雰囲気としては『臘月記』といった作りになっている気がします。

どうぞ、おたのしみに。

※廻天百眼公演『朧月記』DVDは先月発売されたばかりです。
わたしは双子をひとり二役で演じ、主題歌を看板女優の毬子とツインボーカルで歌うなどがんばったので、見ていただけたら幸いです。
http://kaitenhyakume.cart.fc2.com/ca2/117/p-r-s/





『朧月記』より、今作にも参加の面々。


====
詩劇「記述のパラフィリア」なる原作朗読にも参加が決まりました。
合わせてご覧いただけると幸いです。



☞公演詳細はこちらにて
http://komodamari.blog.jp/20170211.html


このエントリーをはてなブックマークに追加
mari_air at 18:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2017年02月11日

告知)2/26-3/5 廻天百眼『悦楽乱歩遊戯』公演詳細

乱歩の怪しい世界で泳ぎます。明智小五郎、黒蜥蜴などはもちろん、
別作品のおなじみの登場人物が同じ空間で出会ってしまう世界。

私の役は『陰獣』より【大江春泥-おおえしゅんでい】。
原作に名前だけの人物を他の作品と絡めて石井飛鳥がどう料理したか、楽しみにしてください。
実際に起きた錯誤すら物語として読んだ今回の石井さんの構成、わたしはとても好きです。


音楽は西邑卓哲さん(FOXPILL CULT)が今作のために10曲以上書き下ろし。
歌もたくさん、歌います。

そのほか見所などはまた別立てで書きますね。

虚飾集団廻天百眼劇場本公演
『悦楽乱歩遊戯』
原作:江戸川乱歩 脚本・演出:石井飛鳥 音楽:西邑卓哲(FOXPILL CULT)

2017年2月26日(日)〜3月5日(日)
ザムザ阿佐谷






丸尾末広の少女椿、
寺山修司の奴婢訓を、
独自の解釈で舞台化してきた
虚飾集団廻天百眼が、ついに江戸川乱歩を上演!

帝都を惑わす黒蜥蜴の魔手がついに小山田静子の元へと伸びる。
駆けつけた明智小五郎の心身を襲うはパノラマ島の如き絢爛な情景。
夜と夜とを重ねるごとに、輪郭を強める生者の吐息に語りかけるあの世の者の影。
見よ、人間はこんなに奔放だ!

虚飾集団廻天百眼×江戸川乱歩 究極の猟奇がいま、幕を開ける!

死の遊戯というものがあるならば、まさしくそれでありましょう。

====
出演者
====

紅日毬子
桜井咲黒
十三月紅夜
早坂カラス
(以上、虚飾集団廻天百眼)


常川博行
こもだまり(昭和精吾事務所)

左右田歌鈴
なにわえわみ(劇団フェリーちゃん)
柚木成美
窪田裕仁郎(しもっかれ!/Voyantroupe)
湖原芽生(月蝕歌劇団)
伊勢参(偉伝或〜IDEAL〜)
山本恵太郎(ゲンパビ)

小林機械
本山由乃(劇団ロオル)
丸山翔(チームジャックちゃん/Voyantroupe)
辻真梨乃
村松カズヤ(演劇爆心地 GROUND ZERO)
安曇真実
水銀寺糸乃

西邑卓哲(FOXPILL CULT)※演奏

======
スケヂウル
======


2017年2月
26日(日)19:00
27日(月)19:00
28日(火)19:00
3月
1日(水)休演日
2日(木)19:00
3日(金)19:00
4日(土)13:00/★16:00/19:00
5日(日)13:00/★16:00/19:00

★詩劇『記述へのパラフィリア』
…廻天百眼が江戸川乱歩を朗読!もう1つの『悦楽乱歩遊戯』!


===
切符
===

◎舞台『悦楽乱歩遊戯』
一般 4200円
R23 2800円
R15 45円!(必ず5円玉9枚でお支払いください。要予約制)

◎同時上演・詩劇『記述へのパラフィリア』
一般 3000円
R23 2000円
R15 45円!(必ず5円玉9枚でお支払いください。要予約制)

◎◎ 『悦楽乱歩遊戯』『記述へのパラフィリア』共通、特典付き全ステージフリーパス
一般 42000円
R23 28000円
◉フリーパス特典
★明智小五郎ネクタイ
黒蜥蜴も絶賛!明智先生のネクタイ
★ポスター『悦楽乱歩遊戯』A2ポスター
★友人招待券1枚付き


※各券ポスター付 +500円
※当日券は各+500円
※全席自由
※R23 2017年2月1日時点で23歳以下の方。生年月日の分かる身分証をご持参ください。
※R15 2017年2月1日時点で15歳以下の方。生年月日の分かる身分証をご持参ください。


-------------------

【チケットお取扱い】
※R23、R15なども忘れずご申告ください。

1)廻天百眼公式ページでの通販(お振込いただく前売券)
怪しい封筒とお手紙が届く劇団扱いチケットは発送の都合上、受付は2/15迄。
http://kaitenhyakume.cart.fc2.com/
☞備考欄に贔屓の俳優名を書いて応援してくださいませ。

2)カンフェティにてご予約(当日精算)
http://www.kaitenhyakume.com/s17_tiket.php
☞備考欄に贔屓の俳優名を書いて応援してくださいませ。

3)昭和精吾事務所にメールでご連絡(当日精算)
showaseigo14★gmail.com(★→@)
お名前、ご希望の日時、券種と枚数をお伝えください。
受付で当日精算チケットをご用意いたします。
(わたしは原作小説を朗読する試み、詩劇「記述へのパラフィリア」にも参加いたします)


このエントリーをはてなブックマークに追加
mari_air at 23:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年11月28日

告知)12/29火 麻人楽matra音楽劇04『幻夜』@FOXPILL CULT企画

今年の仕事納めは、4度目の麻人楽-matra-です。
脚本・こもだまり、音楽と映像・西邑卓哲。ということで楽曲は麻邑楽です。

 

レギュラー出演の麻宮チヒロ(TETRA。)さん、前回は大阪にいたので声の出演でしたが、今回はいます。8月に続いて左右田歌鈴さんの出演も決定。
※もちろん稲川実加さんにも出演依頼したんですけど、20日まで池の下『アガタ』本番、かつ、なにより当日深い事情がありまして、出演できないのです…(高橋郁子さんと会場で出会ってほしい…)
秋の廻天百眼公演『屍のパレード』東京公演において「作家」と「深淵ちゃん」役で交流を深めたふたりなので、きっとなんか、やらかしてくれると思います。乞うご期待。

そう、そして出演は「FOXPILL CULT」と、太三さん率いるおなじみ「シトクロム」と、
「虚飾集団廻天百眼」!
百眼っ子にも麻人楽見てもらえるかな。楽しみです。

この日はFOXPILL CULTより、なにやら大きな発表もあるみたいです。
FOXPILL CULTのことも少し書きます。
FPCの西邑さんとは廻天百眼の音楽監督と出演者として出会って、
麻邑楽結成以前からFOXPILL CULT音源に声の出演をしたりの交流があり応援しておりました。
10月にモッチーことパーカッションのモチヅキマサル氏が抜けて、さみしいけれど
この後は西邑KEVIN卓哲さんとプエルさんふたり、そして12月の間は
モッチーのいた夏にも参加してくれてた数人のうちのふたり=
BOOさん(D×U×S)がドラムで、Shinpei Morishigeさんがキーボードで、
サポートとして参加するそうですので、こちらもお楽しみに。


2015年12月29日(火)@東高円寺U.F.O.club
FOXPILL CULT 企画
「ポトラッチデッドvol.20 -重大発表アリ!-」

★出演★
FOXPILL CULT
虚飾集団廻天百眼
シトクロム

★音楽劇★
麻人楽[出演:こもだまり+麻宮チヒロ+左右田歌鈴]

ご予約はkomodamari★gmail.com(★→@)でも承ります。


このエントリーをはてなブックマークに追加
mari_air at 21:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)