5月1日の深夜というか5月2日(藤田幸也氏の誕生日)なりたての深夜に、
お誕生日に華を添えられたらと急遽上演いたしました麻人楽のクレジットを記載します。

麻人楽音楽劇09『犬神抄+k』
〜寺山修司「仮面劇・犬神」より(16分ver.)

2017年5月1日(月)27:00-27:20 新宿 LOFT
[構成・演出]こもだまり
[音楽・映像]西邑卓哲(FOXPILL CULT)



[出演]
月雄:こもだまり(昭和精吾事務所)
鬼の影(シロ):左右田歌鈴
影=詩人:鋤柄拓也
鬼:シロ(昭和精吾事務所)

花嫁(映像):稲川実加
母(映像):こもだまり(昭和精吾事務所)

夫(月雄の父)の声:麻宮チヒロ(舞台芸術創造機関SAI)
近所の女の声:犬神凶子(犬神サアカス團) ※特別出演

先祖の声:のぐち和美(青蛾館) ※特別出演
男の声:イッキ(昭和精吾事務所/アクロス・エンタテインメント)


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[使用楽曲]
曲/西邑卓哲(FOXPILL CULT)・歌/麻邑楽(こもだまり×西邑卓哲)
亡き母の歌 詞/寺山修司
四つ足 詞/寺山修司
鬼の帰り道 詞/西邑卓哲(FOXPILL CULT)


[スタッフ]
音響映像オペ:西邑卓哲(FOXPILL CULT)
PA:新宿LOFT
衣装(鬼の影):左右田歌鈴
書(母):稲川実加


[協力]
株式会社テラヤマ・ワールド
昭和精吾事務所
FOXPILL CULT
青蛾館
犬神サアカス團
アクロスエンタテインメント
舞台芸術創造機関SAI
虚飾集団廻天百眼


この日はわたしと歌鈴ちゃんと西邑さんが次の出番の百眼ショウと掛け持ちで、バッタバタしてて集合写真がありません。記録映像は撮ってたけれど、カメラ本体で音声だけチェックをしたときに撮った、モニターの写メしかいまはありません。すっきーごめん…。(映像を手に入れたらもう少しだけきれいな画像を追加します)
☞(やじるし)が指しているのが鋤柄さんの勇姿です。
(どなたか写真お持ちでしたらぜひお知らせください)





さみしいので過去上演時の写真をもう一度。
このあとの本番写真すべて[写真:荒川れいこ(zoisite) 2016.1.20] 







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影=詩人:鋤柄拓也[Sukigara Takuya]
今回の役「影=詩人」は、黒シャツ・黒パンツにブーツという洋装に黒い着物を羽織った姿で、白い本を持って登場。今までにない、外の世界からこちらを覗く存在としての語り部。
月雄とシロの物語を声にし、外と物語世界を繋ぐ文字通りの「語り部」として存在。

その設定ゆえに、うちわ面を操る姿が「本当は語っている場面」と感じられたり、
すべてを語り終えて月雄とシロが居なくなってしまったあと、不在の場を眺める姿がいままでと違う意味を持っていた。

彼とは青蛾館の『仮面劇・犬神』で共演している。麻宮チヒロ氏と同類の、高めなのに深い響きも持つ声質。出演オファーを「僕『犬神』好きだしやります」と即答で受諾。
台詞の読みを宅録データを送ってもらったところ、既に雰囲気が出来上がっていたのでどういう感じで作ったのか聞くと「こもださんの女詩人が頭に残ってるからなんとなく」とのことだった。それはもう何年も前のことなのに!
急遽の依頼で稽古時間は少なく、「覚えず朗読でいい」と言ったが自主的にすべての台詞を覚え、自主稽古を重ねぐんぐんよくなっていった(のが稽古の隙間に漏れ聞こえていた)ので私も欲が出て、当日BLITZ本番を終えてLOFTに移動する間にまで細かいオファーを出し続けた。その場ですぐやって聞かせてくれるので修正がとにかく早い。オファーをほぼ全てこなし、西邑さんを「本番は稽古より格段によかった!」と驚かせたほどの進化だった。想像以上のナイスキャスティング。

 
返してもらった小道具の台本を、帰宅して荷解きして片付けるときに見て「そりゃ進化するはずだわ」と納得。細かくプランが記入されていた。ありがとう。
ちょっと感動したことは…本人には言わないでおこう。調子に乗るタイプだから(笑)



(2枚目は当日のもの。本人twitterより拝借)
鬼の影(シロ):左右田歌鈴[Souda Karin]
台詞はなく、目線や距離で関係や感情を表す難役。三度めだから安心して任せられた。
この日歌鈴ちゃんはKαinライブを含め、4つの顔を作りました。その三つ目がこちら、青い眼のシロの本体。
メイクを表現としてきちんと作り込む人。ほかのいろんなものへの姿勢も同じ。

台詞がないこともあり、『犬神抄』は彼女と目で会話する場面がいくつもある。この三度の物語のあいだ、どれだけ見つめあったことだろう。月雄を独りにしないでくれてありがとう。



月雄:こもだまり +鬼:シロ (昭和精吾事務所)
三度めの月雄とシロ。
今回のシロはトリミング(?)を経て、真っ白になって歯も増えたちょっと若返ったシロ。
きれいにしたのはこの公演が決まる前だった。きれいになったから人前に出たくて、シロ自ら出番を捻出したのかな? 初めて見る共演者もお客様も「シロかわいい」と褒めてくださるもので、シロ(と親バカのわたし)はご機嫌でした。(よくよく考えちゃったら犬神で生首ですけど、かわいいって言っていただけて幸いです)

Kαinライブに折り込ませてもらった昭和精吾事務所のチラシは、こもだ推しとみせかけて


シロ推しでした。(写真は荒川れいこさん)
5月1日のためだけに刷ったチラシ。深夜ライブを見てくださったお客様は、このチラシがこの演目だったと気づいてくださったでしょうか。



シロとロフト出演記念にツーショット撮ってたら、すっきーに盗撮されてた(笑)
 



音楽・映像 製作&オペ:西邑卓哲(FOXPILL CULT)
これのために事前に映像編集直しと稽古に付き合ってもらい、当日はFOXPILL CULT(ギターヴォーカル)と麻人楽と百眼(ドラム演奏)のはしごのフル稼働でした。いつも惜しまず力をくれてありがとうございます。

百眼の出番が終わったあと、百眼の面々が西邑さんとツーショット撮るのを見て「!! そういうの全然忘れてた!」と我々も撮ったけど(そもそも歌鈴ちゃんもわたしも百眼ショウ用のメイクに変わってしまってるし)、西邑さんが見たことないほどの魂の抜けたお顔なので自粛としました(笑)。


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当日会場にいたため、当然の顔でスクリーンの準備を手伝ってくれた、音声出演の麻宮チヒロ氏、映像・音声出演の稲川実加氏。
音声特別出演の、青蛾館・のぐち和美氏と犬神サーカス団・犬神凶子氏。
そしてこの上演機会をくださった藤田幸也氏。
BLITZの荷物と一緒に麻人楽の大量の道具たち(シロやスクリーンやオペ機材)も車に乗せてくれた廻天百眼チーム、麻人楽物販も一緒に見ててくれた百眼物販の雨憑朱里さんとドドメリナさん。


以上の皆様のお力で、皆様にまた『犬神抄』をお披露目することができました。
三度にわたって少しずつ違う解釈で上演できたこと、一回ごとに発見があって、作品を深く味わうことができてとてもいい経験でした。
『+k』のkは、お察しの通り、「影」と「Kαin」のkでした。


おまけ。

シロは知らないとこで営業活動してくれてたみたいで、ツーショット写真が頻発。
皆様シロを可愛がってくださってありがとうございました。

(稲川実加さんと)


(廻天百眼 桜井咲黒さん・十三月紅夜さんと)


(朝帰りの池袋で麻人楽パスを持ったドドメと出演者3人が出くわした記念写真)




幸也さんが麻人楽についてツイッターでコメントしてくださった。
(あんまり嬉しかったのでスクショしてしまいました)
幸也さんはこの日BLITZでワンマンライブをして、LOFTでもソロライブを務め、翌日(というかこの日の)夜もBLITZでワンマンライブだというのに!最後まで!すべての演目を見ておられた。
ありがとうございました。
あらためまして、お誕生日おめでとうございました!