ことのはboxによる4バージョン同時上演企画『楽屋』、我が班もあと3回になりました。

平成生まれの、なんなら産めたくらいの世代の女優陣3人とともに
舞台監督として共通の知り合いがとても多いことがわかった吉川さんの脚色・演出。

清水邦夫さんは昭和11年生まれ、つまり寺山さんと同世代。
この作品がチェーホフ「かもめ」「三人姉妹」を多く引用しているので新劇の人って思い込んでいたけれど、清水邦夫さん自体は早稲田で蜷川さんと組んだりしていたバリバリのアングラ世代のかたでした。
そしてご存命で、上演許可をくださる際にはきちんと全部読んで、納得した上で許可をくださるのだそうです。吉川班を観劇したかたが「よくこの書き換えが許されたね」と驚いてらっしゃいました。
4ver.同時上演だからできた離れ業。つまりもうこんな楽屋を見る機会はないと思います。

『楽屋』をよく知るかたは、作品が纏う新しい上着と、これだけ変えてもなお残る幹の部分を味わうことができると思います。
『楽屋』を知らないかたや、演劇をあまり見たことないかたは、シンプルに、ともに女優4人とともに、71分を駆け抜けてください。


共演者紹介!

女優B:飯田 來麗(いいだらうら)さん https://twitter.com/iidaraura
もとアイドル(さくら学院を卒業)。22歳だけど、6歳から子役を始めててキャリアは長い。
こんな時期だから初対面はマスクだったけど、逆に見えてる目の部分の美しさを際立たせてて、びっくりした。媚びないまっすぐさを持ちながら、オーダーへの処理能力は早い。
さくら学院時代もパフォーマンス委員長として周りを見てきた経験あってか、人の世話するのが苦じゃないみたい。女優CとDのヘアメイクは、らうちゃんがしている(得意らしい)。

わたしとのシーンが多く、大変お世話になった。
コメディのノリもわからないし、超早口で台詞を出し合う「早回し」ってのが稽古最終日までできなかったけど、あきらめず付き合ってくれて感謝。

女優C:藤原亜紀乃(ふじわらあきの)さん https://twitter.com/akitknn
現役アイドル。恵比寿★マスカッツメンバー。Cは膨大な長台詞の役だけど、稽古初日には全部入ってた。あっきぃとの絡みはほとんどないんだけど、コメディに手こずってる私にそっとアドバイスくれたり、研究熱心だし、視野が広い人だなと思う。さりげなく気を遣ってくれる。

女優D:岩本樹里さん https://twitter.com/ririri_min
マイペースで、ぶれないのが強みか。「いや、それだとできないんで」ってなかなか稽古場で聞かないと思うんだけど(笑)、一個の疑いもなくそう言ってくるのが面白い。
樹里ちゃんは劇場に入ってから結構進化した。キャリアは長くないらしいが、作品とか演出とか共演者、いい出会いによっては化けそうな予感。


うちはそんな座組です。
班ごとにカラーが違うのでぜひ見比べて楽しんでほしいです。


日本で最も上演されていると言われる清水邦夫の1977年初上演の名作戯曲『楽屋』を
令和を舞台にコメディとして大胆に再構築し、駆け抜ける71分!

楽屋4チーム

【吉川班 残スケジュール】
8/27木19:30
8/28金17:00
8/29土19:30(完売御礼)

▶︎ご予約(当日精算)
・カルテットオンライン(公演前日の23:59まで稼働)
https://www.quartet-online.net/ticket/15th?m=0pidcab

日時指定 全席自由席
・一般 = 前売 3,500 円 当日 4,000 円
・リピート割 = 予約・当日 3,000 円 (当日受付にて半券提示)

光と闇が共存し、幽玄の空気を感じる岡崎班。
男性故にか、女性性と女優を深く抉る酒井班。
演劇的演出、新旧女優のドラマを前面に押し出した原田班。
恐らく楽屋史上最速テンポで台詞を放ち駆け抜ける所存のコメディ、我が吉川班。


他班のかたとも入替わり時間に交流できて、楽しいです。
岡崎班女優Cの箕輪菜穂江さんが「こもださんて歌もやってらっしゃる?」と。理由を訊いたら「わたしもクラシックやってるんですけど、歌う人は声の響きが縦なんです。こもださんの台詞聞いててそう思ったから」とのことでした。改めて詳しくお聞きしたい話。
岡崎班が4班中一番、戯曲の世界観に寄り添った作りで、時代性(衣装やメイクや道具)にこだわってて非常にみやすい。箕輪さんのCも、いかにも洋物のヒロインといった感じのピンクのお嬢さんドレスにツインテリボンといういでたち。振る舞いも(ミュージカルやるかただからか)お辞儀ひとつとってもいかにも舞台女優、といった感じでいい。
見学に行った通し稽古前、箕輪さんが呼んだベテランのメイクさん(お名前伺わなかった)が、「各女優の生きた時代感」をきっちりと具現化していくのが面白くて、見学していたら、いろいろお話ししてくださった。「この時代だと前髪は巻いてて、頭頂も逆毛でふんわりさせるのよ」「メイクはこの色を大きめに塗って・・・」とか。(「アリスオブザデッド」の柚木が、メイクで昭和の明菜ちゃんになったときの衝撃を思い出した)
「この人の生きてた昭和の時代にこんなキンキラのメイク道具はなかったから、これは使わないほうがいいわ。そういう細かなこだわりが、たとえお客様に見えなくても、演技に乗っかってくるのよ」まったくその通りだと思う。バックボーンを埋めてるかどうかで、ほんのちょっとの動作も変わってくるのを知っている。(演出家として見ても、そういう演者の思考を垣間見るのはすごく楽しい)
箕輪さんが後日、「あのかたは、『私は話せばどういう女優かわかるんだから』って言うかたなんですけど、こもださんのこと、『あの子はいい女優よ』って褒めてました」と報告してくれた。一個も演技見てないのに…!? 光栄なことです。


【公演全体】

楽屋おもて

楽屋裏

楽屋4チーム


ことのは box 第 15 回公演
『楽屋 ー流れ去るものはやがてなつかしきー』

作:清水邦夫
演出:岡崎良彦 / 吉川尚志(劇団 SURF SHOP) / 酒井菜月 / 原田直樹

◎日程
2020 年 8 月 22 日(土)〜30 日(日)


◎あらすじ
とある劇場でチェーホフの『かもめ』が上演されている。
その楽屋では2人の女優が出番を待ちながら化粧をし続けている。
そこへシーンの合間に主演女優が戻ってくると、かつて彼女のプロンプターを務めていた若き女優が現れる。病院を抜け出してきたかのような枕を抱いた若き女優は「主役を返せ!」と主演女優に迫るのだが…。

◎日程・公演スケジュール

※吉川班に出演します
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8月
22 日(土) 17:00(酒井) / 19:30(原田)
23 日(日) 17:00(岡崎) / 19:30(吉川)
24 日(月) 12:00(原田) / 14:30(酒井) / 17:00(吉川) / 19:30(岡崎)
25 日(火) 14:30(吉川) / 19:30(岡崎)
26 日(水) 14:30(酒井) / 19:30(原田)

27 日(木) 14:30(原田) / 17:00(岡崎) / 19:30(吉川)
28 日(金) 14:30(岡崎) / 17:00(吉川) / 19:30(酒井)
29 日(土) 12:00(原田) / 14:30(酒井) / 17:00(岡崎) / 19:30(吉川)
30 日(日) 14:30(原田) / 17:00(酒井)

※受付は開演の45分前、開場は開演の30分前
※未就学児童の入場はご遠慮下さい


◎チケット料金
日時指定 全席自由席

・一般 = 前売 3,500 円 当日 4,000 円
・リピート割 = 前売・当日 3,000 円 (当日受付にて半券提示)


◎ご予約(当日精算)

・カルテットオンライン(前日の23:59まで稼働)
https://www.quartet-online.net/ticket/15th?m=0pidcab



◎会場
シアター風姿花伝

〒161-0032 東京都新宿区中落合 2-1-10
風姿花伝map_t

JR山手線「目白駅」 徒歩18 分
都営大江戸線「落合南長崎駅」徒歩12分
西武池袋線「椎名町駅」 徒歩8分
西武新宿線「下落合駅」 徒歩10 分



◎スタッフ
舞台美術:荒川真央香 / 照明:正傳静(劇団 背傳館) / 音響:未琴 / 舞台監督:吉川尚志(劇団SURF SHOP) / 衣装:Natsuko. / チラシデザイン:中村翠(愛伝一家) / パンフレット:佐倉和泉 / スチール撮影:瀧本鐘子(sound-beige) / WEBデザイン:古賀留美
プロデューサー:原田直樹 / 制作:ことのはbox / 企画・製作:合同会社LOGOTyPE

◎協力
愛伝一家 / AVILLA / 劇想からまわりえっちゃん / シアターRAKU / GFA / 昭和精吾事務所 / Pave the Way

◎主催リンク
公式サイト https://www.kotonoha-box.com/15th
Twitter https://twitter.com/kotonoha_box