小道具の用意をしていたら朝方になっていた。
いつものことだ。でも喉に影響するので早く寝なければと思いつつ、最後の告知記事をあげて、iPhoneで目覚ましをかけてベッドに入ったらtwitterの通知音が。さては…まだ起きている人が…?
(1時間前の業務連絡のときお互い喉の為に早く眠れと忠告しあったのに。)
本日の小道具は、いつもの麻邑楽鈴のほかに、たくさんの名前の札たち。
これまでわたしが演じた役の名前を34枚。そのほか22枚、合計56枚の札を使う演出。
前日の夜まで悩んだけど、いいところに着地したと思う。
自宅で実験した際にはぐれた名札が4枚見つかったので、本当は60枚というピタリ賞だったみたい。
役名は思い出せないものもあったし、「女」とか「母」「犬」「イソギンチャク」「蠅」など明確な名前でないもの(名詞)は今回は除外してある。改めて、たくさんの役を演じたなあと感慨深かった。ひとつひとつの名前に思い出がある。わたしの人生でもある他人の人生。共演した人々や、お客様には「あっ」て思う名前もあったかな。どれも、わたしです。

ライブの冒頭MCが「今日は寺山修司がある女優に書いた詩から始めていきたいと思います」だったので、1枚目の名前は[寺山修司]だった。
いつものことだ。でも喉に影響するので早く寝なければと思いつつ、最後の告知記事をあげて、iPhoneで目覚ましをかけてベッドに入ったらtwitterの通知音が。さては…まだ起きている人が…?
(1時間前の業務連絡のときお互い喉の為に早く眠れと忠告しあったのに。)
【2014.11.29 麻邑楽 戯楽曲『失名』
@渋谷Last Waltz 25分セットリスト】
「弟4回 東日本とライブハウスの為のイベント」内
「わたしは物語の中の名前で呼ばれるうちに本当の名前を見失った。名無しの鬼のかくれんぼ。誰も、わたしの名前を知らない。」(撮影:あやめさん)
0.銀幕哀吟・序
1.名前も知らない
2.都忘れ
3.臘月記(詩:石井飛鳥[虚飾集団廻天百眼])
4.銀幕哀吟(詩:寺山修司 曲:朝比奈尚行[時々自動])
5.鬼の帰り道
6.赤猫座(詩:石井飛鳥[虚飾集団廻天百眼])
※台詞引用:岸田理生「リオ版身毒丸」
※作詞 作曲:西邑卓哲
※脚本 演出:こもだまり
本日の小道具は、いつもの麻邑楽鈴のほかに、たくさんの名前の札たち。
これまでわたしが演じた役の名前を34枚。そのほか22枚、合計56枚の札を使う演出。
前日の夜まで悩んだけど、いいところに着地したと思う。
自宅で実験した際にはぐれた名札が4枚見つかったので、本当は60枚というピタリ賞だったみたい。
役名は思い出せないものもあったし、「女」とか「母」「犬」「イソギンチャク」「蠅」など明確な名前でないもの(名詞)は今回は除外してある。改めて、たくさんの役を演じたなあと感慨深かった。ひとつひとつの名前に思い出がある。わたしの人生でもある他人の人生。共演した人々や、お客様には「あっ」て思う名前もあったかな。どれも、わたしです。

ライブの冒頭MCが「今日は寺山修司がある女優に書いた詩から始めていきたいと思います」だったので、1枚目の名前は[寺山修司]だった。
「5分押しです」って聞いて、まだ時間あるからって安心して機材トラブル対応をしてたら、2分押しくらいのタイミングで舞台明かりがついて、「えっ?」と顔を見合わせる。そんな始まりだったが、客席は温かく、楽しかった。1曲目の『名前も知らない』は何度もやってる慣れ親しんだ曲なのに、やったことない間違いをして、しかし逆にそれによってふっきれて、そこからちょっとしたスランプだった点が解消されたという不幸中の幸い。転んでも只では起きない麻邑楽と呼んでほしい(いやもう転びたくない!)。
このライブは『銀幕哀吟』をカバーする事を最初に決めたため、この曲中心に構成。
天井桟敷で新高恵子さんが語った詩に朝比奈尚行さん(時々自動)が曲を書いて、今年9月の青蛾館『星の王子さま』(作:寺山修司)の劇中、わたしと未唯-mie-さんで歌った曲。
この詩が女優の思い出語りなので、女優の話にしようって点からこの構成台本が作られた。
『臘月記』の前後にはさんだ台詞は『臘月記』の咲良の台詞と見せかけて、双子のようによく似ている『リオ版身毒丸』の撫子の台詞。微妙な差だけど、麻邑楽にはこちらが合う。去年のリオフェスの青蛾館で、わたしは撫子の影の役で語ったから、わたしがやった名前のひとつだし(という事には、帰り道でさっき気付いたのだが)。
そして最終リハ後に思いついた手品まがいの仕草、お客様にはちゃんと文字が見えたのだろうか。
この瞬間が一番ドキドキだった(笑) まあ、またいつか使うかもなので種明かしはしないけど、思いついてすぐ出来ちゃうレベルのこと。とはいえ今日リハ前(生アムのリハで轟音の中)卓哲さんに「(見て)」ってやってみせたら「?!」ってなってたから自信を持って臨めた。いい相棒だと思った。
もうひとつ、今日の衣装メイクなど。
「冬の麻邑楽」と言ったからわたしは首にもふもふを巻いた。花はいつも通りふたつ。踏みしめるために裸足、そして小道具があったので初めてのスタンドマイク歌唱も。初めて麻邑楽曲を立って歌ったのは11/5、それまで劇中歌のカバーは立って、オリジナルは座って歌っていた。ちょっとずついろいろバリエーションが増えている。
卓哲さんはメイク中に、思いついたように「ここに文字書いて!」って言って筆を渡してきたので言われるまま書いたのだが、見えたのだろうか…首に書かれた文字は。睡眠不足の人の頭の中はわからぬ。
(と書いたけれど、思い返せばわたしが20代の頃、劇団内メイク大会で大賞を取ったとき、わたしはおでこに「あきちゃん、ここに文字書いて!」と依頼したので、共通点があるのかもしれない。しかもその時わたしは睡眠不足ではなかった。)

そんな今日の麻邑楽-moura-。
卓哲さんの赤髪に合わせて、目尻に紅。
お詫び。
今日発売かも、と言ってた麻邑楽の音源は、卓哲さんの本家・FOXPILL CULT新譜の全国流通がめでたく2015年1月7日に決定したので、その為の作業の関係で先延ばしにしました。楽しみにしてくれてたお客様ありがとうございます&ごめんなさい。でも、慌てて間に合わせるよりも落ちついていいもの作りたいので、もうしばしお待ちください。それぞれ12月は本家の公演とライブを経て、パワーアップして戻って来ます。お年玉を取っておいてください(笑)。
そしてそうだ!新譜『邪宗門』をタワレコ渋谷店で予約すると特典で「青盤」、DISK UNIONで予約すると「赤盤」という未発表5曲入りミニアルバムがつくそうです。よかったらそちらもご利用くださいませ。(わたしも新譜本体にコーラス等で7曲参加しております。)特典情報は決まり次第、FOXPILL CULTサイトにて発表されます。わたしの日誌にも情報掲載しますね。
おまけ。

昨日のtwitterにあげたこれは、「西邑卓哲」という文字の残骸だったのだけどわかったかな。
人の名前って難しい。そしてどうも気に入らなくてこんなに失敗してしまった。
なんかごめんなさい。だけど自分のならまだしも、こんなにたくさん人の名前書くことって、なかなかないことだ。

楽屋にて、本日の相棒とわたし。
ありがと相棒。
今日も、そして5/5より見てくださったり応援してくれたすべての皆様に感謝!
今年の麻邑楽はこれでおしまい。
また来年、お会いしましょう!(まだ昭和精吾公演も年越しライブもあるけどね!)
そして生アム(UM-アム-がドラムとベースをゲストに迎えての生演奏バージョン)は、打ち込みとは別のものだった。いつものまとまった美しさではなく、強い、固い音楽。
このライブは『銀幕哀吟』をカバーする事を最初に決めたため、この曲中心に構成。
天井桟敷で新高恵子さんが語った詩に朝比奈尚行さん(時々自動)が曲を書いて、今年9月の青蛾館『星の王子さま』(作:寺山修司)の劇中、わたしと未唯-mie-さんで歌った曲。
この詩が女優の思い出語りなので、女優の話にしようって点からこの構成台本が作られた。
『臘月記』の前後にはさんだ台詞は『臘月記』の咲良の台詞と見せかけて、双子のようによく似ている『リオ版身毒丸』の撫子の台詞。微妙な差だけど、麻邑楽にはこちらが合う。去年のリオフェスの青蛾館で、わたしは撫子の影の役で語ったから、わたしがやった名前のひとつだし(という事には、帰り道でさっき気付いたのだが)。
そして最終リハ後に思いついた手品まがいの仕草、お客様にはちゃんと文字が見えたのだろうか。
この瞬間が一番ドキドキだった(笑) まあ、またいつか使うかもなので種明かしはしないけど、思いついてすぐ出来ちゃうレベルのこと。とはいえ今日リハ前(生アムのリハで轟音の中)卓哲さんに「(見て)」ってやってみせたら「?!」ってなってたから自信を持って臨めた。いい相棒だと思った。
もうひとつ、今日の衣装メイクなど。
「冬の麻邑楽」と言ったからわたしは首にもふもふを巻いた。花はいつも通りふたつ。踏みしめるために裸足、そして小道具があったので初めてのスタンドマイク歌唱も。初めて麻邑楽曲を立って歌ったのは11/5、それまで劇中歌のカバーは立って、オリジナルは座って歌っていた。ちょっとずついろいろバリエーションが増えている。
卓哲さんはメイク中に、思いついたように「ここに文字書いて!」って言って筆を渡してきたので言われるまま書いたのだが、見えたのだろうか…首に書かれた文字は。睡眠不足の人の頭の中はわからぬ。
(と書いたけれど、思い返せばわたしが20代の頃、劇団内メイク大会で大賞を取ったとき、わたしはおでこに「あきちゃん、ここに文字書いて!」と依頼したので、共通点があるのかもしれない。しかもその時わたしは睡眠不足ではなかった。)

そんな今日の麻邑楽-moura-。
卓哲さんの赤髪に合わせて、目尻に紅。
お詫び。
今日発売かも、と言ってた麻邑楽の音源は、卓哲さんの本家・FOXPILL CULT新譜の全国流通がめでたく2015年1月7日に決定したので、その為の作業の関係で先延ばしにしました。楽しみにしてくれてたお客様ありがとうございます&ごめんなさい。でも、慌てて間に合わせるよりも落ちついていいもの作りたいので、もうしばしお待ちください。それぞれ12月は本家の公演とライブを経て、パワーアップして戻って来ます。お年玉を取っておいてください(笑)。
そしてそうだ!新譜『邪宗門』をタワレコ渋谷店で予約すると特典で「青盤」、DISK UNIONで予約すると「赤盤」という未発表5曲入りミニアルバムがつくそうです。よかったらそちらもご利用くださいませ。(わたしも新譜本体にコーラス等で7曲参加しております。)特典情報は決まり次第、FOXPILL CULTサイトにて発表されます。わたしの日誌にも情報掲載しますね。
おまけ。

昨日のtwitterにあげたこれは、「西邑卓哲」という文字の残骸だったのだけどわかったかな。
人の名前って難しい。そしてどうも気に入らなくてこんなに失敗してしまった。
なんかごめんなさい。だけど自分のならまだしも、こんなにたくさん人の名前書くことって、なかなかないことだ。

楽屋にて、本日の相棒とわたし。
ありがと相棒。
今日も、そして5/5より見てくださったり応援してくれたすべての皆様に感謝!
今年の麻邑楽はこれでおしまい。
また来年、お会いしましょう!(まだ昭和精吾公演も年越しライブもあるけどね!)
そして生アム(UM-アム-がドラムとベースをゲストに迎えての生演奏バージョン)は、打ち込みとは別のものだった。いつものまとまった美しさではなく、強い、固い音楽。