こもだまり体験レポート企画5つめ、山下さんの後編です。

第四回 講師:山下亜矢香(俳優/声優/ボイスチューナー) 
アーツビジョン所属。1999年、青二プロダクションより声優としてデビュー。俳優、声優としてアニメ、外画吹き替え、舞台に出演する傍ら、ボイスチューナーとしても活躍。これまでに学び培った発声・演技論から、俳優の声と身体を調整し演技に繋げる独自のメソッドを創作。俳優ひとりひとりに対し、きめ細やかなボイスチューニングを行うことから、これまでの出演者や、ワークショップ参加者から厚い信頼を得ている。idenshi195サポートメンバー。

Twitter:https://twitter.com/AYAKA_YAMASHITA


idenshiws5_山下高橋
左より 高橋郁子(idenshi195)・山下亜矢香(アーツビジョン)・こもだまり(昭和精吾事務所)


【山下氏と私の関わりについて】※先週分に掲載した情報と同じです
idenshi195の0回公演とされている、旗揚げ前ながら言葉の楽譜としての初回公演、2011年「潮騒の祈り」は山下氏・東野醒子氏・私の三人語りで上演している(生演奏:anoa氏)。次に私が出演した2015年「やわらかな鎖」でもボイスチューナーとして稽古に参加、細かなサポートをしてもらった。


【山下氏とidenshi195の関わりについて】※先週分に掲載した情報と同じです
言葉の楽譜になる前から高橋作品に出演しており、高橋の書きたいリズムを熟知している。
2014年公演で演出補としてついてもらい、以降ボイスチューナーとしてサポートしている、idenshi195には欠かせないメンバー。



[こもだまり WS体験レポート05]
2021.4.7

〜idenshi195 2021春のスペシャルワークショップ
「本来の声で空間を変える」〜
5、唯一無二の声で奏でる / 講師:山下亜矢香(やました・あやか)




この全7回のWS5日め。
手指消毒、検温、入室時のマスク交換、30分ごとの換気など、感染症対策を取りつつの会となる。

「今日はついに"奏でる"です。早くやりたいので、さっさと行きましょう。」と高橋さん。
「3分渡すのでそれぞれチューニングしてください。次回からは講義が始まる前にここまで済ませておいて欲しいです」

ということで、それぞれ前回習ったことを使って各々チューニング。
流石に受け身の学校じゃないから、何やったらいいか迷ってる人はおらず、それぞれ自分の課題クリアに捉えてエクササイズしていた。(そもそも会場に来た時の「おはようございます」の声から違っていた。)

WSの課題テキスト「船弁慶」冒頭の「定点観測」
毎回WS冒頭に、講義を受けての変化を実感するために行う。

「今日は外向きの円陣で読むほうから行きましょう。その方が早いんじゃないかって」
山下さんが中入ってていいですか?と、円の中央に座る。

「Hさんの声がスタートになってはいたけれど、皆すぐついていったので、瞬発力と集中力という点では自信を持っていい。では難易度を下げて中を向いてやりましょう、視覚情報には頼らず、気を飛ばしあったらいけると思います。」

始まれば揃う。A組(ここ、水曜コース)とB組(日曜コース)を比べると、A組は受信の能力は高いけれど、気を飛ばす(発信する)力が弱いので、そこを強化して欲しいとのこと。

次に、2行ずつ4人で読む。
担当する文が長い人が、読みが少し走ってしまっていると指摘がある。
今日は参加者9人で私1人余ったので「おかわりのかた3人お願いします」と言うとさっと何人も立ち上がる。積極的な空気でいい。

私は前回「低い音だけ使っているから、上の方の響きを足したい」と指摘をもらった。
作品の重厚なイメージと、「闇を渡る」から始まる深い夜のイメージで自分の下限の音でモノクロの静かな場面を表現しようという意図でそうなったのだが、「その音をベースにして上の音を足す」という方法を教わっていた。
加えて、今回のWSは《各々が無理せず出せる一番出しやすい”唯一無二の声”を発見する回》なので、作りたいイメージはさておき、なるべくプレーンなトーンを心がけてみた。しかし普段自動でやっている出音のイメージとのリンクを払拭するのは難しく「低くしないように」に執着してふわっとしてしまった気がするが、付き合ってくれた方たちは、スターターの私のニュアンスやスピードを捕まえて、一緒に奏でようとしてくれているのを感じた。
これも前回高橋さんが「4人で読んでいるってことを意識して。自分のパートだけ読んでるんじゃなくて、全員で同じ情景を描いているんです」と言ったことを踏まえていて、いい感じ。

そもそも、みんな前回の定点と全然違って、この1週間ちゃんと復習したんだなってのを感じられる変化を遂げていた。いい感じ(そればっかり)。

今日の流れ、山下さんにウォーミングアップをしてもらって、高橋さんが今日のテキストの説明をし、実践に入る、と説明。

再び註)実践編のため、あんまり詳しく書くと山下さんの商売上がったりになっちゃうと思うので、前回同様、随所省略しています。講師の生指導あって効果が出る部分が大きいことをご了承ください。そして前回の続きなので、先週のレポートから読んだ方がより伝わると思います。
http://komodamari.blog.jp/ws2021i-4.html



講師の山下さん登場。
山下さんが先週の講義の動画を見返しての補足説明から。
「伝えたいことが多すぎて、この人数に駆け足で教えた分、伝わりづらかった点があるなと思うんですけど、まりさんのレポート(文字情報)を補助にすると理解の助けになると思います」と紹介してくれた。(この2回のレポートは名前などの情報が多いため、山下さんに確認してもらってます)


●うがい薬は2種類あって、イソジン(ヨウ素系、茶色の液体)が体質で合わない人はアズノール(青い液体)がいい。
補足)
イソジンうがい液(ポピドンヨード)茶色。甲状腺異常の治療に使われるヨウ素を含むので、体質で合わない人もいる。消毒液のため、殺菌作用がある。
アズノールうがい液(アズレンスルホン酸ナトリウム)青色。消炎作用がある。

参考)3分で分かる!イソジンとアズノールの違い【うがい薬】
https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/hvvfp


●コーチングしてる人はピンキリ。そしてピンだから絶対という訳でもなく、それぞれとの相性や方向性を見て自分で考える必要がある。”先生が言うことだから正しい”などと盲信的にならず、自分の目指したい方向、声、好きなものを明確にして、合う方法をピックアップしていって欲しい。

●やりたいこと、やれること、向いていることは違うと認識しよう。
自分に求められるものは何かを認識した上で、それでもやりたいことがあればチャレンジしてもいいと思う。


そしてテレビ番組で見た「声楽家が選ぶ歌うまランキング」に名前が上がった歌い手さん達の歌唱法についてのコメント
「この人は声帯に負荷をかけて歌っている音だが、それをキープできるのは声帯が強いのだと思う。どこかに負荷がかかっている声は人の感情を揺さぶるが、安易に真似をすると喉を潰すので気をつけて」とか「この人は声帯が弱いとご自身で言っておられたが、テクニックで補っているのだと思う」とか「母音の繋がりが滑らかですごい」とか、「日本語としてきちんと聞き取れるように発音している」など、それぞれの特徴を説明。具体例はとても参考になる!

面白いなと思ったのは「宇多田ヒカルさんはビブラートをお腹・喉・頬骨の三種で使い分けている、と評価されていました」という話。お腹と喉は聞いたことあったけど、頬骨・・・平井堅さんは頬骨に音を響かせていると言われてたそうだ。
「コネクトする場所を変えると良いというロラン氏の教えに近いと思う」と山下さん。


それらを踏まえて、あくびから始まるエクササイズ(前回やったもの)を一連で短く。
「喉はあくびの時のようにぼんやりとさせ、声帯に負荷をかけない感覚を掴むことから始めてください。」声帯を含めた、身体という楽器のウォーミングアップをするということだろう。喉を丁寧に扱いつつ全身の筋肉を醒ましていく暖機運転。自分の弱いところをふまえて短いメニューを組んだらとてもいいと思う。ルーティーン持ってるとオーディション前でも緊張解けるしね。
以降、山下さんや高橋さんが言ったことではなく私の私見で、区別付きにくそうなところは念のため、【※】をつけて表記しています。

ついに実践。
高橋さんより、今日のテキストの解説
「このテキストは実際の朗読台本とは違っていて、WS用に二つの場面を一つにまとめています。」
(静と弁慶の場面と、二人が義経に会って話すシーンは別とのこと)

高橋「単純にいうと義経をめぐる三角関係です(笑)」
山下「めっちゃ単純に言いましたね(笑)」
【※】なるほどーと言う声が上がる。「船弁慶」という物語の話をここまで散々してきたし、テキストに書いてあることなので、なるほどーと言う声があがるのは意外だった。私は俳優の仕事に読解力は不可欠だと思う。国語の授業も好きだったし、読書(活字も漫画も)も好きだし、物語を読むのは得意な方かもしれないが、俳優をやろうという人間は私くらいのことは当然できるのだと思ってたかもしれない。
作演出兼ねている場合は特に陥りがちだが、俳優全員、内容を理解できてると思って解説をしない(もちろん、すればいいというもんでもない。読めばわかることは俳優側が怠らず読み取るべきだが、書かれていない設定があるなら共有したらいいと思う。敢えて、選択肢が凝り固まってしまうから言わずにおくこともあるし、役が知らない情報を俳優に与えたら知ってる演技をして齟齬が生まれることもある。でも逆に、伏線としてうまいこと演技に入れてくれる俳優もいるし、そこはキャリアとか特性にもよる。しかし、出し惜しみする必要がないときは、説明って大切かもしれない。



男の旅に女は足手まといだと告げる弁慶、弁慶の言うことは弁慶の策略で義経の心ではないはずだと直談判に行く静。本当は静を連れて行きたいが、弁慶のいうとおり、頭領としては情を振り切らねばと決意し、そう静に言い渡す義経。
つまり、表(口に出している台詞)と内面(内心考えていること)で違うことをしているので、その両方を表現しなければならない場面。

「idenshi195ではよく使われる手法です。でも普段みなさんも日常でやっていることですから」。

そして言葉の楽譜の奏で方の解説。「台詞が前の行と半角ずれで重なっているところは、音を子音と母音で分けて、子音を聞いたら重ねてほしい」など改めて詳しく。

私は経験者なので(かつ、自分も声を重ねる脚本を書くので)やり方はわかるが、idenshi195は奏者を増やすために解説方法を探したんだなあと感心した。
そして解説を聞きながら、ここ半角ずらし指定だけど、私だったらがっつり重ねちゃうなーと思ってた箇所、高橋さんが「ここ、テキストが半角ずれちゃってるんだけど、これ…重ねちゃったほうが面白いかなと思うんで、これ活かしで行きます」と言ったので、高橋さんとは重ね方の嗜好が近いんだよなーと再認識して面白かった!(人様の現場なので、心の中で激しく首肯した)

【※】事前に丁寧に説明するのはとても大切。時短しようと「以下同様」で駆け足で済ませると、理解度に差が出て結局実践時に二度手間が起きることは多々ある。説明の最後に高橋さんが「質問ある方はどうぞ」と言うのも重要。そして、9割方こうだなと思ってても確認のため(みんなのためにも)全体の場で質問するのも超大事。「質問あればどうぞ」て言っても手を挙げず、後で個々に質問にいく現場ってたまにあるんだけど、あれはなんだろう? 引っ込み思案なのか「わからないの私だけかもしれないのに時間を使っては悪い」と遠慮するのか分からないが、あなたの疑問にみんなの前で答えが与えられることで、分かってる人には確認になるし、疑問持ってなかった人も得をして、みんな幸せなんだから発言すればいいのにね。
もちろん質問の質は大事(「いや、それさっき言ったよね?」って質問する人はちゃんと聞きましょう)。そこを見極めてほしいけど、それでも「確認なんですけど、これってこういう意味ですよね?
」と聞くとか、質問された側が「(聞いてたけどわかりづらかったのね)」と思えれば、解説の時の言い方を工夫する/ブラッシュアップされるから、win-winだと思うのです。
あと、余談だけど、話し手は反応があったほうが確認になって助かる。無言でテキストに目を落としてるだけで頷きもしないのって、分かってるんだか分かってないんだか、さっぱりわからなくて、何か意図があって、こちらの状況を伝えたくない(そんな状況あるのかな?)のでないかぎり、熱心な発信には好意的な受信の態勢を見せた方が、会話としてスムーズだと思う。




換気休憩を挟んで、いよいよ今日の仕上げ、個々のチューニングへ。

いくつか山下さんからコメント。
●「”台本への書き込みは動詞で書こう”。」
これは永井一郎さんの言葉だそうだ。
人の反応から言葉や行動が出る。言葉だけで受け取ると理解がしづらいことがある。
※山下さんが引用元を教えてくれました
表現するということは行動です。セリフも行動です。だからこそ、本や台本の書き込みには動詞を使うべきです。(永井一郎『朗読のススメ』より)


●「そこにある言葉の(文字通りの)意味だけ受け取るのでは、真意を理解できないことがある。」
特に日本語は、発している言葉以外の心情を含むことが多い言語で、それを読み取らなければならないという。
「”言葉を文字情報として頭で理解する傾向にある人”は、例えば私のような”感覚で発話していく傾向の人”の話を感覚で捉えようとすると、良い訓練になるかもしれません(笑)」
例えば『階段をのぼる』は動作を説明している台詞だけれど、そこに書かれていない『どういう心情で』 の部分を乗せて表現することと繋がっている。書かれてあること以外を捉え、発信すること。

●空気を読む、とはどういうことか。
人は言葉を聞いた瞬間は素直に反応してしまうが、それを数秒後には取り繕う。その数秒の反応を受信できるか。これはidenshi195で必要とされることで、「日常的にやっていたとしても演技になるとできなくなるのはなぜか。その辺を解消するために研究して行きましょう」など。


そして「なにより、言葉の楽譜を楽しんでください。」とまとめて、チューニング本番へ。

課題テキスト『船弁慶』からさっき説明した三人語りの箇所を読ませて、前回同様、音の出し方を山下さんが提示して、真似させて調整していく。

前回、自分では変化に理解が着いていかなかったのだけど(見ているときは顕著にわかる)、先週を踏まえて皆トレーニングしてきた様子で、スタートのステージが上がってるし、おそらく先週より頭が追いついてるんじゃないかなって感じがした。

弁慶に、台詞と内心(モノローグ)とを奏で分ける指導。台詞はもっと会話の相手に向けて飛ばす意識を持たせ、重心を下げるために丹田に力が入る体勢にして台詞を言ってもらい、「はい、台詞が前に出て声の重心も低くなりました。じゃあもう一回みんなで行ってみましょう」と進む。
【※】何を訓練してどうなったのかを言語化するところ、とてもいい。名前がつくと抽象的なものも実体をもつ。

義経に、モノローグと地語りの指導。男性なので、着地点を低く。地語りは頭は背後からアンダースローでそっと置くイメージ(実際に体の動きもつけて声を出してみるとわかりやすい)。モノローグは胸のあたりを重点に、後ろ(前に飛ばしすぎない)を意識。

静に、女性性のコネクトを指導。落ち着いた女性だから低音使いがちだが、高いところの音も拾うと女性らしい高貴さが出ると。

整えがちな人には音の揺らぎを加えるエクササイズ。ピッチを移動しながらその人の出るいい音を探して「それです」と指定して安定させる。声帯に負担をかけている人には別の筋肉で補助してあげるように、など微調整を加える。曲線を意識して三人で繋がって奏でているのを意識させる(これも身体の動きをつけて解消)。台詞を揺らすために一言ずつ台詞のコネクトを変えていく(先週話していた身体の部分と鍵盤を連動させる)など。

「目と声帯は連動してるので目を開けると声が出やすくなる」という。驚いた時に目を見開くのは、危険を察知して情報を集めようとするからだそうだ。ダメ出しを聞く時に伏し目がちになったり、自信なさげな困り顔(目が細まり眉が下がる)になると情報が入ってこないし声も出にくくなると。
「そういう時は、『やっべえ、オラワクワクしてきたぞ!』と悟空のように言って、目を開いてみてください。声も出るしメンタルを保つのにも良いです。メンタル大事です!」


【案じて】のイントネーション、2通りの人がいたので質問したら「両方あるんですよ。どっちにするかは演出判断です」というやりとりがあった。山下さんは知っていた、もしくは調べてあったのだろう。こういうのがプロの仕事。

私は、久々に正確に奏でなければと思ってプレッシャーを感じたのか、あまりに豊かな情報が与えられるので処理が追いつかなかったか、つっかえたり、思い通りのタイミングやスピードで出せなかったり、「案じて」のアクセント確認したのに前の組がしてたイントネーションで出しちゃったりと、やらかして申し訳なかったけど、楽しんだ。課題は次回に持ち越し。



実技はこれで終わりで、換気休憩を挟んで質問コーナー
質問に答えた流れで、先週ちらっと言及した「音に感情がついていく」も説明(やり方は割愛)。
これは俳優のメンタルを守るためらしい。気持ちから感情を作るとメンタル持っていかれるので、音に自動的についていくことでその感情を引き出すというものらしい。

【※】出してる音、その音を出している身体の状態から作用させて感情を再生するというのは、確かにメンタルを守るという点で有効だと感じた。身体と音を連携させて、コネクトするという概念を使えれば、目に見えない音というものも、まさに鍵盤のように他者と共有して捉えやすく、ブレにくくなるかもしれない。


最後にまとめ
高橋「第七回は、実際の稽古と同じレベルのことをします、もうチューニングではありません。今日までやった『音を揺らして』『声を前に飛ばして』などの要求をするけれど、具体的なやり方は指導しないので、言われたら自分でできるようにしておいてください。」
山下「日本では演出家が兼任することが多いですが、海外では演出と演技指導は別の業務で、演出家は演技指導をしないし、俳優がコーチを雇うのがスタンダードだそうです。」

山下「身体が健全になると心も健全になります。」
高橋「次回がなぜKouさんの身体のワークかというと、WIPの身体を使った表現の場面を見据えているのと、朗読しなきゃという思いで身体が詰まっちゃうのを一回解くためでもあります。
朗読としては二週間空くので、その間に台本を読み込んできて欲しい。書いてある内容を、感情の動きを理解して欲しい。場面の色や距離感や空気を鮮やかにイメージしておいて欲しい。」

山下「爆発が得意な人、整えるのが得意な人、どっちが上というのではなく、お互い自分にない特性のかたを観察し取り入れていくと、演技の幅が広がるのではないかと思います。」


第五回も、ありがとうございました。

最後に山下さんは注意深く言った。「言葉足らずで間違って伝わっているかもしれないですが、例えば先程の歌うまの方々のお話、誰が出来てる、出来てない、と上から言ってるのではないです。皆さんすごい方々なんです。
私は自分が苦労してきた経験則から得たものをシェアしていますが、私自身まだ落とし込めていないことも多々あります。みんなで上に上がって行きましょう!」
【※】山下さんは上下の立場を取っていないと繰り返し言っていた。受け側の警戒心を解いてパフォーマンスをあげるための場作りもあろうし、自身のことを いちプレイヤーとして見ていることでの謙虚さでもあろう。
先生と生徒の関係について考える。技術を獲得するつもりならガードなしで飛び込むのがいいと思う。怖いから簡単なことじゃないけれど。目を開くと神経が開かれるって話が出たが、受信の場で全解放しないのは勿体ない。縁があって受信の機会を設けたなら、一回信用して、無防備全解放で受けとめたい。そうでないと合う合わないが判断できない。その姿勢を作れるかも才能。そして受け止めてみたけど合わないと思うことは、やめたらいい。取捨、どっちも大事!
(全解放して大丈夫と思える場か、申し込む時にちゃんと吟味することもとても大事。食べ物と同じ。食わず嫌いしない、吟味する、食べるなら全身全霊で味わう。それでダメだ!と思ったら吐き出す。)

教える側には、受け側がどのくらい解放してくれてるかよく伝わるし、参加者みんながそうしてくれてる場はぐんぐん動いて楽しい。どちらの立場にいても、そういう場にするよう心がけている。


山下さんはワークインプログレスの最終日にはチューニングに駆けつけてくれます。
それまで各自、今日までのことを活かしてまた積んでくるでしょう。

2015『やわらかな鎖』の稽古でも山下さんが補佐でついてくれたが、その時は公演に向けての稽古なので、ここまで細かくパーソナルチューニングはしなかった。今回こうやってがっつり時間をとって、やったり見たりすることができて、当時聞いたことの意図がよりわかったり、自分が最近考えていたことと繋がったりして、非常に有意義で濃い時間でした。


次回はKouさんの「空間を支配する身体と動き」。楽しみです!

そういえば5月2日、WIP本番にはアフタートークが開催されます。
idenshi195 第0回公演と呼ばれている「潮騒の祈り」の出演者三人と高橋さんが登壇します。
(高橋郁子・東野醒子・山下亜矢香・こもだまり)
まん延防止法適用でまだまだ対策厳重にせねばならぬ時期ですが、こちらもぜひお楽しみに。


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まだ間に合う!
オンライン見学のお申込はこちら 
※ワークショップ全7回とワークインプログレスの稽古までが対象
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2021/3/10水〜4/25日 週1×7回
idenshi195 春のスペシャルワークショップ「本来の声で空間を変える」

idenshi2021ws

【内容】(URLはWSのレポート)
々嶌臓У瓩瓩蕕譴詛侏イ虜澆衒(俳優:東野醒子)
http://komodamari.blog.jp/ws2021i-1.html
 
講座:能とは、船弁慶とは(能楽師:川瀬隆士)
http://komodamari.blog.jp/ws2021i-2.html

実技:即興感覚を磨く(俳優・インプロバイザー:槙尾ユウスケ)
http://komodamari.blog.jp/ws2021i-3.html

ぜ袖察唯一無二の声を発見する(俳優・声優・ボイスチューナー:山下亜矢香)
http://komodamari.blog.jp/ws2021i-4.html

ゼ袖察唯一無二の声で奏でる(俳優・声優・ボイスチューナー:山下亜矢香)
http://komodamari.blog.jp/ws2021i-5.html

次回 実技:空間を支配する身体と動き(ダンサー・役者専門パーソナルトレーナー:Kou)

次次回 Ъ袖察В吋掘璽鵑鮗尊櫃冒呂襦idenshi195主宰・脚本演出家:高橋郁子)


■配信内容■
・スペシャルワークショップ全7回分と、ワークインプログレス4/30、5/1、5/2合同稽古まで
(配信される組はA、Bいずれかです)

※ワークインプログレス本番(5/2夜)は別途チケットが必要 ※5/1情報公開します
※私はワークインプログレスにゲスト出演します
※ワークインプログレスとは、製作途中の作品のことを意味し、
WS終了後、受講者の数名と共に『朗読 原爆詩集』を作ります。

■配信期間■
・スペシャルワークショップ7回分:3/15(月)〜4/30(金)23:59
・ワークインプログレス稽古3回分 :5/3(月)〜5/11(火)23:59

https://idenshi195.com/workshop01/kengaku/

■費用(全10回/WIP本番は除く)
^貳漫12,800円(テキスト付)
一般:12,000円
2餔:10.800円(テキスト付)
げ餔:10,000円 

【注意事項】
・撮影・録音はかたくお断りいたします。
・映像は定点撮影・録音です。
・公演の配信映像等とは音質が異なります。(2021.03.15追記)

ワークインプログレス『朗読 原爆詩集』は別途チケット販売です。
これについてもそろそろ書かなきゃですね。