大原とき緒さんが監督した『ナゴシノハラエ』上映会へ。
数年前に撮影したのだけど、ずっとタイミングが合わずに完成版を見られていなかった。
母役の、とき緒さんの衣装はわたし監修だったのもあり、浴衣を着て行った。

わたしの役は『ビンヅメノジゴク』(夢野久作の『瓶詰の地獄』より抜粋)を上演している劇団員で、わたしが兄役、野口有紀ちゃんが妹役。いまは無き神楽坂die-pratzeで撮影している。演出はメインキャストの土山壮也さん(劇団め組)だった。土山兄さんとは『Bon Voyage!』という舞台で恋人役(?)で共演したご縁がある。

撮影したあとどう撮れていたかもチェックしなかった。演劇ではだいたい想像がつくけど、映像は経験が少ないからどんな具合か実感がなくてドキドキだった。結果はまさかの、想像通りの出来だった。ちょうどこのくらいだろうと思っていた通り。「もっと出来てると思ったのに」でもなく「思ってたよりいいね」のどっちかだと予想してたから不思議だった。


作品は、世代や人物について(双子や呼び名が混ざって)敢えて錯誤を狙っているようで複雑なところもあるが、基本は『MATSU⭐︎KAZE』と同じく不在の(捕えられない)男を待つ女を描いているのでわかりやすかった。

今後も映画祭などでの地方上映の企画を精力的に進めているようなので、上映の機会があればtwitterなどで告知するつもりです。どうぞ今後もよろしくお願いします。

学生時代のバイト先での知り合いである女優の西田夏奈子ちゃんに会って、びっくり。別ルートでとき緒さんと知り合って『ナゴシノハラエ』上映会のイベントに出演したのだそうだ。


同じ回を見に来ていた、昔の劇団やダンス仲間の保さんと諏訪ちゃんと、当日誕生日だった保さんのお誕生祝いを兼ねて飲みに行った。数年一緒に活動した仲間とは、しばらく会っていなくても少しのチューニングで言葉が通じるようになる。楽しかった。



浴衣:綿混紡のストライプ着物を浴衣として着用
帯:ボーダーの絽の半幅帯
帯飾り:人の顔型(とき緒さんのプレゼント)